晩秋の小朝日岳〜古寺鉱泉〜360度の大展望
山形県
meiken
- GPS
- 06:55
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 1,070m
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標高グラフを拡大コースタイム
8:00 道迷いしながら登山道へ
8:40 水分、アミノバイタル補給
9:20 一服清水
9:26 ハナヌキ峰分岐
10:35 古寺山山頂
おやつ休憩(大福餅、しょうが紅茶、水)
11:40 小朝日岳山頂
お昼休憩(おにぎり2個、熱い麦茶、水)
12:15 下山開始
13:00 古寺山山頂
13:30 ハナヌキ峰分岐
14:40 古寺鉱泉登山口
| 天候 | 晴れ時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
駐車場は十数台駐車可能です。 簡易トイレが駐車場にあります。 古寺川の橋の手前で鳥原山と古寺山への分岐があります。 橋を渡って古寺鉱泉の宿の横を入って行きますが 登山道の表示の場所で右側に少し登って行きます。 ここがわかりにくくて、まっすぐ行ってぬかるんだ道に入ってしまい 宿のおじさんに大声で呼び止められて戻りました。(~_~;) ブナの尾根道〜ハナヌキ峠分岐〜古寺山と緩やかな登りが続きます。 小動物のフン、獣臭さはブナの尾根道に多いです。(熊の糞もありました) 古寺山山頂〜小朝日岳は展望が素晴らしく大パノラマでした。 この日は暑くて薄手のレイヤー二枚で充分。 半袖で歩かれている方もいました。 山頂は風が冷たいので薄いジャケットを羽織った以外 ほとんど暖かな(歩いているときは暑い!)行程を楽しめました。 温泉は 月山志津温泉、仙臺屋￥500に入りました。 貸し切り状態で、ゆくりのんびりと月山の湯を堪能。 |
写真
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ブナのなよやかな物腰がいいです。
感想
体調も良くなってきて久しぶりに山歩きを前日に思い立つ。
先日テレビで見た田部井淳子さんの番組で朝日連峰が紹介され
どこまで行けるかわからないが小朝日岳、大朝日岳を拝めれば…と思い
暖かなお天気の土曜日早起きして山形道へ。
月山I.Cで下りて月山とは反対の大井沢集落へ車を走らせる。
紅葉が里に下りてきて車から見える景色は朝日に照らされてとてもきれい。
朝日鉱泉からの登山口を探していたのだが古寺鉱泉登山口への標識を見つけて
そちらの方に車で入ってしまった。この計画性の無さ!^_^;
もうすでに7〜8台ほど車が停まっていて泊まりの方たちもいるのかな?
隣に停車された方が地元の鶴岡から何回もここに来ているという方でした。
古寺山〜小朝日岳は日帰りで十分余裕を持って行けると聞いたので
小朝日岳を目指すことにした。
この方は鳥原山〜小朝日岳〜古寺山と周回するロングコースを行くので
小朝日岳でまた会いしましょう言って別れた後、
古寺川の橋を渡り、古寺鉱泉の宿横から登山道へ。
それが、登山道と標識の目印通りに行くと
ぬかるんだ道に入りコンクリートで囲われた取水口?に来てしまい
登山道なのか荒れている道なのかよくわからないでうろうろしていると
下の方から「おーい!」と叫ぶ声がする?
私がうろうろ迷っていると宿のおじさんが「そっちじゃないよ、こっちだよ!」と
わざわざ登山道を知らせに来てくれた。
「迷わないでよ〜!」と半分説教されて
「すみません、ありがとうございます。無事に迷わないで戻ってきます!」と恐縮しながら
気が動顛したままとジグザグの道を登りブナの林の尾根道に出た。
そこで、コピーしてチャック袋に入れた地図を落としたことに気づいて
今更戻るのも疲れるのでそのまま帰り道で拾う事にし前進。。。
ところがそこで熊の糞と思われる、まだ新鮮な状態の糞が目に入り不安になってきた。
クマ鈴を思いっきり鳴らし、手をたたいたりしながら尾根道をしばらく登る。
一服清水、ハナヌキ峠分岐、古寺山へと緩やかな登りがずっと続く。
もう汗びっしょりで暑くて暑くて久しぶりに顔から塩を吹く状態だった。
久しぶりに山らしい山を歩くので体力は大丈夫だろうか…と思うものの
後ろを振り向けば月山が見え、
東には鳥原山につながる山の産毛のようなふわふわした山肌の景色を楽しみ
周囲のいろんな変化を励みにつらい登りもゆっくりと進められる。
ハナヌキ分岐から古寺山の登りに入って間もなくアトリ?の群れに遭遇。
何十羽という鳥の群れ、枝にも笹藪にもあちこちあちこち鳥の声だらけ。
笹藪が揺れた時はさすがにびっくりしたが、たくさんの鳥の熱烈な歓迎を受け
きつい登りに入っていく。
前には小朝日岳が見え
後には月山、葉山、山形平野、東に蔵王連峰も見えて大パノラマを期待。
喘ぎながら古寺山に到着!
小朝日岳、大朝日岳、大朝日につながる朝日連峰の主脈の峰々
あまりにも素晴らしくてわーい!と歓声。
山が見えるとテンション上がりまた歩きたくなる。
小朝日岳まで何としてでも!と気負い起ち再び下って登る。
周囲の峰々と展望の良さに感動しながら
ぜぇぜぇと喘ぎ、下ってきたおじさんに
「もう少しだよ!絶景の御褒美待ってるよ!あと50歩頑張って」と励まされ
とうとう山頂に出た。
あたりは360度の大展望。
素晴らしい景色。紅葉の季節は終われども峰々のラインがはっきりと見えて
晩秋でも色あせた山肌でもお天気良ければすべてよしとまで納得してしまう。
雪渓の残る初夏、花の季節、盛夏の頃、初秋の頃、紅葉の時期
頭の中でいろんな季節を想像しながらこの大パノラマを眺める心地よさ。
ここで再び登山口から鳥原山コースを歩いてきた方と再会。
お昼を食べながら、朝日連峰のいろんなルート、コースの話を聞き
飯豊連峰の方がヒメサユリがたくさんあるとも聞きいろんな山談義で山頂時間を過ごす。
この方、ロングでマイナーなコースを歩くのが好きだとか。(まるで誰かさん?)
一人で歩くのが好きらしく、天気の読みとコースさえ間違わなければ一人で大丈夫だそうです。
先に下山されるので、落とした地図を見つけたら車のワイパーにでも挟んでおいて下さいと
差し出がましいお願いをし、再びお別れしました。
※下山して車にしっかりと落とした地図が添え書きと共に挟んでありました。
このサイトをご覧になっていたら、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます<(_ _)>
大朝日岳への思いを胸に刻み、来年の朝日連峰、飯豊連峰への山旅をシミュレーションするのもまた楽し。
下りるのは勿体ないと思いつつ、パノラマ大展望を見えなくなるまで何度も何度も見渡し
樹林帯に入り、落ち葉の登山道をカサカサ鳴らしながら古寺鉱泉口に着いた。
湧水の美味しさ、久しぶりの汗かき登山、足にも結構ガタツキが来ていたけど
月山志津温泉で疲れを癒し温まって、帰路に着いた。
大満足の、朝日連峰を少し堪能した旅路だった。
紅葉は終わってしまったものの
世界の中心にいるようなパノラマ
峰々の稜線を辿って遠き山を見渡せる展望
陽の光で輝く樹木の幹、幹のシルエットがこんなに綺麗で画になるものだと
今回の旅で得たものは大きい。
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meikenさんはじめまして。
いつも楽しく山レポ読んでおります。
言うほど経験はありませんが、朝日連峰や飯豊連峰は山
深いので歩けば歩くほど味が出てきますよ。
是非。
私事ですが先日熊と遭遇。
色々なことで今までの自分の浅はかな山行を考え直す機
会となりました。
お互いに安全第一で山を楽しみましょう。
では、では。
おつかれさまでした。
大展望でしたね、よかった、よかった
道迷い、気を付けてくださいね
朝日鉱泉行こうとしてたとのこと、一体どのコースを登るつもりだったんでしょうか
志津温泉の仙臺屋さん、おしゃれできれいなところで、私も何回か行ってます…が、ちょっと遠いような
「晩秋に小朝日なんて、なかなかシブいなぁ」と思って記録を見たら、meikenさんでしたか
古寺のてっぺんで朝日の主稜線が見えると、なぜか元気が出ます。いつもの事なのですが不思議です
来年は必ずや大朝日の頂にお立ちになっていることでしょうね
山頂で感動し，下山時には何度も振り返るmeikenさんの様子が目に浮かぶような山行記録でした。
朝日の山旅，本当に満喫されましたね。
自分的にはこの時期の樹木のたたずまいや，色のない景色が結構好きだったりします。
大朝日，来年はぜひ。
多分，meikenさんであれば，kiyoshiさんの言うとおり，日の長い時期には十分大朝日岳までいけると思います。
ちなみに，私たちも来年はもちろん朝日再訪予定です。
コメントありがとうございます。<(_ _)>
朝日連峰ちょこっと齧った程度の山行でしたが
展望の良さに感動してしまいました。
人の生活の形跡のない山々、峰々、空と雲、太陽、風…
テレビで見るより
自分の目でしっかりと確かめられた景色は素晴らしいものです。
gamaoさんのおっしゃる通り、歩けば歩くほどいろんな味わいがあると思います。
朝日、飯豊連峰はここを歩くと北アルプス方面に出向いてもまた戻ってくる方が多いそうです。
来年は朝日周辺うろうろ歩きかも知れません
ところで
クマさん対策ですが
クマ鈴鳴らす、空のペットボトルをつぶしながら音を出す、柏手を打つ、たまに大声あげて見る、音痴でも大声で歌う、などなど
自分の存在を知らせるなどしています。
また、他に登山者がいる事を確認して山に入ります。
私は
自分の五感を働かせて山を歩きたいのでラジオなどは持ちません。
最近はクマも人慣れして来て、クマ鈴聞いても逃げないとか
人の姿見ても平気でゆくりと歩くという話を聞きます。
手をたたくとかペットボトルが一番効果的らしいです。
お互いこれからの安全な山歩き心がけましょう
朝日がこんなに麗しくて感動的とは〜
山に行く気力がまた復活してきました。
思いつきの山行きだったので
軽く地図を見てコースを把握して朝日鉱泉の吊橋経由で
鳥原山に立ち、小朝日、大朝日岳を拝むつもりだったのです。
朝日鉱泉がよくわからず、古寺鉱泉に入って行ってしまったのが運のつき。
鳥原山周回の方に出会って小朝日岳まで行けると言っていただいたので急遽コース変更になりました。
あまりにもいい加減でそれなりに臨機応変でしょう？
確かyamaya7さんと障子ヶ岳周回されましたよね。
障子ヶ岳もひときわ目立って、おいで〜と呼ばれている気がしました。
来年はいろんなコースを歩いてみたいですね〜
以東岳〜大朝日岳のコースが目指すルートです。（いつ実現するか…）
仙臺屋はお気に入りの温泉です。（遠いけど）
大井沢温泉、通り過ぎてしまって引き返すのが面倒でそのまま月山方面に行ってしまいました。
次の機会に入ります。
晩秋に小朝日まで行ったシブい私です
お天気に恵まれ素晴らしい展望でした。
夏に大朝日岳まで歩かれたのですね〜。
ヒメサユリ是非見たいです。
園芸ショップで売り物は見た事ありますが
自然に群生しているのをしっかり眺めたいですね〜
日帰りで大朝日まで歩けるとは…
私もシブくトライしてみようかな
コメントありがとうございます。
山頂に立つたびに感動の雄叫びを上げている私です。
下山するのが勿体ないぐらい後ろ髪引かれる思いで何度も振り返りました。
後光の射す小朝日岳、神がかり的でした。
落葉してしまった樹木の幹が陽に照らされて美しいものですね。
自然の成す芸術的な美しさにまた感動してしまいます。
日常の些細な気がかりな事が昇華されてゆくようですっきりした気持ちになります。
また、山に行く気力も出てきました。
なんて、心身ともに健康的なんだろう
朝日のいろんなルートで歩いてみたいですね。
お二人の歩かれるルート楽しみです。
大絶景の山行、写真の数々を見てうっとりしてしまいました。
meikenさん、山々に歓迎されています。確実に！
私たちが行ったときはほぼ視界なし・・・だったのであの時本当はこんな世界が広がっていたんだ〜
とうらやましさと、また来年行くからね！と気分が早くも来年の計画にむけて盛り上がってしまいました。
以東岳〜大朝日岳！一番行きたいコースです。
連なる山々を目前に、頭上には高く美しい青空・・・思いっきり背伸びをすると本当に些細なことなどどうでもいいじゃない といった気持ちにさせてくれますね。
こんなに素晴らしい世界に自分の足でやってこれたのだから大丈夫って思います。
にぎやかな紅葉もいいけれど、晩秋の山々の美しさは山の中にはいってこそ味わえるものですね。
きっとmeikenさんは歩いている間ずっとニコニコ顔だったのではないかなぁと思いました。
ちなみに私はいつもにやけてしまいます
「大朝日岳」、確実に大丈夫だと思います
いつもいつも丁寧なコメントありがとうございます。
朝日はお天気良ければ本当に素晴らしい山々です。
来年こそは是非、天気読みしながら絶景と展望を味わってくださいね
いろんなルートがあるので
それぞれのルートを歩きながら違った景色を楽しめるのがいい！と地元の方はおっしゃっていました。
何度来ても飽きない…一度だけでもその気持ちわかりますね〜。
ところで私は
登山道歩いているときはぜぇぜぇ顔で殆ど喘いでいます。
顔から塩吹いて口のまわりもしょっぱくなっていました。
鏡を見ると白い塩が顔のあちこちに吹いていましたし…
でも立ち止まって景色を眺めると喘ぎ顔もほころびます。
来年もお気に入りの岩手山、初めての裏岩手周辺歩く予定ですが
朝日、飯豊も何回か行くことになりそうです。
keenさんご夫妻も車を得て更に行動範囲広がりますね
是非どこかでお会いしたいものです
お体も回復されたですね。良かったです。
とは言え、小朝日岳まで行かれたのですか。凄いです。
田部井さんの番組、小学校時代のお写真にドキッとしながら見ておりました。
空も雲も稜線も紅葉も、そしてmeikenさんも皆お素敵です。
北蔵王、雁戸山のシルエットは眺めるだけ落ち着きます。
私にはいい薬です。有り難うございました。
今年も早くも木枯らしの季節になり
行きたい山になかなか行けずに終わるのは心残り…ということで
田部井さんの出演番組見て思い切って朝日岳の一部を歩きました。
田部井さんの柔らかな語りと優しい笑顔を見ていると
山は誰にもでも開放されているし決して大変な難しいスポーツではない、日常の一部のような感覚、身近なものと思えます。
kiyoshiさんとの朝日連峰シリーズを今後も楽しみにしております。
次はどのコースを廻られるんでしょう？
というより
家族で山デビューの日がもうすぐ近いのでしょうか？
お子さん、奥様との賑やかな山歩きも楽しそうですね
私の方は、おかげさまで体調も戻りました。
今までの温暖な天気はそう続くはずもなく山も冬へと移り変わっていきます。
yamaya７さんも体調に気をつけて、健全で楽しい山歩きの報告楽しみにしております。
雁戸山Ｖ字シルエットなかなか綺麗に撮れとものだと自負しております
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