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Yamareco

記録ID: 146085
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キャンプ等、その他
北陸

番外編:新潟:親父の墓参り。(ただし、40キロ徒歩で)

2011年10月28日(金) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
42.2km
登り
893m
下り
766m

コースタイム

9:30越後湯沢‐11:45清津峡‐14:00津南役場‐15:00栄村分岐‐15:30親父の実家(ばあちゃん家)
天候 終日、晴れ。
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
往路:大宮から越後湯沢‐上越新幹線。
復路:森宮野原から越後湯沢‐南越後観光バス。
コース状況/
危険箇所等
危険個所特になかったが、道路工事が多かった。(地震の影響?)
記録みても、歩こうとする人はいないと思うけど・・。
スタート。天気よし、トレランシューズの紐結び直す。
2011年11月01日 14:57撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/1 14:57
スタート。天気よし、トレランシューズの紐結び直す。
山古志村産の見事な錦鯉。
2011年10月28日 09:45撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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10/28 9:45
山古志村産の見事な錦鯉。
湯沢市から南魚沼市へ入る。
2011年11月01日 14:57撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/1 14:57
湯沢市から南魚沼市へ入る。
右から入り左へ出る。ここから峠道。清津峡へ。
2011年10月28日 10:43撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
10/28 10:43
右から入り左へ出る。ここから峠道。清津峡へ。
長いトンネルの中で十日町市に入る。
こんなとこ歩く人俺だけ。
2011年10月28日 10:59撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
10/28 10:59
長いトンネルの中で十日町市に入る。
こんなとこ歩く人俺だけ。
清津峡トンネルへ。「景色良し、脇見注意」と書いてある。
2011年11月01日 14:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/1 14:58
清津峡トンネルへ。「景色良し、脇見注意」と書いてある。
急峻な谷。清津峡。
2011年11月01日 14:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/1 14:58
急峻な谷。清津峡。
いくつかの集落を超えて、やっとこさ、津南町へ入る。しかし、ここからが長き道。
2011年11月01日 14:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/1 14:58
いくつかの集落を超えて、やっとこさ、津南町へ入る。しかし、ここからが長き道。
信濃川。雄大。
2011年11月01日 14:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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信濃川。雄大。
ここから先は長野県栄村。新潟県との県境。
2011年11月01日 14:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/1 14:58
ここから先は長野県栄村。新潟県との県境。
ゴール!6時間歩いてやってきました。
2011年10月28日 17:02撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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10/28 17:02
ゴール!6時間歩いてやってきました。
翌朝、母親の実家へ。ここのそばに親父の墓はある。(母の実家と父の実家は近所です)
2011年11月01日 14:59撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/1 14:59
翌朝、母親の実家へ。ここのそばに親父の墓はある。(母の実家と父の実家は近所です)
子供のころ遊んだ神社。アリ地獄という虫で遊んだ。今いない?前来た時は、近くのくるみの木にリスが走り回っていた。
2011年10月29日 10:42撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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10/29 10:42
子供のころ遊んだ神社。アリ地獄という虫で遊んだ。今いない?前来た時は、近くのくるみの木にリスが走り回っていた。
集落にある池。ここに咲く桜にカメラマンさん達が毎年訪れるそうだ。
2011年11月01日 14:59撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/1 14:59
集落にある池。ここに咲く桜にカメラマンさん達が毎年訪れるそうだ。
それがこれ。
2011年10月28日 14:01撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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10/28 14:01
それがこれ。
池の周りにはアキノキリンソウと。
2011年11月01日 14:59撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
11/1 14:59
池の周りにはアキノキリンソウと。
貴重なウメバチソウが普通に咲いている。ここの人たちにはタンポポのようなもの?
2011年11月01日 14:59撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/1 14:59
貴重なウメバチソウが普通に咲いている。ここの人たちにはタンポポのようなもの?
!?おじいさんとロボット。現代アートの作品の一部か。遠くからみたらおじいさん本物かと思った。(この周辺では現代アートの作品が展示されている)好きな人は調べてみてね。
2011年11月01日 14:58撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
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11/1 14:58
!?おじいさんとロボット。現代アートの作品の一部か。遠くからみたらおじいさん本物かと思った。(この周辺では現代アートの作品が展示されている)好きな人は調べてみてね。
撮影機器:

感想

今回は、登山ではありません。個人的な親父の墓参りです。
だけれど、普通に墓参りなど詰まりません。親父を驚かせたい。
そんな思いで、約42キロ(偶然にもマラソンと同距離)新潟越後湯沢駅から津南町のばあちゃんの家まで、国道、県道、峠道、里山、歩き倒してやろうと今回も計画。家族、親戚は「!?」。
あの子はついにおかしくなったのか。
2年前にこの話をしたとき、そんなふうに皆思ったことでしょう。
今回は2度目の挑戦。誰も何も言いません。(呆れられています)
前回の8時間のタイムをどれだけ、縮められるか、挑戦です。
本当に個人的な挑戦です。個人的な記録なので、つまらないものです。
つまらないものですが、この新潟、越後湯沢から清津峡(日本3大渓谷)を通って、豪雪地帯、津南町を通り、被災地長野県栄村(3.11の翌日起こった震度6強の地震の被災地)へ続く道。なかなか考え深いものがあります。
子供のころ、家族で津南のばあちゃんの家に遊びに行くことが楽しみでした。東京で生まれ育った子供にとって、田舎は遊びの宝庫でした。冬になれば家の半分は雪で埋まり、近くにかまくらを作って遊びました。春になれば、ふきのとうが顔を出し、山の湧水を飲みました。冷たくて驚きました。
親父は田んぼの水路の脇で鬼ヤンマを待ち伏せするとひょいと、虫取り網で捕まえました。岩魚獲りも見事でした。水中メガネをかけ、川に飛び込むと、ヤスで何匹も突いて見せました。その場で塩焼きにして食べました。味は想像の通りです。
今もほとんど変わらないその風景。大好きな場所です。
そんな場所へ親父を帰してやりたい。3年前、骨壷を持って母親と新幹線に乗ってこの地に帰ってきました。家族3人で帰ってきたのは子供のころ以来かもしれません。
16で東京のラーメン屋で修業。25で今の店を持ち、40年休まず働きました。(今、母が一人でやっています)
65歳の人生、人は短いと言うでしょう。でも人生に長いも短いもありません。その人間がどう生きたかです。一所懸命になれるものを見つけることができたら、本当に幸せなことだと思います。
納骨の日はあいにくの雨。ところが、ばあちゃんが車から降りたとたん、ぱたっと雨がやみ、遠くに虹が出ました。納骨式が終わるとまたすごい雨。あれは、何だったんでしょう。
さて、前回の8時間を大幅に上回り、6時間でゴール。しかし、足はとうに限界を超えています。
テント担いて、10時間歩けるのに、なんでしょうか。この舗装された道の堅さ。地獄です。こころが折れそうになった回数6回。しかし、それだけに達成感が溢れます。
待っていてくれたのは変わらない家族の人たちと珠玉の夕飯。
純度100%の新米コシヒカリの味。ここでしか食べられません。お米はその場所の水でなければおいしく炊くことができません。東京の水で炊いたらコシヒカリも台無しなのです。(これほんと。すべての味は水できまります)
ご飯だけで何もいらない。本当にそう、思うんですよ。3杯いただきました。(私のことを忘れていたばあちゃんもこの時、俺のことを突然思い出す。)
親父の墓もあとひと月ちょっとで雪の中に消えます。消えてしまいますが、見えなくなっただけで、そこにあるのです。また、来年、雪が降る前に来ようと思います。
3回目の挑戦は未定。今度はこの近くの長野県、秋山郷周辺を走って(歩いて)みたいなと思っています。





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