廃村八丁と品谷山(静かなる京都北山)
京都府
hirasuzuka
体力度について
- GPS
- 04:39
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,044m
- 下り
- 820m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
全体に道標等が古く朽ちている。踏み跡はなんとか判るが、落ち葉に隠されると判断付きにくい場所があるかも?赤テープは要所についている。刑部滝の巻き道は超急こう配!トラロープがついているが、ほぼ垂直?マジで・・廃村八丁から品谷峠までは、踏み跡が薄い場所や迷い込みそうな谷があるが、スモモ谷の流れを忠実にトレースすると迷わない。 |
写真
ダンノ峠への尾根道取り付き点。この手前50mに車5〜6台の駐車スペースあり。でも4駆の方がいいかも・・・本日はパジェロミニで入りました。
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感想
本日は、京都北山の廃村八丁と品谷山へ行くことに。ここなら、車でアプローチすれば自宅から1時間圏内である。菅原町のバス停から橋を渡って狭い舗装路を進み、最後の民家を越えた辺りから未舗装の林道に変わる。しばらく進むと左手に広場があり、5〜6台の駐車スペースがある。ここに車をとめ、丸太橋を渡って林道を進むとすぐにダンノ峠への尾根道取り付きがある。植林と雑木林の尾根道を登るとじきにダンノ峠に着く。ここからは八丁への道標に従い、まっすぐ進む。小さな流れに沿って歩くとやがて右手に同志社大の建物が見えてくる。ここで立ち入り禁止の看板があるがこの看板の右手が登山道なのでそのまま進み、左斜めに山に入る道が刑部滝への道である。登りが続き、平坦になり、次に驚くほどの急斜面を下ると刑部滝である。あとは、刑部谷沿いに進むと廃村八丁はすぐだ。
廃村八丁を訪れるのは3度目である。最初は30年くらい前の梅雨時期に来た。当時は有名な土蔵のほかいくつかの建物が残っていた。2度目は20年位前に岳連の冬季遭難者救助訓練に参加した時だった。八丁で動けない遭難者をスノーボートで麓まで下ろすという訓練で、散策する余裕などなかった。この村は昭和初期に廃村となり、今では唯一残っていた建物に常駐する方がおられる。この方と暫く昔話をする。
八丁からは品谷山経由で菅原町に戻る。品谷山には、テントのような形をしたトタン張りの避難小屋からスモモ谷に入る。途中、踏み跡が薄い場所があるが、流れに沿って進めば品谷峠の稜線にでる。稜線は明るくさわやかな道である。京都北山は1000mに満たない同じような山々が重なりあった山域で、展望も期待できないが、稜線の道の雰囲気は台高山地にも似た感じが漂う。
品谷山山頂でラーメンを炊き、稲荷ずしの昼食をとる。静かである。贅沢なひと時である。三連休の最終日、廃村八丁に常駐するおじさん以外に誰にも会わなかった。京都北山、以前に比べると入山する人は減っているように思う。交通の便が悪いことや、整備されていない部分が多いからではあろうが、もっと多くの人に京都北山という山域を知ってもらいたい。
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fuuya さん
鳥居や祠、屋敷跡、お墓などが残っているのですね。
人が出ていって廃村になっても、なんとなく人の気配を感じます。
以前は鈴鹿の茨川に惹かれたことがありました。
先日の恵那山でも、明らかな廃村跡を見かけました。
こんな山奥の廃村とは、いったいどんなところか。
どういう生活をし、なぜ出て行ったのか。
人が生活していたころの村の様子に想いをめぐらすのも、廃村を訪れることに意味があると思います。
紅葉や新緑のころは気持ちよさそうですね。
八丁は昭和１１年に廃村になり、かなりの年月が経っています。１０年位前まで残っていた当時の土蔵なども倒壊してしまい、今となっては鳥居、祠、墓地、石仏が残っている位ですが、屋敷の跡や、道は今でもはっきりわかります。ここに村があったということは・・・
鈴鹿の霊仙山の麓にも数か所廃村がありますが、こちらは新しい廃村なので、まだ家屋や寺、神社などが残っていますよね。茨川も久しく行ってませんが、今どうなっているんでしょうか？
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