浅間山外輪山 黒斑山〜鋸岳 青空とスノーモンスター
群馬県
長野県
ぐろ
体力度について
- GPS
- 06:54
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 701m
- 下り
- 684m
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- 山行
- 5:16
- 休憩
- 1:37
- 合計
- 6:53
| 天候 | 曇りのち晴れ 強風 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
チェリーパークラインは高峰高原手前4km辺りから積雪凍結。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
表、中コース共に蛇骨岳までしっかりとしたトレースあり。所々吹き溜まり箇所あるがチェーンスパイクでも現状では充分行ける。 蛇骨岳〜仙人岳、蛇骨岳東側岩場踏み抜き注意、白ゾレ周辺ノートレース。 仙人岳〜Jバンド、薄っすらトレース。吹き溜まりツボ足。 Jバンドノートレース。トラバース付近までは行けそうだが、その先積雪がやや多く、下ってもいいが登り返したくはない。草すべりは積雪多く歩行は困難。 鋸岳、岩場と雪のミックス。自己責任。 |
写真
黒斑山山頂、浅間山は見えず。軽プリスキー場のうさぎ山コースを滑る子供たちに紛れて練習していたら、ホテルウエストの樹林帯に入り込み道迷いした初心者スノーボーダー。
8
蛇骨岳から仙人岳へ向かう。蛇骨岳から先は遮るものがなく、強烈な風になぎ倒されるほど。白ゾレ手前付近は吹き溜まりによりノートレース。
Jバンドはトラバースくらいまでは何とか行けそうだが、途中から積雪が多そうだ。下ってもいいが、草すべりは行けないし、戻るにしてもあまり登りたくはない。
トーミの頭にて。三脚壊れて直置きセルフ。ちなみに霜焼けと日焼けしたのでさらに顔が黒い。一年中黒いのでよく分からないか・・・
15
だるま弁当の雪形。E-gunmaさん制作のオブジェだろうか？禅宗開祖達磨を13個だから十三仏を表しているのだろう。草津本白根山への葬列か。
13
感想
23日草津本白根山の噴火にて、殉職された自衛隊陸曹長に謹んで哀悼の意を表すと共に、被害に合われた方の一日でも早い回復をお祈り申し上げます。また群馬県民として草津町をさらに応援したいと思う。上毛かるた「草津よいとこ薬のいで湯」
今期最強寒気が緩やかに北上しているが、上越の山々は雪雲の中。
午後から晴天が予想される浅間山外輪山へ。八ヶ岳は午後から曇り、四阿山はガスが取れないと判断。
前橋を五時半に出立。碓氷峠から夜明け、軽井沢で浅間山を眺めて道草を食いながら余裕で高峰高原VCに到着。駐車場には車や人すらいない。見上げると黒斑山はガスの中。気温−8℃でこの時期としては暖かい。強風と飛んでくる雪を警戒しゴーグルを最初から付けて出立。
車坂から吹き溜まりの連続。昨日のトレースが消え去って雪が盛り上がっている。
ツボ足で行きながら風が荒ぶ樹林帯を歩んでいく。右手には八ヶ岳と雲海が浮かぶ小諸市。車坂山からの下りはシリセードで。天然滑り台が出来上がっている。
開けたガレ場。朝日で高峰山の南斜面が温められ水蒸気が上がっている。それが北アルプスからの雲と融合し黒斑山へ堆積していく。見上げる雲が流れ去っていくが、次から次へと雲が押し寄せる。そんなガスの中へ突入。シェルターの下辺りから視界不良で黒斑山、トーミの頭すら見えない。
槍ヶ鞘に着くが景観が全くなく、霧氷を眺めながらトーミの頭へ向かう。トーミの頭も同様でガスに覆われ白い世界。気温−11℃強風が吹き荒れ極寒、体感気温は−15℃以下だろう。午後晴れた時の眺望を期待して黒斑山へ向かう。
黒斑山の樹林帯内も強烈な西風が通り抜け、樹木に霜が降りる樹霜が見られた。明かりが届かず白と黒の世界。モノクロ。黒斑山山頂に着くが当然誰もいない、何も見えない。薄日が差した時に記念撮影して蛇骨岳へ向かう。
樹林帯内で西風が抑えられトラバース道は快適に歩けたが、積雪と着雪で枝が下がっており、何度か屈まないと通れない所があった。ハイハイ。見上げると雲が東へ凄い速度で飛んでいく。それに伴って枝に着雪した雪が舞い上がり、氷が弾丸のように飛んでくる。当たるとかなり痛い。
蛇骨岳から先は遮るものがなく、強風をもろに浴びる。トレースが消え去り、岩場の下りでは踏み抜きや樹木へのアイゼン引っ掛けに注意しながら歩んでいく。白ゾレに来ると南からの吹き上げる極寒風に煽られる。鼻の中が凍って非常に気持ち悪かった。北に見える草津本白根山へ向けて黙祷を捧げた。
仙人岳のエビしっぽは消え去り、美しい模様のシュカブラを破壊しながら虎ノ尾へ向かう。岩稜と積雪のミックスで一部歩きにくいが、ここはトレースがうっすら残っていた。稜線上を滑落せぬように歩いていく。眼下の嬬恋高原、鬼押し出し、浅間隠山は晴れていて良く見えていた。2000m以上だけ雲が覆われている。
Jバンドへ少し行ってみたが、トラバースする付近までは積雪が少なく行けるが、その下からは積雪が多そうで厳しそうだ。降りても賽の河原、湯ノ平高原はラッセル、草すべりを登ることはかなり困難に思えた。周回は春先まで封印。
鋸岳へはトレースがあり、岩と雪のミックスで歩きにくい。山頂から先もトレースがあった。バカ尾根の下まで行ったのだろう。近くへ行ったお陰で浅間山の中腹くらいまで見ることが出来た。風を避けて休もうと、山頂下をうろうろしていると一時浅間山の全容が現れた。
しかし振り返ると黒い雲が上を覆い始め小雪がちらつき始めた。自ら付けたトレースを踏みしめ戻っていく。虎ノ尾に差し掛かるとホワイトアウト。仙人岳まで視界不良の中を歩いていく。風が多少弱くなったと思ったら、白ゾレからまた強く吹き始めた。その影響で視界は多少良くなった。
蛇骨岳先の樹林帯内で雪を掘って風よけ地に。午後の晴れを確信しているので黒斑山へはまだ戻らず、ここで昼食。焼き鶏とつくねの温かいソバを作って食べた。スノーモンスターと青空の美しい風景や白い浅間山を晴れた時に見たいのだ。黒斑山へ行ってしまうと見られない。30分ほど待っていると、雲の切れ間から青空が現れ始めた。
午後1時、上空は青空に覆われ始め予想的中。意気揚々と黒斑山へ戻っていく。スノーモンスターと青空の美しい景色。左手には白い浅間山。白と黒の世界から白と青の世界へ。黒斑山へ戻ると5名登山者が居た。多分黒斑山ピストンだろう。午前中見られなかった風景を堪能しトーミの頭へ。
トーミの頭からも浅間山、外輪山、上越の山々を眺める。富士山も見ることが出来た。しかし八ヶ岳は予想通りガスの中。今朝見られなかった槍ヶ鞘を見ながら下り中コースへ。途中の車坂山北側のカラマツ林でだるま弁当の雪形を発見。E-gunmaさんが制作したオブジェだろうか？と思った。
だるま弁当は小学生の頃、近くの新前橋駅へ親にねだって買いに行った記憶がある。当時500円くらいだったろうか？貯金箱にしたかったが、直ぐに飽きてどこかへやってしまった。それを何回と繰り返していたのは子供だからだろう。個人的には登利平のほうが好みだが、オギノヤよりだるま弁当の方が好きだ。筍と山菜が入っている。
そんな登山道から振り返ると青空と黒斑山。もう少しゆっくり歩けばよかったと思いながら高峰高原VCに到着。車が三台に増えていた。下は風も弱く暖かいなと気温を見ると−5℃。慣れは恐いなと苦笑しながら外で着替え帰路へ。サンラインから浅間山を眺めたり、軽井沢アウトレットへ寄ったりと、行きも帰りも道草ばかり食ってぶらぶらし、たまには汗もかかずゆったりとした登山もいいものだと思った。
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お疲れ様ですグローさん。昨日も風が強そうでしたね。ボクは二度上峠から、iiyuさん yamayuriさんは浅間隠山から眺めていたことでしょう。
ボクも土曜に散歩で行ってきました。ひとりではなかったので黒斑止まりでしたがマッタリと楽しめました。ダルマさん残っていましたね。地吹雪の中 さぞかし寒かったでしょう。
グローさんにはまたもや感謝しなければなりませんね。課題を与えてくれるので！？ 何のことだか そろそろおわかりになると思います。
LOVE浅間とか言っておきながら最近あまり思うように行けてないのでそのうちボクも爆発したように通うかな？
いつか一緒に浅間に同行して色々教えてください。
それと、いつもの鍋とか蕎麦やうどん、汁はどうしているのですか？ こだわりの鰹出汁とかなのでしょうか？ とても気になっています。
こんばんは、E-gunmaさん。
だるま弁当雪形でピンときました。きっと土曜日いらっしゃったのだと。
黒斑山までですとclear-skyさんとご一緒ですかね。楽しまれている風景が浮かびます。
白ゾレ、仙人岳、虎ノ尾の区間は風が強烈でしたね。雪が下から吹き上げられ、氷が飛んできました。それでも午後の晴れを信じて歩むことをやめませんでした。心が鋼なので折れないのでしょう。(単に鈍感)
私が課題を与えていると自己認識できませんが、追々分かることと仰るので時間が正解を紐解いてくれるでしょう。浅間山を色々教えるなどと、地元のE-gunmaさんに私が教えて頂きたい立場です。県の北方面ばかり行っているので、西方面は結構疎いのです。
鍋の汁ですが、特にこだわっていません。そばうどん系は「創味のつゆ」を小さい200ccのペットボトルに入れて持っていきます。気圧が低くなるので蓋が破裂しないようにラップで覆いゴムで縛ります。煮物雑炊系は「ヤマキ白だし」をそれに入れていきます。その汁に「カツオ、サバ、イワシの削り粉末」を足して調味します。
カップ麺等は食べているうちに冷えてしまいます。ガソリンストーブなら寒さに強いので最後まで温かく食べられます。唯一のこだわりですかね。
growmonoさん
おはようございます！
月曜日の男ですのできっとどこかにいらっしゃると思っておりました。
私共が眺めて楽しんでいた浅間山におられたのでしたか。
Egunmaさんの達磨の作品まで楽しめるとは
恐れ入りました。
それにしてもきれいな雪で覆われた見事な浅間山ですね。
また日に輝いていた谷川岳か上州武尊山も良かったですね。
群馬県はこんなにいい山があるのにどうして人気がないのでしょうか
私にはわかりません。
おはようございます、iiyuさん。
仰る通り月曜日の男ですので、前日まで気象データと予報図を見て行く先を考えています。
悪天候やラッセルはなるべくしたくないので、晴れる所へ行きたいですよね。
ガスに覆われた鋸岳から大師匠お二人がいらっしゃった浅間隠山もきれいに見えていました。
稜線上からは晴れている標高1500ｍ以下しか見えませんが、iiyuさんの写真を拝見すると、まさしく自分がいるところだけガスだったのですね。あの通りガスと強風で翻弄されてました。
しかし午後の晴れを確信していたので、強風や景観が悪くても歩みを止めることはありませんでした。白い浅間山や黒斑〜蛇骨のモンスターを青空のもとで見たかったからです。
群馬県は魅力度ランキングを毎年最下位争いするほど、認知度が低いです。東京に近く新鮮味がないのでしょう。交通の便も八ヶ岳や北アルプスに比べ悪いです。
私は毎日谷川主脈や赤城山を見ていますが、心を捉えて離しませんよ。
今週1日から2日の夜にかけて、22日に比べて少ないですがまた平野部でも積雪があると思います。山間部はかなり降ると思いますので、また楽しめると思います。
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