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Yamareco

記録ID: 127893
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳キレット小屋へ!(真教寺尾根→赤岳→権現岳→天女山)

2011年08月14日(日) 〜 2011年08月15日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
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Jinbei その他1人
GPS
--:--
距離
19.7km
登り
2,044m
下り
2,041m

コースタイム

8/14
たかね荘5:00-5:15羽衣の池-6:20賽ノ河原-7:45牛首山7:50-9:50クサリ場スタート-10:50キレットへの分岐-11:15赤岳山頂11:25-11:30赤岳頂上小屋11:50-13:45キレット小屋

8/15
キレット小屋発5:15-5:45ツルネ-6:30ゲンジー梯子-6:55権現岳山頂7:10-7:50三ッ頭7:55-8:20前三ッ頭8:25-9:40天の河原-9:50天女山-11:00展望台-たかね荘:12:15
天候 8月14日晴れ時々曇り
8月15日晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
たかね荘駐車場22:30頃到着(お盆の時期ですが翌朝出発時点でも駐車車両数台しかおらず、広い駐車場は余裕の空き状況)

トイレ:駐車場にはなし(真教寺尾根を登ると一番近いのは赤岳頂上小屋)
コース状況/
危険箇所等
登山道の状況:
真教寺尾根のクサリ場など、全体的良く整備されており、注意して通過すれば特に問題なし。(但し、クサリやハシゴに慣れていない方や高所恐怖症の方は危険かも)

登山ポスト:
真教寺尾根登山道を登っていくと、清里スキー場のリフト降り場付近にあり。

下山後の温泉:道の駅小淵沢内スパティオ小淵沢の「延命の湯」県外者¥600

下山後の甘味:峠の茶屋赤い橋のソフトクリーム¥350
たかね荘駐車場(下段に駐車します)
たかね荘駐車場(下段に駐車します)
ツリガネニンジン
ツリガネニンジン
羽衣の池
朝日が昇ってきたよ
朝日が昇ってきたよ
朝日がまぶしい〜
朝日がまぶしい〜
登山ポストは清里スキー場のクワッド降り場から少し歩いたところ(登山道の途中)
登山ポストは清里スキー場のクワッド降り場から少し歩いたところ(登山道の途中)
マツムシソウ(秋の気配です)
マツムシソウ(秋の気配です)
ハクサンフウロ(登山道にたくさん咲いていました)
ハクサンフウロ(登山道にたくさん咲いていました)
じんべ@牛首山
今年見る最後のギンリョウソウかなあ
今年見る最後のギンリョウソウかなあ
リンドウの蕾
もう秋の風物詩、トリカブトが咲いてる
もう秋の風物詩、トリカブトが咲いてる
はじめのクサリ場
はじめのクサリ場
クサリ場直登が1時間程続きます
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クサリ場直登が1時間程続きます
コバノコゴメグサ
コバノコゴメグサ
ミネウスユキソウ
ミネウスユキソウ
キオンと夏雲
阿弥陀岳
ダイモンジソウ
タカネツメクサ
阿弥陀岳南稜コース
阿弥陀岳南稜コース
阿弥陀岳&中岳
チシマギキョウ
イワベンケイ
じんべ@赤岳4回目
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じんべ@赤岳4回目
赤岳頂上小屋で休憩
赤岳頂上小屋で休憩
県界尾根いってみたいな〜
県界尾根いってみたいな〜
クジャクジョウとイブキジャコウソウ
クジャクジョウとイブキジャコウソウ
阿弥陀岳とハクサンボウフウ
阿弥陀岳とハクサンボウフウ
阿弥陀岳とミヤマダイコンソウ
阿弥陀岳とミヤマダイコンソウ
ハシゴの下が崖。足場ありません。降りきったら左にステップ
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ハシゴの下が崖。足場ありません。降りきったら左にステップ
イワヒバリ。わかるかな〜
イワヒバリ。わかるかな〜
赤岳からキレットの急斜面ザレ場。落石多発の危険あり。
赤岳からキレットの急斜面ザレ場。落石多発の危険あり。
クジャクチョウとキオン
クジャクチョウとキオン
よろしくお願いしまーす
よろしくお願いしまーす
コマクサとじんべ
コマクサとじんべ
キレット小屋外観
キレット小屋外観
目当ての白コマクサ。見るの初めて。
目当ての白コマクサ。見るの初めて。
キオンとアサギマダラ
キオンとアサギマダラ
とび立つアサギマダラ
とび立つアサギマダラ
今から夕食です。
今から夕食です。
まずは惣菜たっぷり
まずは惣菜たっぷり
薪で炊いたお米とカレー。
薪で炊いたお米とカレー。
たまごのお汁
美味しいカレー。鍋が空になるまでご飯もルーもおかわり自由。
美味しいカレー。鍋が空になるまでご飯もルーもおかわり自由。
今年最後のコマクサかな?
今年最後のコマクサかな?
朝焼け。富士山もきれい
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朝焼け。富士山もきれい
朝食もおいしかったです
朝食もおいしかったです
キレット小屋の部屋(新築で綺麗)
キレット小屋の部屋(新築で綺麗)
朝焼けの富士山
満月さんさようなら。
満月さんさようなら。
小屋のすぐ先が台風で崩落(急登の巻き道で迂回)
小屋のすぐ先が台風で崩落(急登の巻き道で迂回)
朝日に照らされる森
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朝日に照らされる森
権現岳への稜線
ウワサの61段直登のゲンジー梯子
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ウワサの61段直登のゲンジー梯子
ゲンジー梯子(上から下を見た感じ)
ゲンジー梯子(上から下を見た感じ)
振り返ると旭岳の稜線
振り返ると旭岳の稜線
南アルプス(仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳・北岳)
南アルプス(仙丈ケ岳・甲斐駒ケ岳・北岳)
じんべ@権現岳2回目
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じんべ@権現岳2回目
阿弥陀岳・中岳・赤岳・横岳
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阿弥陀岳・中岳・赤岳・横岳
タカネナデシコとギボシ
タカネナデシコとギボシ
イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウ
ハクサンボウフウとアキノキリンソウ
ハクサンボウフウとアキノキリンソウ
ミヤマシャジン
タカネナデシコと赤岳
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タカネナデシコと赤岳
赤岳と大同心・小同心
赤岳と大同心・小同心
ホシガラスの好きな場所
ホシガラスの好きな場所
じんべと赤岳&阿弥陀岳
じんべと赤岳&阿弥陀岳
トウヤクリンドウ
トウヤクリンドウ
ウメバチソウ
ホタルブクロ
ヘビイチゴ
マツムシソウ。山はもう秋
マツムシソウ。山はもう秋
オオビランジ
オダマキ
コウリンカ
コオニユリ。
天女山からの2時間ハイキングコースの頃には体力残ってません。。ヘトヘト。。
天女山からの2時間ハイキングコースの頃には体力残ってません。。ヘトヘト。。
ひっきー。かわいい。
ひっきー。かわいい。
雄大な牧場を何回も横切ります。雄大すぎてもうヘロヘロ。。
雄大な牧場を何回も横切ります。雄大すぎてもうヘロヘロ。。
権現岳と清里ソフトクリーム。6時間前まであの頂上にいたかと思うとすごく不思議な気持ち。
大変だったけど、いろいろごちそうさまでした!
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権現岳と清里ソフトクリーム。6時間前まであの頂上にいたかと思うとすごく不思議な気持ち。
大変だったけど、いろいろごちそうさまでした!

感想

 八ヶ岳で山小屋デビューしてからちょうど2年、大河原峠から赤岳までと観音平から権現岳までの南北縦走路をつなげる山行を楽しんできた。そして今回、いよいよ赤岳から権現岳の間がつながることになった。しかも真教寺尾根という東側からのルートも付け加えて。

★たかね荘〜羽衣池
 歩幅の合わない階段を登っていくと10分から15分くらいで羽衣池へ。池というよりは湿地のようになっている。

★羽衣池〜賽の河原
 登山道を登っていくと、清里スキー場のリフト降り場が見えてくる。スキー場と登山道の間には有刺鉄線が張ってある。登山ポストはこの辺りにあるので提出しておく。賽の河原はもう少し先へ進んだところ。広々としていて南方面の眺望が良い。

★賽の河原〜牛首山
 樹林帯をひたすら登っていく。ときおり南アルプス方面の展望が開ける。牛首山は眺望なし。

★牛首山〜最初のクサリ
 扇山を経由してただただ樹林帯を登っていく。真教寺尾根の中で一番退屈な部分ではないだろうか?2時間近く登ると最初のクサリ場が現れる。

★クサリ場取り付き〜赤岳
 クサリ場は全体的に手足のホールドがしっかりとれる岩場なので、三点支持をしっかりと保てば、クサリは補助的に利用する程度で大丈夫。この辺りから赤岳までは花の種類も増え、眺めもよくなり、俄然ヤル気が出てくる。
 文三郎尾根方面からの道と合流する辺りは、登り下りも合わさり休日は少し渋滞するが、お互い声をかけあってケガのないように注意。

★赤岳〜キレット小屋
 振り返れば赤岳、西側には阿弥陀岳方面、東側は天狗尾根の大天狗・小天狗、そして前方には権現岳の大パノラマに加えお花畑も。
 しかし、足元はガレ場ザレ場の連続なので、落石をしないように細心の注意を。山と高原地図のコースタイムは1:10となっているが、今回30分あまりオーバー。とても70分で下り切れる場所ではないので、山行計画の際には多めに時間を取った方がいいかも。

★キレット小屋
 小さな小屋だが、新しく布団も快適で食事もおいしい。ちなみに夕食はまずお惣菜が3種類出たあと、薪で炊いたお米にシーフードカレー。朝食もバランスが取れていておいしい。
 トイレは小屋の外にしかないため、日没後・日の出前はヘッドランプが必要。
 朝出発前に写真撮影のサービス有り(ポストカードにして送ってくれるそうです)。

★キレット小屋〜権現岳
 予想以上にアップダウンあり。天気がよければ、富士山や南アルプス方面の眺望が素晴らしく疲れを感じにくい道。権現岳まであと少しになると、ウワサのゲンジー梯子が登場。一段一段手足のホールドを確かめながらゆっくり登っていく。恐怖感はないものの、体力的には疲れる(特に女性は腕の辺りが・・・)。
 ここを登りきると権現岳まではすぐ。すぐ近くに権現小屋、編笠山の下に青年小屋が見える。
 権現岳山頂東側は絶壁になっているので、滑落には要注意!
 この辺りもきれいなお花畑。タカネナデシコがたくさん咲いていた。

★権現岳〜三ツ頭〜前三ツ頭
 稜線からしだいにハイマツ帯、樹林帯へと入っていくが、依然としてお花がたくさん咲いている。前三ツ頭では初めてオオビランジにも出会えた。八ヶ岳でもこの辺りにしかない貴重な花らしい。

★前三ツ頭〜天女山
 特に前半は結構キツイ下り。後半になると緩やかになってきて、一般観光客の姿も見えるようになると天女山パーキングに到着。この辺りにも登山ポストがあった。

★天女山〜八ヶ岳横断自然歩道経由〜たかね荘
 天女山パーキングからの八ヶ岳横断自然歩道に入る道が少しわかりにくいが、「天女山」と書かれた大きな石碑のところを左に折れる。
 疲れた身体にムチ打つようにひたすら歩く。牧場の中を通る道がこれでもかというくらい長い。途中の展望台でシャリバテのため休憩。まだまだ先は長そう。
 ようやくたかね荘への道標が出てきたと思ったら、とどめをさすように急登が続く。羽衣池までは笹薮の中をただただ歩く。羽衣池から下りきってたかね荘が見えてきた時は、ホントにホッとする。
 「八ヶ岳横断自然歩道」とは言っても、決して遊歩道のようなものを想像してはいけません。今回のコースである意味一番の難所だったかも。
 
★余談
 車に着いて登山靴を脱ぐと、両足指先に水豆が・・・。道理で足先が痛かったはず。こんなにひどいのは初めて。
 ともかくこれで北から南まで、八ヶ岳のメイン縦走路を2年かけて全て歩いた。まだまだ東側からのルートも行ってみたいし、何より八ヶ岳が大好きなので、これからもお世話になります。
 











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無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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