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ハイキング
伊豆・愛鷹
高草山〜鞍掛峠より〜
2011年07月02日(土) [日帰り]


- GPS
- --:--
- 距離
- 3.0km
- 登り
- 313m
- 下り
- 299m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高草山は、焼津や藤枝あたりからはひときわ高く大変よく目立ちます。地質の本なんかを読むと大昔は火山だったそうでその溶岩が海岸まで到達して大崩海岸といった激しい海岸を創りあげたのだそうです。 地図を見てみると林道が頂上まで上がっているので「これは足で登るまでもない!!」とクルマにナビをセットして出かけてみました。 焼津から宇津ノ谷峠へと向かい、峠の直前で細い沢沿いの道に入ります。道はそのまま廻沢の集落へと導き、狭い集落の中で「高草山→」とガードレールに書かれている指示に従い右折します。沢沿いの道をどんどん上がっていくと広場があってかたわらには立て看板が・・・・。「緊急時以外は通行禁止」 え?ちょっと意味不明…緊急の時って台風とか山火事とかじゃないかと思うけどそのとき以外は通行禁止でその時は通っていいってこと? ちょっとー、逆でしょーみたいな。 そこにいた夫婦らしき人に「先に行けますかね?」と聞くと「ずっとあがって行けますよ。そのまま焼津に抜けられます」とのことでした。ほっ! ついでに「登山ですか?山菜採りですか?」と聞くと「今、高草山に上って下りてきたところです」とのことでした〜。 さらに上がっていくとまたまた分岐がでてきて、またまた「緊急時以外は通行禁止」。加えてNTTドコモへの施設の道とある。ナビではそれが頂上に行く道だったので、その通行禁止なる未舗装の道路を行くとややっ舗装道路に戻ります。いいぞ!と思いつつ行くうちにやっぱり荒れてきて山側からササやら樹やらが道に倒れこんで来ています。 これはちとやばいな〜と。もしクルマが通れないのなら早めに戻らないとやばい!とバックで分岐に戻ることにしました。そろーり、そろーり。クルマ山で傷つけたらかあちゃんに怒られちゃう。 戻ったあと分岐からそのまま舗装道路の直進を続けているとやがて峠状になり指導標もあってそこが「鞍掛峠」であることがわかりました。この先、先週出かけた花沢の里に出られるようでした。 さぁて、どうする、きみぃ!指導標は、右に行くと高草山頂上、左に行くと大観峰とあるぞよ。 なにも装備は持ってきていないし・・・でも「高草山」という表示でなく「高草山頂上」という表示からすると山頂もすぐそばだろう・・・・という勝手な解釈で、空身+サンダル履きで歩き始めることとしました。 最初は茶畑の脇のモノレール沿いに登りすぐに平坦になって焼津側の景色が広がります。眼下にはこの前行った法華寺の伽藍も望めます。そこから一旦下り、もうひとつコブを越えると右折、林道にぶつかりました。指導標はとてもしっかりしていて迷う心配は全くありません。林道を左折し峠状で並走する林道を右に見やりながらまた山道に入ります。尾根上を登り、一旦は尾根の右に大きくかわす部分がありますが、そのあとは、目の前に高く見える高草山の電波塔を見上げながらひたすら高度を稼ぎます。 今日は曇りで、雨の可能性もあったのですが、晴れていておまえに蒸し暑い。山道のところどころでは、トカゲがちょろちょろ顔を出したり、耳にはウグイスのホーホケキョの鳴き声がキレイに響いたりしています。 植林帯を上りきりやがて左からよく踏まれた別の登山道を合わせると頂上はすぐ。 樹林帯の中に高草山大権現という小祠がありその向こうにはNTTドコモのでっかい電波塔が。こういったものは頂上にはホント、作ってほしくないですね。バードウオッチングやハイキングコースの看板の脇には椅子もあって、そこからは、焼津港の大展望が・・・!何せ空身で来てしまったのでカメラもなく残念! ちょっと戻ると今度は、安倍川の展望が開け、河口には一基の白い風車も見えます。安倍川の河口って、運ばれてきた土砂により尖がっていることも分かりました。 風なく誰も来ない頂上はただ鳥たちが支配する静寂境でした。下りは来た道をそのままたどり峠に着くころには汗びっしょりになっていました。峠の直前でひとりの登山者があがってきて「あついですね!」「いやホント暑いですね」「風が何もないですよね」「いやホント」とオウムのような会話を交わしてしまった自分に笑ってしまいました。 峠からは来た道を車で戻りました。往復1時間ほどの軽いウオーキングとなりました。帰ってから地図を見てみると、ナンと高草山は双耳峰になっていて、電波塔の頂上の向こうにホントの頂上があるではないですか! がっくり! 頂上に着いたと勘違いしていました。1/25000地形図では今回登頂した電波塔の方が高いようにも見受けられますがいずれにせよ未踏は未踏ですね(泣)。 |
感想
空身でサンダル履き、ちとまずいんじゃないの?的いでたちでぶらぶらと歩きました。町に近い山ですが、林道をちょっと入っただけで深山の面影さえ感じました。特にウグイスがキレイな声で啼いていたのが印象的でした。結局未踏に終わりましたので、またクルマでズルをしないで、登山口からきちんと登り直しをしたいと思っています。
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501.4mは三角点がある峰で高草山の西峰ですが、一般には高草山の頂上は電波塔と神社のある東の峰で西の峰に行く人はあまりいません。(岡部側から登ってきた人を除いて)
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