蔵王山(熊野岳と刈田峠から不忘山までピストン)


- GPS
- 10:10
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,164m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り、夕方から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
刈田峠駐車場には15台ほど駐車可能か? |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありませんが強いて挙げれば、熊野岳への稜線は広々としているのでガスった時に迷いやすそうなのと、南屏風岳からの下りがガレていることでしょうか。 トイレ… 刈田岳駐車場のレストハウスにあり。 温泉… 上山温泉「下大湯共同浴場」200円。まさに共同浴場といった風情と料金で、お湯はかなり熱い。特徴的なのはカランで蛇口はあるが取っ手がない。使用するには+50円?で大きな木札の付いた取っ手を貰い、それをカランにセットして使う。かなり面倒だが面白い体験でもある。なおシャンプー、石鹸等は常備してません。 銀山温泉「かじかの湯」200円。銀山温泉にある3つの共同浴場のうち最奥にある。お湯はほぼ無色透明だが硫黄泉。共同浴場には珍しくシャワー付きのカラン1つとシャンプーが常備されていた。 |
写真
感想
百名山を目指している山友から朝日岳行きのお誘いがあった。
日曜の天気が雨マークも出ていたが、梅雨時はコロコロと変わりやすいので期待半分で行ってみることにしたが…
山友とは寒河江SAで落ち合うことにし、前夜自宅を出発。
しかし連日の寝不足で早くも睡魔が襲ってきて、上河内SAであえなく撃沈…少し仮眠することに。
1時間程で目が覚めたが睡眠欲求には勝てずそのまま二度寝をしてしまい、次に目覚めると空は明るくなり始めている。
時刻は4時!しまった!!すぐに起き出し車を出発させるが待ち合わせは5時半、どう考えても間に合うはずがない。
おまけに早くも道は詰まりだし、山友から何度かメールもあり、焦る一方。
かなり遅れて寒河江SAに到着し平謝り、山友は「明日は天気悪そうだからどっちみち朝日はムリだよ」と慰めてくれ、少しだけ救われた。
ただ今日は良い天気、これからどうしようと考え始める。
私はこの辺りは未踏の山ばかりなのでどこでも良かったが、山友は東北の百名山は朝日だけだったので悩む。
結局、移動時間と行動時間を考え、また前回山友が来た時はガスで何も見えなかったということで蔵王に決定となった。
刈田岳駐車場に車を止め、歩き出すとすぐにエメラルドグリーンのお釜が見えてきた。
ここから緩やかに少し登って刈田岳を往復し、今度は最高峰の熊野岳へ向かう。
最高峰といっても登り初めからの標高差もホントに僅かで、登山というよりお散歩といった感じで避難小屋に到着。
すっかりマッタリモードになっていたため、小屋内で豚汁を作って1時間以上ノンビリと休憩。
その後大賑わいの熊野岳を経て、これまたユルユルとなだらかな道を下って、あっけなく刈田岳駐車場に着いてしまいました。
時間はまだ昼過ぎ、さすがにお互い物足りなく感じ、もう少し歩こうと地図を広げる。
目についたのは南蔵王縦走コース、どんな道かは全く分からなかったが途中の芝草平には湿地の記述があり、何となく気になって行ってみることになった。
刈田峠に着くと車が10台ほど止まっていて、知らなかったが縦走コースは人気があるようです。
実際歩いて行くと、何人もの下山者とすれ違いました。
さて出発が13時半となり、コースタイムだけ見ると不忘山までは行けそうにない。
幸い今の時期は日が長いが、とりあえず行けるところまで行ってみようと歩き出した。
すぐにチングルマが目に留まり、先に進むにつれて分かったがこのコースは花が大変多いようです。
時間を気にして速めのペースで前山、杉ヶ峰を通過、登る前に気になっていた芝草平は池塘とチングルマが群落する予想通りの良い場所でした。
屏風岳までは急な登りはあるもののたおやかな山容が続いたが、屏風岳からは山容が一変する。
不忘山へ伸びる稜線はアルペン的な雰囲気を醸し出し、天気の心配はあったが時間的には大丈夫そう。これはもう行くしかないでしょう!
ハイマツ帯の抜けて南屏風岳に到着、ここから不忘山への道が更に爽快でとても2000mに満たない山域とは思えない。
辿り着いた不忘山も眺望抜群、ユックリしたいところだが時間も遅いし、一瞬だが冷たいものが落ちてきた。
そのうち雨も降り出すだろうと、早々に来た道を戻ることにしました。
日没と雨に追われるように足早に進み、屏風岳まで来るとようやく先が見えてきて一息つく。
その先も順調に下って行ったが、前山を過ぎた辺りで遂に雨が降ってきた。
それでもせっかくだからと、登山道から少し外れて避難小屋を見に行ってみました。
中では千葉の柏から来られた女性2人組が泊まっていて、私と隣県ということや今歩いて来た道を彼女たちは明日歩くそうなので暫し談笑してしまう。
結局車に戻った時には日も暮れて、その後の温泉→夕飯がかなり遅くなってしまいました…
翌日の予定は起きてから考えようと、道の駅天童で車中泊。
翌日は朝まで雨が降り続き山は断念、前から行ってみたかった山寺(立石寺)と銀山温泉に寄って、長い道のりの帰宅となりました。
蔵王というとどうしても熊野岳に目がいってしまいますが、歩いて楽しいという点では南蔵王縦走コースの方ではないかと個人的には今回感じました。
このレポを読まれた方には、ぜひ南蔵王の方にも足を延ばすことをオススメします!
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