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Yamareco

記録ID: 1079522
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東北

太平山 鶴ヶ岳〜中岳 (無知志沢左岸尾根〜右岸尾根周回)

2017年03月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
15.2km
登り
1,041m
下り
1,036m

コースタイム

日帰り
山行
8:05
休憩
0:24
合計
8:29
7:15
66
スタート地点
8:21
0:00
79
尾根取りつき
9:40
0:00
101
P554
11:21
11:30
50
鶴ヶ岳
12:20
12:35
105
中岳
14:20
0:00
84
林道
15:44
ゴール地点
天候 概ね晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
県道のバス停脇のスペースに車を置いた。
コース状況/
危険箇所等
鶴ヶ岳への登りの尾根、中岳からの下りの尾根共に夏道はありません。
鶴ヶ岳〜中岳の主稜線では計5人の方とスライド、トレースあり。
その他周辺情報 今回入浴はしませんでしたが、近くにリニューアルしたばかりの「貝の沢温泉」があります。
林道を進んだが車を置く場所がなく、戻って県道のバス停そばのスペースに車を置いた。田んぼをショートカットして行く。写真中央の光が当たっている山が鶴ヶ岳。最高峰奥岳は右端。
2017年03月05日 07:17撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 7:17
林道を進んだが車を置く場所がなく、戻って県道のバス停そばのスペースに車を置いた。田んぼをショートカットして行く。写真中央の光が当たっている山が鶴ヶ岳。最高峰奥岳は右端。
鶴ヶ岳(右)と中岳。登る尾根と下る尾根がよく見える。
2017年03月05日 07:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 7:22
鶴ヶ岳(右)と中岳。登る尾根と下る尾根がよく見える。
林道を進む。前日に湿った雪が降ったが、その下はよく締まっている。
2017年03月05日 08:12撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 8:12
林道を進む。前日に湿った雪が降ったが、その下はよく締まっている。
無知志沢林道から鶴ヶ岳が見えた。
2017年03月05日 08:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 8:21
無知志沢林道から鶴ヶ岳が見えた。
少し戻って尾根に取りつく。ちょうど作業道があり、利用した。
2017年03月05日 08:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 8:22
少し戻って尾根に取りつく。ちょうど作業道があり、利用した。
登っていくと、右手にP476が見えた。あそこまで林道を辿ってから支尾根を登るのも良いと思う。
2017年03月05日 09:15撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 9:15
登っていくと、右手にP476が見えた。あそこまで林道を辿ってから支尾根を登るのも良いと思う。
雑木林の尾根を行く。
2017年03月05日 09:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 9:48
雑木林の尾根を行く。
右手に奥岳が見える。左端は剣岳。
2017年03月05日 10:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 10:20
右手に奥岳が見える。左端は剣岳。
目指す鶴ヶ岳。まだ遠いが、雪は程よく締まっていて、一定のリズムで登ることができた。
2017年03月05日 10:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 10:34
目指す鶴ヶ岳。まだ遠いが、雪は程よく締まっていて、一定のリズムで登ることができた。
中岳から鶴ヶ岳へ向かう登山者が見える。中岳山頂から人の話し声も聞こえてきた。
2017年03月05日 10:55撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 10:55
中岳から鶴ヶ岳へ向かう登山者が見える。中岳山頂から人の話し声も聞こえてきた。
主稜線に上がった。登ってきた尾根を見下ろして。
2017年03月05日 11:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:14
主稜線に上がった。登ってきた尾根を見下ろして。
こちらは中岳。
2017年03月05日 11:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:14
こちらは中岳。
鶴ヶ岳の山頂部へ向かう。挨拶を交わした方のトレースが付いている。
2017年03月05日 11:15撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:15
鶴ヶ岳の山頂部へ向かう。挨拶を交わした方のトレースが付いている。
鶴ヶ岳山頂から最高峰の奥岳。
2017年03月05日 11:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:21
鶴ヶ岳山頂から最高峰の奥岳。
奥岳をアップ。
2017年03月05日 11:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:22
奥岳をアップ。
馬蹄形に伸びる主稜線。左の白いピークは馬場目岳。
2017年03月05日 11:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:22
馬蹄形に伸びる主稜線。左の白いピークは馬場目岳。
残念ながら森吉山や奥羽山系は雲に隠れている。
2017年03月05日 11:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:22
残念ながら森吉山や奥羽山系は雲に隠れている。
中岳へ向かおう。男鹿本山がうっすらと見える。
2017年03月05日 11:38撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 11:38
中岳へ向かおう。男鹿本山がうっすらと見える。
主稜線は風もなく明るい。
2017年03月05日 12:01撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 12:01
主稜線は風もなく明るい。
中岳山頂手前から奥岳。
2017年03月05日 12:15撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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中岳山頂手前から奥岳。
中岳からの下山途中のP752付近。
2017年03月05日 13:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 13:10
中岳からの下山途中のP752付近。
微妙な尾根の変化を読み取りつつ下る。
2017年03月05日 13:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 13:22
微妙な尾根の変化を読み取りつつ下る。
無知志沢に下りた。対岸に林道がある。
2017年03月05日 14:19撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 14:19
無知志沢に下りた。対岸に林道がある。
林道を下っていく。雪が腐って重い。
2017年03月05日 14:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 14:21
林道を下っていく。雪が腐って重い。
朝も見上げた場所から、鶴ヶ岳の白い稜線を振り返って。
2017年03月05日 14:35撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 14:35
朝も見上げた場所から、鶴ヶ岳の白い稜線を振り返って。
青空が広がって、奥岳(右)が白く輝く。
2017年03月05日 15:18撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 15:18
青空が広がって、奥岳(右)が白く輝く。
終わり。
2017年03月05日 15:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/5 15:43
終わり。
撮影機器:

装備

個人装備
長靴+スノーシュー 中岳からの下山時はワカン。

感想

秋田市の男性(54歳)が2月18日に太平山へ登山に出掛けたまま下山せず、行方不明になっている。ご家族の心情はいかばかりであろう。関係者の方々のみならず、太平山を愛する多くの登山愛好者にとっても心配な、気掛かりなことに違いない。私も年齢が近いこともあり、とても人ごととは思えない。今回、中岳山頂でお会いした方々とこのことで会話しただけでなく、下山時に林道脇で作業していた地元の方にも声をかけられて、この件を質問された。6日の魁新聞コラムでも取り上げられている。

報道によると、中岳山頂直下の三角井戸付近で携帯GPSの反応があったという。あのあたりは急斜面になっており、私も4年前には下山時に滑落しかけて肩を痛めた。しかし急斜面とは言ってもブナ樹林帯であり、どこまでも沢底へ落ちていくことは考えにくい。途中で止まり、登り返すことを断念して、矢びつ沢を下っていこうとしたのだろうか。報道されていること以外はわからず、あれこれ想像するだけである。

18日・19日共に、気象条件は良いとは言えなかったと思う。晴れた日しか登らないヘタレな私は、山へ行きたいという気持ちは起こらなかった。今年1月には2度太平山へ登っているという男性は、冬山の厳しさをよくわかりつつも、その美しさに惹かれていたということなのだろうか。

20日の秋田市は湿った雪が積もった後に雨が降り続いた。そして翌21日は終日吹雪いていた。捜索隊の方々のご苦労は大変なものであっただろう。ようやくヘリが飛ぶことができたのは、入山から4日過ぎた22日のことだった。

今回の私の山登りはもちろん、自分が楽しむのが第一義だが、もしかしたら何か発見の手がかりが見つかるかもしれない、そんなことも考えてルートを選んだのだが、まったくお役には立てず。早く見つかってほしいと祈るのみだ。

登りの鶴ヶ岳への尾根は、入山口は異なるが5年前に登ったことがあり、急斜面や岩場・細い箇所もなく、他の尾根で見られるような樹林への文字の切り込みやリボン等もなく、本当に登りやすい尾根だ。また中岳からの下りにとったルートは、同じ南方向でも微妙に枝分かれしていく尾根をどう判別していくか、読図力が問われる。何度も立ち止まっては地図を見、慎重に予習を繰り返しつつ下った。この日の太平山は明るく穏やかで、楽しいフィールドを提供してくれた。

・・・・・
4月25日、遺体が見つかって、本人と確認されたとのことです。
心からご冥福をお祈りいたします。

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コメント

地図読み尾根歩き
kamadamさん
こんばんは。
ステキな尾根歩きですね。白い尾根の写真かっこいい。smile
地形図を見ると、引き込まれそうな枝尾根もけっこうありますね。
地図読みの技術のいるルートですね。
引き込まれることなく歩くなんて、さすがkamadamさん。

行方不明の方、早く見つかりますように。
2017/3/7 21:59
nyororoさん、こんばんは
読図しながら下るのは、いい緊張の時間でした。変な方に引き込まれなくて良かったです
nyororoさんのレコにはいつも「すごいな〜」と声を漏らしているのですが
(秋田弁では「すんげな」)
先日は爆風の中を地図読みしつつ進むなんて

北西の季節風の吹く日は雪なので、こちらは山へ登ろうという気にもなりませんが
nyororoさんはそんな日もお構いなく精力的に高山へ
でも風が常に問題なのですね。
当たり前のことなのかもしれませんが、そんなことも学ばせてもらっています

忙しい時期かと思いますが、無理なさいませんように・・
2017/3/8 20:04
モノトーンの美しさ
kamadam さん、こんばんは。
ご無沙汰しています。
また、この度は大変ご心配をおかけいたしました。
秋田市の男性(54歳)・・・ここまでは私と一緒でした。

そうですね。秋田市のHさん、まだ発見されていませんね。
ご家族の気持ちを考えると・・・
早く発見されることを祈るしかありません。
三角井戸付近ですと、やはり矢櫃沢源頭部方向でしょうか・・・
かなりの密度でブナがありますからね。
沢を下る・・・あまり考えられませんが・・・
その後の報道等がありませんので・・・
想像の世界ですね。

2月18日19日は東京でしたので秋田の天気はよくわかりませんが、空港に停めた車の屋根には結構な雪が載っていた記憶があります。
雪が降ったことは想像できました。

今回は鶴ヶ岳へ・・・登りのコースは私の想定ルートと同じですね。(あたりまえですね)
下りはなかなか難しそうなコースで・・・尾根上で迷ってしまいそうです。
さすがは kamadam さんですね。

写真14、15、20は太平山らしくてとてもいい写真ですね。
冬ならではの風景です。
モノトーンの美しさでしょうね。

ご苦労さまでした。
2017/3/7 23:13
750RSさん、こんばんは
お忙しい中、コメントありがとうございます。

2月19日夜9時前のニュースで、登山口の黒い車が映った時は、「えっ」と思いました。
やはり私以外にも、「もしや750RSさんでは?」と心配した方がいたようですね。

正やんの「あいつ」はいい歌で、私も好きですが、歌の世界だけにしなければなりませんね

鶴ヶ岳への尾根は、太平山の主稜線へ上がるにはベストの尾根だと思います。ちょっとアプローチが長いのが難点ではありますが・・

今朝また雪が結構積りました。今週末は晴れ予報のようですが、山へ行けたとしてもラッセルになりそうですね
2017/3/8 20:12
白頭鷲?
こんにちわ

登る前と下山後が青空だったのでしょうか?
でも、主稜線の空も私は大好きです。生まれ育った郷里のいつもの空でした。
曇天下白く浮かぶ奧岳(No.20)に勇猛な「白頭鷲」をイメージしてしまいました。(笑)
刻々と姿を変えるピークは、今自分が感動空間にいることを実感させてくれますよね。
楽しく拝見しました。
2017/3/8 7:04
tonkaraさん、こんばんは
いつもコメントありがとうございます。
「白頭鷲」、なるほどそうですね。最高峰の奥岳がそんな雄々しい姿で良かったと思います。標高こそたいしたことはありませんが、秋田市民にとても愛されている山です。

今は白鳥が落穂をついばみに、雪消えの田んぼに群れをなしてやってくる時期。
太平山を背景に、白鳥が青空を舞う姿はすばらしいですよ。
tonkaraさんの表現をお借りするなら、まさに「感動空間」です。

返信を書いている今まさに、白鳥たちの声が聞こえてきました
2017/3/8 20:20
そんなルートあるのか
3月5日のレコをいまごろ拝見しました。コース選択に驚きました。中岳からのコースは国土地理院の地図にはあるものの道はないものと思っていましたし、それとはまた違うルートのようですね、鶴が岳へのルートも地図にはなく地図読みの技術に関心いたします。太平山愛を感じます。
2017/4/26 22:58
Re: そんなルートあるのか
「太平山愛」との言葉、ありがとうございます。

二万五千図では、皿見内沢から登る道があって、中岳と鶴ヶ岳の中間に達するようになっていますが、これは廃道状態なのでは?と思います。もしもご存じの方がいらしたら教えていただきたいと思っています。
私が中岳から雪の上を下山してきた時は、鶏鳴滝の東側の細い尾根も通ったのですが、藪(木の枝や蔦)が酷くて、とても道があるようには感じませんでした。

無知志沢の左岸側尾根を鶴ヶ岳へ登るルートはお勧めです。
雪のある時期ということになりますが、とても登りやすいので、もしかすると踏み跡も多少あるのかもしれません。
2017/4/27 6:50
Re[2]: そんなルートあるのか
無知志沢の左岸側尾根を鶴ヶ岳へ登るルート行ってみたいくなりました。でも林道歩きがしんどいかな!
2017/5/1 8:23
Re[3]: そんなルートあるのか
ある程度雪が締まってからがお勧めですよ
2017/5/1 18:35
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