記録ID: 106936
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ハイキング
東北
震災後初登山、福島県いわき市「湯ノ岳」
2011年04月24日(日) [日帰り]
福島県
maruna
- GPS
- 03:24
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 650m
- 下り
- 654m
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11:42丸山公園-12:28湯嶽観音堂-12:51湯ノ岳山頂-13:06パノラマライン展望台
13:20川平ルート分岐-13:49米機遭難慰霊碑-14:01川平ルート分岐
14:05送電線管理道分岐-14:33辰ノ口方面分岐-14:59丸山公園駐車場
13:20川平ルート分岐-13:49米機遭難慰霊碑-14:01川平ルート分岐
14:05送電線管理道分岐-14:33辰ノ口方面分岐-14:59丸山公園駐車場
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年04月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
震災後初めての山行。 いわき市内の環境放射線量は、0.30μSv/h付近で安定しているようなので、あまり気にせずに出かけてきました。放射線の被曝よりも、ゴロゴロしている方が体に良くないと・・・ 当初は二ツ箭山にでもと思ったのですが、立ち入り禁止になっているようで、比較的安全と思われる湯ノ岳にしました。 アプローチも登山道も震災の影響はほとんどありませんが、パノラマライン駐車場には大きな亀裂が出来ていました。 今回は、久々に送電線管理道を利用した周回ルートを通ったのですが、常磐火力発電所から田村町に向かう専用送電線がいつの間にか撤去されており、そのため管理道も全く整備されていませんでした。廃道になるのも時間の問題でしょうか。 |
写真
丸山公園駐車場。湯ノ岳パノラマライン登口近くにある公園。
キャンプ場やバンガローもあり、宿泊が可能。ミニ動物園にもなっています。
1
4/24 11:42
丸山公園駐車場。
湯ノ岳パノラマライン登口近くにある公園。
キャンプ場やバンガローもあり、宿泊が可能。ミニ動物園にもなっています。
湯ノ岳パノラマライン登口近くにある公園。
キャンプ場やバンガローもあり、宿泊が可能。ミニ動物園にもなっています。
今回は、丸山公園に車を止め、いわき七峰縦走ルートを通って、湯ノ岳山頂を目指します。
パノラマラインから沢筋に下りると、すぐにいわき七峰縦走ルートに合流します。
観音堂の参道を抜け、パノラマラインを横断してさらに登っていきます。
杉林を抜けるとアンテナが。
ここから左に折れ、山頂を目指します。
ここから左に折れ、山頂を目指します。
第七の木戸「三函石」
この脇を抜け、パノラマライン駐車場に向かいます。
この脇を抜け、パノラマライン駐車場に向かいます。
パノラマライン駐車場。
出歩く人もいないのか、閑散としています。
出歩く人もいないのか、閑散としています。
水石山。最近の余震は、いわき市南部から北北西に延びる断層が動いて起こっているのが多いのですが、前方の水石山南面や、今いる湯ノ岳南面も断層面で、ここを震源とする余震も起きています。
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4/24 13:07
水石山。
最近の余震は、いわき市南部から北北西に延びる断層が動いて起こっているのが多いのですが、前方の水石山南面や、今いる湯ノ岳南面も断層面で、ここを震源とする余震も起きています。
最近の余震は、いわき市南部から北北西に延びる断層が動いて起こっているのが多いのですが、前方の水石山南面や、今いる湯ノ岳南面も断層面で、ここを震源とする余震も起きています。
遠く、広野火力発電所の煙突が見えます。ここから北に10�劼琶‥臑萋鷂胸厠枠�電所、さらに10km先に福島第一原子力発電所があります。
広野火力発電所隣にある、サッカーの聖地「ジェイビレッジ」は原発対策の前線基地になっています。
4/24 13:07
遠く、広野火力発電所の煙突が見えます。
ここから北に10�劼琶‥臑萋鷂胸厠枠�電所、さらに10km先に福島第一原子力発電所があります。
広野火力発電所隣にある、サッカーの聖地「ジェイビレッジ」は原発対策の前線基地になっています。
ここから北に10�劼琶‥臑萋鷂胸厠枠�電所、さらに10km先に福島第一原子力発電所があります。
広野火力発電所隣にある、サッカーの聖地「ジェイビレッジ」は原発対策の前線基地になっています。
太平洋・いわき市街遠望。
いわき市でも、太平洋沿岸地域は、津波で壊滅できな被害を受けています。
いわき市でも、太平洋沿岸地域は、津波で壊滅できな被害を受けています。
川平ルート主稜線から、北側の急斜面を下りていきます。
ルート上には、地元山岳会が設置した緑色のマークが付けられています。
ちなみに、メインルートの色は黄色です。
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4/24 13:25
川平ルート
主稜線から、北側の急斜面を下りていきます。
ルート上には、地元山岳会が設置した緑色のマークが付けられています。
ちなみに、メインルートの色は黄色です。
主稜線から、北側の急斜面を下りていきます。
ルート上には、地元山岳会が設置した緑色のマークが付けられています。
ちなみに、メインルートの色は黄色です。
伐採区域。その昔、後で行く遭難慰霊碑から杉林をショートカットして戻り、ひとつ手前(今見えている高まりの先にも登山道がある)を間違えて登ってしまったことがあります。
4/24 13:36
伐採区域。
その昔、後で行く遭難慰霊碑から杉林をショートカットして戻り、ひとつ手前(今見えている高まりの先にも登山道がある)を間違えて登ってしまったことがあります。
その昔、後で行く遭難慰霊碑から杉林をショートカットして戻り、ひとつ手前(今見えている高まりの先にも登山道がある)を間違えて登ってしまったことがあります。
米機遭難追悼碑への取り付き
地元の人でもほとんど知らない、B29墜落地点向かう道の取り付き部分。
地元の人でもほとんど知らない、B29墜落地点向かう道の取り付き部分。
終戦直後の昭和20年9月4日、古河炭砿好間鉱で強制労働させられていた捕虜に対する支援物資を投下した後、B29が湯ノ岳山腹に墜落した事故を追悼する石碑。
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4/24 13:53
終戦直後の昭和20年9月4日、古河炭砿好間鉱で強制労働させられていた捕虜に対する支援物資を投下した後、B29が湯ノ岳山腹に墜落した事故を追悼する石碑。
送電線管理道と川平ルートの分岐。右が管理道。以前は、川平に下りる人がここで道を間違えるほど、送電線管理道の方が道らしかったのですが・・・
4/24 14:06
送電線管理道と川平ルートの分岐。右が管理道。
以前は、川平に下りる人がここで道を間違えるほど、送電線管理道の方が道らしかったのですが・・・
以前は、川平に下りる人がここで道を間違えるほど、送電線管理道の方が道らしかったのですが・・・
送電線管理道なのに、荒れてます。そういえば、さっき通った急斜面、以前は立派な階段が設置されていたはず。
ここまで来て理由がわかりました。
送電鉄塔がない!! もちろん送電線も。
2年前には間違いなくあったのに・・・
送電鉄塔がない!! もちろん送電線も。
2年前には間違いなくあったのに・・・
遥か遠方に、常磐共同火力発電所が見えます。発電所からここを通り、田村市にあるセメント工場まで送電線が伸びていました。
いずれにしても、今回の震災で発電所は停止しています。
4/24 14:21
遥か遠方に、常磐共同火力発電所が見えます。
発電所からここを通り、田村市にあるセメント工場まで送電線が伸びていました。
いずれにしても、今回の震災で発電所は停止しています。
発電所からここを通り、田村市にあるセメント工場まで送電線が伸びていました。
いずれにしても、今回の震災で発電所は停止しています。
辰ノ口から入ってくる林道に出ました。この先は産廃処理場になっており、立入禁止です。
蛙の卵、見事です! 偏光フィルターのついた一眼なら良かったのですが・・・
水中に沈めて撮ろうとしたところで、バッテリー切れに。
水中に沈めて撮ろうとしたところで、バッテリー切れに。
感想
震災症候群で暴飲暴食と運動不足がひどくなり、被曝の心配よりも運動不足解消と思い、久々の山登りに出かけてきました。
すっかりなまってしまった体にむち打って、春の山野草を楽しみに出かけましたが、時期的に少し中途半端だったかもしれません。
今回は久々の周回ルートを通りましたが、北麓を通る送電鉄塔が撤去されていたことに少なからずショックを受けました。荒れ果てた管理道を見ていやな予感はしていたのですが、実際に送電鉄塔の跡地を目にするまでは信じられませんでした。
山頂展望台から、阿武隈山地からいわき市街や太平洋を臨みながら、震災からの復興と原発事故の早期収束を願わずにはいられませんでした。
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