ショウガ山 〜青空と霧氷と白山の大展望〜


- GPS
- 11:32
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,454m
- 下り
- 1,458m
コースタイム
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 大門温泉 |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー・スキー装備
|
---|
感想
前回計画した銀杏峰 は僕の寝坊で各自の単独登山になってしまった。
日を改めて今回山行を計画した。
当日は3時前に目が覚め準備をして道の駅瀬名に4時20分頃ついてkoueiさんを待つ。
天気も晴れ予報でワクワク登山のはずだが前日仕事で腰を痛めてしまい不安もあった。
そのうちkoueiさんが来て僕の車で深瀬大橋へ移動。まだ暗いのでヘッデンをつけて歩き出す。
腰の痛みはなく出だしは順調だった(朝は靴下を履くのも辛かった)
下の雪は硬めだったが白尾トンネルから尾根に取り付き標高を上げるとふかふかな雪でkoueiさんは何度も滑りたいと言い出した(笑
途中急な斜面があり往路の登りもきつかったが、復路では雪が腐って滑り雪玉を転がすと段々大きくなって落ちていくので危ないと思った。
大辻山に到着すると遠くに大笠山笈ヶ岳が見え、看板のあるピークへ移動するとショウガ山と頭に雲がかかっている白山が望めた。ここまで4時間かかっておりショウガ山までは距離もアップダウンもあるので普通なら引き返すところだが、今日は天気もいいし2人で来る機会もそうそうないので13時をめどにショウガ山を目指すことにした。
一旦下りアップダウンの尾根をラッセル。途中でkoueiさんに先頭ラッセルしてもらい僕はあとから悠々とついて行き夢中で霧氷を撮影した^−^
最後はショウガ山への稜線へひと登り。登りきると白山がドーンと目に飛び込んできた。
ショウガ山のピークを踏み2人で記念撮影♪
白山をはじめ白き峰々の展望が素晴らしかった。
しばしランチタイムを取った後は名残惜しいけど下山にとりかかる。
koueiさんは気持ちよさそうに滑っていく。僕もゆるゆるとスノーシューでの下り。途中往路でつけたトラバースルートを歩いていく。確かに登り返さない分楽だなと思った。
大辻まで頑張って登り返し後は下るだけと思っていたが腰は快調だったのに右足の脛が痛みだした。踏み込むたびに痛みいつものように駆け足で降りていけない歯がゆさと疲労から辛い降りになってしまった。逆にkoueiさんは結構快適に滑れたようで楽しそうだった。
深瀬大橋まで戻ってきたときは達成感より膝の痛みと疲労の方が大きかったが、単独ではショウガ山まで届かなかったと思うし2人での登山を無事終えれて良かったと思った。
前回、銀杏峰でのグループ山行が出来なかったので次回どこにしようかといろいろ候補を挙げるとショウガ山に落ち着いた。この山は積雪期限定というのが魅力的でその展望も素晴らしい。しかし大辻山からはアップダウンが多く山スキー向きではないということだがルート工作の練習と考えて数日前から地形図を眺めどうやって攻略すれば無駄なくいけるかを考えるとだんだん楽しみになってきた。さらに天気もどんどん晴れ予報になり展望も期待できる。時間はかかっても良いから絶対にショウガ山まで行きたいと思っていた。
当日朝souさんの車に乗り合わせて深瀬大橋に向かう。前日は午後から晴れていたので雪の状態が気になりながら支度を済ませ出発。橋の上の雪はしまっていたが林道に差し掛かるとフカフカに変わってきたので期待が持てる。今回のルートは直登ルンゼは避け白尾トンネルから尾根伝いに高度を稼ぐ。距離は長いが雪崩リスクを避けるためなので問題ない。souさん先頭でどんどん登っていく。やはりスノーシューとスキーでは登る角度が違い同じルートでは厳しかったので急なところはジグを切りながら進む。杉の植林地は積雪がそれほど多くないのでラッセルとまでは行かないので順調に進んだ。P713はいったんコルがあるので巻いていったほうが良いとsouさんに提案され巻いていく。そこからは斜度はゆるいので話しながら進んでいく。p954以降はヤセ尾根があり慎重に、そこからは地形図でみても等高線が重なりそうなくらいの急斜面で苦労した。しかしだんだん明るくなり景色も遠くまで見渡せるようになってきたのでテンションはあがってくる。
大辻山の稜線に乗ると樹氷や霧氷も見られるようになり斜面もいい感じだったので下山の滑走が楽しみになってきた。程なくして大辻山に到着。木々はほとんどないので360度すっきり見渡せる素晴らしい山頂だ。いったん登り返すと控えめな山頂看板がありとても雰囲気の良い場所でしばらく休憩する。時間的にはまだまだ余裕があり前日仕事で腰を痛めたsouさんだったが十分いけるということでショウガ山へ向かうことにする。積雪は増えラッセルがきつくなるがその前にいったんシールをはがし滑走を楽しみ、鞍部でシールを貼る。着脱で時間がかかり結局souさんのほうが早かった。そこからは巻ける所は巻きながらどんどん進んでいくと最後の壁に差し掛かった。souさんは直登、僕はジグを切りながら滑走斜面を残してどんどんハイクアップ。ピーク手前でsouさんが前を譲ってくれてピークを先に踏ませていただいた。その頃には白山はすっかりガスが取れ四塚山がきれいに見えていた。間近で見る白山はとても迫力がある。ここでも360度展望が楽しめ、北アルプスも見えていた。頑張ったご褒美をもらえたという感じだ。風もないので大休止。
景色を十分に楽しんだら下山にかかる。しばらくシールのまま進み平坦地で滑走準備をしてドロップイン。雪質は最高で霧氷のツリーランに酔いしれた。今シーズン最高のシチュエーションだった。そこからは登りでは巻けなかったところも反対から見ると巻けそうなところや地形図を見ていると巻けそうなところは巻いてなるべく登り返しのないように進むが一箇所違う尾根に行きかけるところだったが、GPSをこまめに見ていたのですぐに修正。souさんも声をかけてくれたので修正すると手で合図。P1403手前の鞍部まで滑走を楽しみながらくだりシールを貼って登り返す。今回は適度に休憩を挟み行動食も補給しているのでまだ余力はある。souさんも僕も単独では先を急ぎ休憩は余り取らないが今日はグループということで余裕を持った行動だったのでよかった。登り返すと後は下るだけで雪はまだ腐ってはいなく十分滑走を楽しめた。P954の急斜面では雪はすっかり腐りエッジをかけてターンするとブロック崩壊してどんどん下まで落ちていく。雪崩みたいなものだったので斜滑降で滑りキックターンを繰り返し高度を下げていった。そこからは雪はザラメといった感じで滑走には問題なく取り付きポイントまで存分に滑走を楽しむことが出来た。トンネルまで来るとやっと気を緩めることが出来た。ルート、ペース配分いろんなことに余裕をもって対処できたのでかなり達成感はある。souさんご一緒いただきありがとうございます。いろいろ勉強できて最高の景色が見れて楽しかったですね!また違ったルートから行きましょう!
コメント
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快晴の中、静かな山行を満喫ですね。さすがに周回は無理なのかな?ロングルートお疲れ様でした。私も行きたくなりました。
チカさん おはようございます
朝方は高曇りでしたがだんだん晴れに向かい白山も顔を出してくれて貸し切りの山を満喫しました。周回は出来るそうですが藪が濃いらしいので覚悟が必要ですね。景色は最高ですよ(^-^)
チカさんも大滝山おつかれさまでした。
富山側と石川側からお互い大笠・笈ヶ岳眺めてたんですね〜
周回すると小嵐山ルートで痩せ尾根・藪が出てきてスキー向きではないです。
機会があれば是非行きましょう
景色ももちろんですが、二人の息の合ったコラボが見ていて気持ちいい。
スキーとスノーシューということでマテリアルこそ違うけど、山を選べば両方とも楽しめていいですね。
Sanchan おはようございます
景色は本当に最高でしたよ。僕はルート攻略が楽しみ、souさんは静かな山歩きを楽しみアップダウンを超えていく感じでお互い楽しめたと思っています。前回コラボ出来なかっただけに今回は時間は無制限で達成しようと考えていました。
アップダウンやスキーはシールの脱着作業があるので割と同じようなペースで登っていけましたよ。下りではスキーの方が早いですが、今回は足が痛みだしたので余計待たせちゃったかな。
寝坊したり、前日腰痛になったり僕のアクシデントはありますが当日の天気は何故かいいです(笑
藪を埋めるに十分な雪量で快適な山行を満喫されたようですね。souさんの腰と脛が気になるところですが、koueiさんは滑走も十分楽しまれたようでうらやましい。
レッズさん おはようございます
下部から藪の心配はなく前日と当日の朝方積もった雪で帰りまで雪は柔らかく天気も穏やかで快適な山歩きが出来ました。厳冬期でこれでいいのかなと思うくらいです。souさんの脛は原因がわからないので心配です。僕は申し訳ないですがかなり楽しんでました^_^;
白尾トンネルから取り付いて登るのは、2回目ですが直ぐに杉林があって藪に悩まされたことはなかったりします。
腰は大分よくなりましたが、脛はまだ痛いですね
レッズさんも白鳥山満喫されたのかな?
スノーシューと山スキーではペース配分がとれないんですが、それを埋める十分な体力がお二人にあるので成立したコンビですね。うらやましい限りです。
クマ
クマさん おはようございます
アップダウンがあるとシール着脱で時間がかかり結局時間はかわらないかsouさんのほうが早かったりしました。雪質もあると思いますがラッセルがあれば登りでは同じですがなければスキーは厳しいですね。持ちつもたれつといった感じでしょうか。技術は未熟ですけど…
僕は下山時に結構疲れが出てましたがkoueiさんはまだまだ余裕ありって感じでしたよ^−^;
滑りが楽しかったのもありそうですが(笑
またコラボ山行やってみたいです
またしてもメンテナンスに行きたかったけどここ数年チャンスを逃し心残りだった標識の様子がわかり感謝です。大辻山はガチンコみたいになっていますね。これから積雪の多い山域は横型から縦型にしようという案が出ていてゴマンドは縦型に付け直したとか、元気なら付け直しに行きたいですが、なにせ年なのと一緒に行ってくれるメンバーが次々と高齢化でいなくなりどうなるか・・・・毎年のように行っていた山域だけにどの画像を見ても行った気分になれて最高(^^♪良いレポありがとうございました。
水葉山・庄司峰に続き標識チェック行ってきました><
登り始めは高曇りな天気でしたが段々と青空が出てきて霧氷や白山と最高の眺めでしたよ。
大辻山から先はラッセルもきつくなりスキーのラッセルに助けられた部分も大きかったです。
暖冬傾向で雪解けも早く残雪を歩いて登る機会も少なくなってますよね。そんな中の標識のメンテナンス業務おつかれさまです。
syounenkさん はじめまして
いつもメンテナンスありがとうございます。souさんがおすすめしてくれたこのコースはとても楽しかったです。僕もこれからは毎年通いたいと思います。まだ行ったことのない山はたくさんあるのでこれからゆっくり登れればいいなと思います。看板チェックも楽しみの一つにさせていただきます。
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