恵那山、まさかの大展望とイワウチワ
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 962m
- 下り
- 966m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・特に危険箇所なし。 |
写真
感想
前日に中山道の妻籠宿〜馬籠宿をハイキング。学生のころ読んだ島崎藤村の「夜明け前」に出てくる恵那山の姿を探しながら、情緒ある宿場町を歩いた。最初は申し訳なさ程度に上の方だけちらりと見えた恵那山。馬籠館に着くころにはその全容が見えた。なるほど船をひっくり返したような山容だ。明日の天気に期待をかけて温泉宿へ移動。久しぶりに早く寝た。
朝起きると空が明るい。広河原登山口に着くと新緑に青空で出発。木の細い橋を渡するすぐに急登から始まった。先週の男体山も最初から最後まで急な斜面だったが、今回も話に聞いていた通り。途中少しは平坦な道や下りもあったが記憶に残らない程度だった。
「恵那山は展望がない」というイメージもあり期待もそこまでしてなかったが、7〜8合目で眼下に広がった「雲上の大展望」には驚き。中央アルプス〜八ヶ岳〜南アルプスが一望だった。なかでも南アルプスをあそこまで端から端まで眺めたことはない。光岳は初めて見た。少し先に進むと木曽御嶽山、乗鞍岳、北アルプスも。この大展望に感動を通り越して大興奮だ。山頂を前にしてもうここでいいのではないかと思うほど。しかしこの天気、まだまだ持ちそう。ダケカンバの新緑と青空に浮かぶ白い月をみて、少し興奮を収めながら山頂へ向かう。標札の先にある恵那山山頂避難小屋まで行ってきた。岩の上からはさっきは見えなかった富士山まで眺める。持ってきたおにぎりを食べて休憩して大満足。いつもながら帰り道は黙々と歩きあっという間に下った。
下山途中では今回初めて見るお花に出会う。なぜか登りでは見つけられなかった「イワウチワ」。少し雰囲気はイワカガミにも似ているが、花の色は淡いピンクで花びらは5枚。花弁の先は細かく切れていた。葉は光沢がありギザギザのあり円形。嬉しい出合いだった。
この青空と大展望のおかげで恵那山のイメージはがらりと転換。これだからまたどこかに登りに行きたくなる。今月は新緑の登山を楽しんだ。
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