土樽・シシゴヤノ頭
- GPS
- 09:03
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 928m
- 下り
- 926m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※ジャンルを雪山ハイキングとしていますが、尾根取り付き以降は一般登山道ではありません。 ・当日の入山者はなし。付近では武能岳西尾根を登るパーティが見えた。 ・1,380mの休憩ポイントまで疎林の斜面が続いている。 ここまでストック・スノーシュー。以降はピッケル・アイゼン。 復路は雪が腐って、踏み抜きに苦戦。シューとツボ足を適宜。 ・JANの谷川武尊エリア(アルパイン)の雪崩危険度はModerate http://nadare.jp/alert/2016/02/post-338.html |
その他周辺情報 | ◇下山後温泉 三俣共同浴場「街道の湯」(※越後湯沢外湯めぐり券を利用) http://yuzawaonsen.com/04kaido.html 入場制限をするほどの混雑。 |
写真
装備
個人装備 |
BD RPM 26L(1)
GPS・地図(1)
ファーストエイド・ツェルト・リペア類(1)
着替え・予備グローブ(1)
ダウン・目出し帽(1)
保存食・行動食・水(1)
サングラス(1)
ヘッデン(1)
アイゼン(1)
グローブ(1)
ビニール袋(1)
ストック・ピッケル(1)
スノーシュー(1)
ツェルト(1)
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感想
土樽駅(つちたる)は、東京からは上越線の清水トンネルを抜けた直後にある、新潟県の最初の駅だ。駅から徒歩で取り付ける峰々からは、上越国境の長い稜線から伸びた多くの尾根が大量の雪を抱え、豪雪地の展望が望める。この雰囲気が好きだ。
土樽駅は無人駅。利用者は少ないが、トイレや自販機などの最低限の設備はあり(登山ポストもある)、改札前の待合室は、夜間も常時明かりが灯されて安心できる。今回は駅前で車中泊し、早朝に蓬新道の登山口に向かう。駐車時に車は無く、目につくのは駅前を通る関越自動車道の車ぐらいだった。
明け方、準備を始める。
トイレを利用しようと駅の待合室に入ると、驚いた。寝袋が10個前後転がっている。タープが敷かれ足の踏み場もない。ベンチにはザックもおかれている。どうやら駅寝しているパーティがいたようだ。蛍光灯で明るいなか、よく眠っている。起こさないように、そろりと歩き用事を済ませ出発した。
シシゴヤノ頭は、谷川岳の北側、上越のマッターホルンの異名を持つ大源太山の南側に位置する1,472mのピーク。今まで歩いたことはないが、無雪期には大源太山の登山口からも歩けるようだ。今回は蓬新道から、コマノカミ沢の尾根から取り付いて稜線を目指す積雪期ルートだ。
朝6時に関越自動車道土樽PAに続く橋のたもとをスタート。
1時間40分ほどかけて蓬新道を歩き、コマノカミ沢のスノーブリッジを越えて疎林の尾根に取り付く。今回はスノーシューを使う。今季雪量は少ないが、沈み込みが結構あり、ヒールリフターを使って1,380mの稜線前の広場まで高度を上げていく。この広場に達すると武能岳西尾根を正面に、また囲むように蓬峠・蓬ヒュッテの見える雪稜が眺められる。いい雰囲気だ。標高差、510mの登りに2時間30分ほどかかった。前回(2015年3月)この尾根には2時間15分ほど。前回は当日朝に付けられたトレースに助けられていたので、まずまずのペース。
ここでアイゼンに替え、雪庇の隙間を越えてコマノカミノ頭とシシゴヤノ頭の稜線に出る。コマノカミノ頭まで緩やかな雪稜が真っすぐ続く。奥には大源太山や巻機山へと続く国境稜線。振り返ると、コマノカミノ頭や越後の山々、湯沢の街並みが見える。快適な雪稜だ。
この雪稜を90分かけて歩くとシシゴヤノ頭。今回、全体に風は弱かったが、山頂だけは南からの強い風があり雪煙が舞っていた。まともに顔を向けられないほどで、山頂を写真に収めると早々に撤退した。
帰路は同じ道を辿るのだが、南側の斜面は気温の上昇とともに踏み抜きまくり。ワカンを持っていなかったのもあり苦戦をした。気付いたらストックが曲がっていた。。
今回、登っているパーティが見えた(ステーションビバークしていたパーティ?)、武能岳西尾根がかなり魅力的。あちらの方が標高差が大きく、ソロでは厳しいかもしれないが、来期は1泊2日でチャレンジしてみたくなった。
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