ニコルス山の会、(番外編)鹿島槍ヶ岳
![情報量の目安: B](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 2,314m
- 下り
- 2,320m
コースタイム
- 山行
- 3:07
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 3:33
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 7:54
天候 | 8/10(月)はれ 8/11(火)はれてはいるけどうす曇り 8/12(水)はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8/12(水)扇沢(路線バス)→大町温泉郷(路線バス)→信濃大町12:37(普通)→松本(しなの1号)→名古屋(のぞみ200号)→新大阪(普通)→18:00最寄駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道、すれ違い難い箇所が1箇所ありますが、その他は問題ありません。 種池山荘から鹿島槍ヶ岳までの稜線も問題なく爽快でした。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷の薬師の湯、種池山荘で割引券をもらいました。 時間が早かったせいか、空きすきで、露天風呂はわたしとミツバチ(団体さん)だけでした。 |
装備
個人装備 |
防寒着
雨具
日よけ帽子
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
着替え
ザックカバー
テーピング&サポータセット
|
---|
感想
ニコルス山の会の番外編、北アルプス単独行デビューです。
8月に入って、お盆休みの前半はみんな仕事なので、ひとりでどっか1泊ぐらいで山へ行こうと思い立ち、夜行バスの予約状況を検索したら、富山、飛騨、松本、長野方面はみんな満席で、ほんなら電車で行けて単独行でも危険が少ないところはないかと言う事で鹿島槍ヶ岳をチョイスしました。
夜行バスが取れていたら、扇沢→冷池山荘(泊)→鹿島槍ヶ岳→種池山荘(泊)→扇沢の計画を考えてましたが、電車になったので、種池山荘に連泊して鹿島槍ヶ岳をピストンする計画にしました。
最寄の駅を始発で出発し、タイトな乗り換えスケジュールでしたが、途中、事故、遅れもなく、予定どおり扇沢に着きました。幸先よしです。
昼食、トイレを済ませ、水500mlを5本詰め込んで、いよいよ北アルプス初の単独行に出発です。
柏原新道登山口の手前、扇沢の石碑があるところから稜線を見上げると、種池山荘が見えます。登山計画書を提出し、記念すべき1歩を踏み出しました。初めての道でもあり、暑さもあり、第1ポイントのケルンまでとても長く感じました。その後もペースは上がらず、ほぼコースタイムどおりで種池山荘に着きました。
種池山荘の周りはお花畑でとても気持ちのいいところです。
生ビール2杯飲んでるうちに、あたり一面ガスに包まれましたが、夕食後、ガスの切れ間に鹿島槍ヶ岳が姿を現しました。はじめて間近に見て、その美しさ、雄大さに圧倒されました。
翌朝、予定より少し早く出発し、先ずは爺ヶ岳へ。少し登って振り返ると、剱、立山、針の木、蓮華、その奥に赤牛、水晶、槍、穂高が一望です。爺ヶ岳からは雲海の向こうに八ヶ岳、浅間山、苗場山、火打山などが展望できました。富士山が望めなかったのは少し残念ですが上々の天気です。長野側は雲海ですが、富山側は雲ひとつありません。稜線からはずっと剱、立山を眺められる贅沢な一日でした。冷池山荘から先は出会う人も少なくなり、布引山で3人、鹿島槍でも3人、とても静かな山を楽しめました。
鹿島槍ヶ岳の山頂は意外に広く、北は白馬から南は槍、穂高、西の薬師まで、北アルプスの大展望を存分に堪能しました。小窓雪渓や三ノ窓雪渓も見えましたし、前剱か一服剱あたりでしょうか、雷鳥の親子の形になっている雪渓を見つけました。北峰にも行こうと思ってましたが、今まで歩いてきた稜線から一変して細く頼りなさそうな尾根、そこから続く八峰キレット、五竜岳に到るごつごつの岩稜を見て、こりゃ山の会のみんなで行くべきやなと、あっさり断念しました。
布引山への下りで本物の雷鳥の親子に遭遇しました。うしろをそーっと通過する時、お母さんと目が合って、おもわず「すんません」と謝っていました。
最終日、モルゲンロートを見ようと爺ヶ岳の方へ少し登って、朝食を摂りながら小1時間ほど待ってましたが、太陽が出てくれず叶いませんでした。富士山は見れたのに残念です。爺さん、鹿島槍にさよならと、剱、立山に来月お世話になるでと挨拶して下山の途につきました。
扇沢に予定より早く着いたので、松本でそばを食べようと目論みましたが、大町温泉でゆっくりくつろいでしまって、1つ早いバスに間に合わず、結局、当初の予定どおり、駅そばと駅弁になってしまいました。
北アルプス単独行デビューは、天候、山荘の方々、出会った人々のおかげで、大成功のうちに終わりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する