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Yamareco

記録ID: 6956178
全員に公開
アルパインクライミング
甲信越

巻機山天狗岩南稜テールリッジ(標高1230まで試登)

2024年06月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:17
距離
5.2km
登り
604m
下り
602m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:08
休憩
5:09
合計
8:17
7:09
1
スタート地点
7:10
7:10
28
7:38
7:41
48
8:29
8:29
25
8:54
13:48
15
14:03
14:03
44
14:47
14:59
25
15:24
15:24
2
15:26
ゴール地点
天候
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【2022年米子沢遡行時のコピペ】当時と料金、駐車車両量等変化無し。

巻機山の登山口『桜坂駐車場』に駐車。第一〜第四まであり。
キャパ100台で到着時には80%程度埋まっていた。
駐車料金500円、バッジも買えます。
※きれいなおトイレ・湧き水の靴洗い場あり。
コース状況/
危険箇所等
【駐車場〜割引沢・避難道分岐】
刈払い前で若干藪道だが道自体は明瞭で危険のない安心道。途中沢が横断している部分はぬかるみあり。

【割引沢・避難道分岐〜ヌクビ沢入渓地点】
沢を遡行したりへつったりしていくよりは時間・体力の節約になるだろうと思い行ってみたが、なかなかの悪路。
常時微妙に沢側に外傾していて、しばしば小崩落があり、3〜4歩分山側の枝や草付を掴んでへつる必要があったり、ザレや枯葉堆積部の急登降も出てくる。沢側に転落すれば重大事故になる場所がほとんどで、集中する必要がある。
降雨後は命が掛かる。雨の量によっては途中沢が横断するので、渡渉は困難そう。
バイル等で泥に打ち込んで移動するか、いっそビバークした方が良いかもしれない。
少し顕著な獣道程度という認識でいいかも。

【ヌクビ沢入渓地点〜南稜テールリッジ取付】
ヌクビ沢を100m程度下るが、増水時はともかく平水時は普通に丸腰で降りて行ける。

【南稜テールリッジ取付〜今回到達点】
1P目:SM100C 35m
激藪急登で開始。時折生えているツツジ系やタニウツギの灌木があるおかげで登るに困る難易度ではないが、ほぼ腕力勝負。藪の間隙を見定め進路を決める。密藪に入り込むと登れなくなりそう。藪中を探って岩があればラッキースタンスで助かる。
傾斜が緩んだ狭い場所で灌木にて支点構築。

2P目:kastin52 45m
出だしは今回ルート中最も過酷な密藪。特にクズより粘りと強度のある蔓性植物があらゆる部分に絡まり、足元も定まらず浮遊体験しながら突破。抜けると急な泥壁に巨大な岩が重なる4m程度の突破がおもしろい。その先は藪が次第に薄くなり、傾斜も緩んで登り易い。
豊富な灌木で支点構築。

3P目:SM100C 45m
見上げると傾斜は緩いが、藪で見通せず先がどうなっているかわからないので一応継続してロープ登攀した。結果的には必要なかった。スタスタ歩けるレベルだが、常時藪漕ぎは変わらない。

4P目:kastin52 45m
3P目とほぼ変わらず、傾斜の緩い藪漕ぎ。途中からロープを解き、回収して登る。
以降しばらくは同じ状態が続きそうと判断してそのまま歩いて登った。
(S)2年前、巻機山の米子沢を登って下山中。
ここにいつかは登りたいとふたりで思った天狗岩。

(ka)どうも!ハーネス着けたらかすちんです!

あんな顕著な山(山?)なんで登る人いないの?って思ってた。
2022年09月04日 14:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
17
9/4 14:57
(S)2年前、巻機山の米子沢を登って下山中。
ここにいつかは登りたいとふたりで思った天狗岩。

(ka)どうも!ハーネス着けたらかすちんです!

あんな顕著な山(山?)なんで登る人いないの?って思ってた。
(S)1年前は取付の偵察をしたいと思って割引・ヌクビの二俣まで行こうと思った。ところが結構な雨降りで取付直前で撤退。

(ka)二俣までは越後的には一応、登山道。
しかしわたしにとってはバリエーションルート並の難路(´;ω;`)

越後の山は登山道であってもフツーに難路が多いよね。
2023年09月23日 08:35撮影 by  iPhone XS, Apple
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9/23 8:35
(S)1年前は取付の偵察をしたいと思って割引・ヌクビの二俣まで行こうと思った。ところが結構な雨降りで取付直前で撤退。

(ka)二俣までは越後的には一応、登山道。
しかしわたしにとってはバリエーションルート並の難路(´;ω;`)

越後の山は登山道であってもフツーに難路が多いよね。
(S)しかし取付までの様子と所要時間の予想は付いた。

(ka)あとは雨じゃなくても濡れる覚悟は必要ね(・А・` )
2023年09月23日 08:43撮影 by  iPhone XS, Apple
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9/23 8:43
(S)しかし取付までの様子と所要時間の予想は付いた。

(ka)あとは雨じゃなくても濡れる覚悟は必要ね(・А・` )
(S)そして今回。
今度は入渓せず、避難道と呼ばれている道から行けばどの程度体力と時間を温存出来るのかを偵察に。

(ka)というわけで今日はここから!
2024年06月22日 07:09撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 7:09
(S)そして今回。
今度は入渓せず、避難道と呼ばれている道から行けばどの程度体力と時間を温存出来るのかを偵察に。

(ka)というわけで今日はここから!
(S)想いは募る、天狗岩。いよいよ今回はテールリッジに少し取付いて、藪の程度と掛かる時間の目安を知りたくてやって来た。

(ka)どきどき、わくわく((o(。>ω<。)o))
2024年06月22日 07:11撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 7:11
(S)想いは募る、天狗岩。いよいよ今回はテールリッジに少し取付いて、藪の程度と掛かる時間の目安を知りたくてやって来た。

(ka)どきどき、わくわく((o(。>ω<。)o))
(S)あじさいがきれいな季節になったね。

(ka)さて、今日は梅雨入り前の最後の晴れ間になりそう。

午後から天気は下り坂ってことでお昼前後をタイムリミットに。
2024年06月22日 07:14撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 7:14
(S)あじさいがきれいな季節になったね。

(ka)さて、今日は梅雨入り前の最後の晴れ間になりそう。

午後から天気は下り坂ってことでお昼前後をタイムリミットに。
(S)途中、イチヤクソウのつぼみが数ヶ所に。なかなか開花状態に会えない花というイメージ。

(ka)今年最初の花芽を見つけてから会うたび標高が上がっているから開花に出会えない(ノД`)
2024年06月22日 07:25撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 7:25
(S)途中、イチヤクソウのつぼみが数ヶ所に。なかなか開花状態に会えない花というイメージ。

(ka)今年最初の花芽を見つけてから会うたび標高が上がっているから開花に出会えない(ノД`)
(S)先回の偵察ではここを左に進み、正直に入渓したけど、今回は右へ。

(ka)「避難道」ってなんだ?って地理院地図で確かめたらちゃんと歩道として線が引かれてた。
2024年06月22日 07:36撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 7:36
(S)先回の偵察ではここを左に進み、正直に入渓したけど、今回は右へ。

(ka)「避難道」ってなんだ?って地理院地図で確かめたらちゃんと歩道として線が引かれてた。
(S)オオナルコユリが大いばりで咲いていた。

(ka)ウズラちゃんだとかツルリンドウもたくさん!
2024年06月22日 07:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 7:41
(S)オオナルコユリが大いばりで咲いていた。

(ka)ウズラちゃんだとかツルリンドウもたくさん!
(S)新潟の破線ルートだから想定内ではあるけど、なるべく時間と体力を温存したいという主旨から考えるとコスパはあまり良くはない感じの悪路。

(ka)トラバースなんてお気楽な道じゃないのよ。へつりよ、へつり。
2024年06月22日 07:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 7:43
(S)新潟の破線ルートだから想定内ではあるけど、なるべく時間と体力を温存したいという主旨から考えるとコスパはあまり良くはない感じの悪路。

(ka)トラバースなんてお気楽な道じゃないのよ。へつりよ、へつり。
(S)一応マーキングは稀にある。

(ka)ヤマレコアプリでも?⃞マークが付いてるとこ。マーキング見逃すとうすいルンゼ状の急登を直登しそう。
2024年06月22日 08:06撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 8:06
(S)一応マーキングは稀にある。

(ka)ヤマレコアプリでも?⃞マークが付いてるとこ。マーキング見逃すとうすいルンゼ状の急登を直登しそう。
(S)こういう気楽なところは少ない。

(ka)つまりカメラを構えることができるところは少ない。
2024年06月22日 08:20撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 8:20
(S)こういう気楽なところは少ない。

(ka)つまりカメラを構えることができるところは少ない。
(S)こんなとこ、雨が降ればかなり危うい。沢が増水してこの避難道に逃れたとしても、移動出来るかどうかは怪しい。
バイルがあればなんとかなるけど。

(ka)チェンスパ着けると安心かもなんだけど、ときどき現れる岩が逆にいやらしくて着ける気になれない!
2024年06月22日 08:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 8:23
(S)こんなとこ、雨が降ればかなり危うい。沢が増水してこの避難道に逃れたとしても、移動出来るかどうかは怪しい。
バイルがあればなんとかなるけど。

(ka)チェンスパ着けると安心かもなんだけど、ときどき現れる岩が逆にいやらしくて着ける気になれない!
(S)巻機の魔人がいよいよ見えてくる。

(ka)越後の「忘れ去られた三大岩壁」のうちのひとつではなかろうか。

あとのふたつは佐梨川金山沢奥壁(こないだ中澤さんがやってたけど)と海谷カールマルクス大フェースでいかがでしょう。
2024年06月22日 08:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 8:28
(S)巻機の魔人がいよいよ見えてくる。

(ka)越後の「忘れ去られた三大岩壁」のうちのひとつではなかろうか。

あとのふたつは佐梨川金山沢奥壁(こないだ中澤さんがやってたけど)と海谷カールマルクス大フェースでいかがでしょう。
(S)割引沢は二俣からすぐで雪渓となっているみたい。

(ka)いい眺め!
2024年06月22日 08:30撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 8:30
(S)割引沢は二俣からすぐで雪渓となっているみたい。

(ka)いい眺め!
(S)落葉堆積の急登は慎重に登る。

(ka)落葉トラップの下に根っこだとか岩が隠されているのだ。
2024年06月22日 08:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 8:38
(S)落葉堆積の急登は慎重に登る。

(ka)落葉トラップの下に根っこだとか岩が隠されているのだ。
(S)雪崩ルートが明瞭な対面する沢筋。

(ka)黒岩峰の稜線から落ちる岩記号のとこが見えてるのかな。
2024年06月22日 08:45撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 8:45
(S)雪崩ルートが明瞭な対面する沢筋。

(ka)黒岩峰の稜線から落ちる岩記号のとこが見えてるのかな。
(S)ここでヌクビ沢への入渓点に向かう。

(ka)赤ペンキの文字っておどろおどろしいの、なんで!?
2024年06月22日 08:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 8:57
(S)ここでヌクビ沢への入渓点に向かう。

(ka)赤ペンキの文字っておどろおどろしいの、なんで!?
(S)ヌクビ沢に出て見上げると雪渓は既に消えているけど、さらに上流は井戸尾根登山者の記録によればまだ残っているようだ。
我々はここから下る方向に100m程度。

(ka)フツーにヌクビ沢遡行してみたいな♪
2024年06月22日 08:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 8:59
(S)ヌクビ沢に出て見上げると雪渓は既に消えているけど、さらに上流は井戸尾根登山者の記録によればまだ残っているようだ。
我々はここから下る方向に100m程度。

(ka)フツーにヌクビ沢遡行してみたいな♪
(S)見下ろすと、特に問題なく濡れずに降りて行けそう。

(ka)滝には明瞭な巻道あったよ。
2024年06月22日 09:02撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 9:02
(S)見下ろすと、特に問題なく濡れずに降りて行けそう。

(ka)滝には明瞭な巻道あったよ。
(S)上流側は巨石ゴーロ帯。

(ka)涼しい風が吹いてて快適。
2024年06月22日 09:10撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 9:10
(S)上流側は巨石ゴーロ帯。

(ka)涼しい風が吹いてて快適。
(S)ここが割引沢とヌクビ沢の二俣であると同時に天狗岩南稜テールリッジ末端。今日は実際にテールリッジを少し登って様子を見てみたい。

(ka)どこから取り付くのか悩むけど、どこから取り付いてもたいして変わらないな‎( ꒪⌓꒪)
2024年06月22日 09:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 9:20
(S)ここが割引沢とヌクビ沢の二俣であると同時に天狗岩南稜テールリッジ末端。今日は実際にテールリッジを少し登って様子を見てみたい。

(ka)どこから取り付くのか悩むけど、どこから取り付いてもたいして変わらないな‎( ꒪⌓꒪)
(S)割引沢の上流を覗くと、少し進んだ先でまだ雪渓が豊富に残っている。

(ka)今見えてる面が天狗岩南壁?
2024年06月22日 09:43撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 9:43
(S)割引沢の上流を覗くと、少し進んだ先でまだ雪渓が豊富に残っている。

(ka)今見えてる面が天狗岩南壁?
(S)よーし行ってみよう!
先がどうなっているかわからない所に登るのはやっぱり胸が高鳴る!

(ka)SM先生はするすると登って行ったけども、なかなかの泥壁だった。
2024年06月22日 09:46撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 9:46
(S)よーし行ってみよう!
先がどうなっているかわからない所に登るのはやっぱり胸が高鳴る!

(ka)SM先生はするすると登って行ったけども、なかなかの泥壁だった。
(S)ここからはかすちん撮影の写真はなくなる。撮るより登ることに集中するらしい。
1P目が終わり、かすちんの2P目スタート。激藪急登、出だしで藪に捕まって苦労していた。

(ka)どうにもならない薮まみれで否応なしにつるべで登るしかない。

この出だしの薮、踏み抜いたら空中なのかさえ分からなくてこわい上に薮を抜けたら崩れそうな岩。

そういう意味では今回いちばんおもしろいピッチをリードで登れてラッキーو(*`꒳´)٩
2024年06月22日 10:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 10:11
(S)ここからはかすちん撮影の写真はなくなる。撮るより登ることに集中するらしい。
1P目が終わり、かすちんの2P目スタート。激藪急登、出だしで藪に捕まって苦労していた。

(ka)どうにもならない薮まみれで否応なしにつるべで登るしかない。

この出だしの薮、踏み抜いたら空中なのかさえ分からなくてこわい上に薮を抜けたら崩れそうな岩。

そういう意味では今回いちばんおもしろいピッチをリードで登れてラッキーو(*`꒳´)٩
(S)その先もロープ登攀してみたが、特にロープは必要なく、歩きで行けた。12:00タイムリミットと決めての偵察だったので、ここで下ることにした。ここから先もこんな藪を進まなければならないみたいだが、この程度なら問題なく進めそう。

(ka)ところどころ獣の寝床らしきものや大きめの獣の糞もあったのでそれなりの薮のうすいとこを狙って高い方を目指せば尾根は外さない。
2024年06月22日 12:11撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 12:11
(S)その先もロープ登攀してみたが、特にロープは必要なく、歩きで行けた。12:00タイムリミットと決めての偵察だったので、ここで下ることにした。ここから先もこんな藪を進まなければならないみたいだが、この程度なら問題なく進めそう。

(ka)ところどころ獣の寝床らしきものや大きめの獣の糞もあったのでそれなりの薮のうすいとこを狙って高い方を目指せば尾根は外さない。
(S)下り始めた写真のようだが、何が何だかさっぱりわからない(笑)

(ka)これは最高難易度の「SMセンセイを探せ!」

撮った本人もどこにSMセンセイがいるのか不明。
2024年06月22日 12:15撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 12:15
(S)下り始めた写真のようだが、何が何だかさっぱりわからない(笑)

(ka)これは最高難易度の「SMセンセイを探せ!」

撮った本人もどこにSMセンセイがいるのか不明。
(S)下っている途中にひょっこり現れたかもしーが、足取りも軽く渡渉し、また藪中に消えた。あの足がうらやましい。

(ka)すごくおっきいカモシカさん。ここらのヌシなのではなかろうか。
2024年06月22日 12:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 12:44
(S)下っている途中にひょっこり現れたかもしーが、足取りも軽く渡渉し、また藪中に消えた。あの足がうらやましい。

(ka)すごくおっきいカモシカさん。ここらのヌシなのではなかろうか。
(S)最後は懸垂で無事下って来た。ロープをまとめて下山の運び。

(ka)斜度で言えば1ピッチ目がいちばんキツいのと潅木が皆無になるので懸垂で降りるのが吉。
2024年06月22日 12:59撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 12:59
(S)最後は懸垂で無事下って来た。ロープをまとめて下山の運び。

(ka)斜度で言えば1ピッチ目がいちばんキツいのと潅木が皆無になるので懸垂で降りるのが吉。
(S)避難道に登る途中咲いていたリンドウがきれいだった。

(ka)避難道も天狗岩南稜も写真を撮る余裕がなくて、ようやく深呼吸ができた刹那、突然足元にご褒美ハルリンドウ。

ほっこりせざるを得ない(◍︎´꒳`◍︎)
2024年06月22日 13:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 13:35
(S)避難道に登る途中咲いていたリンドウがきれいだった。

(ka)避難道も天狗岩南稜も写真を撮る余裕がなくて、ようやく深呼吸ができた刹那、突然足元にご褒美ハルリンドウ。

ほっこりせざるを得ない(◍︎´꒳`◍︎)
(S)下山中振り返るとたまに見える天狗岩。
いつかきっと。

(ka)うんうん!こーゆーのが登山だよね!
2024年06月22日 13:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 13:44
(S)下山中振り返るとたまに見える天狗岩。
いつかきっと。

(ka)うんうん!こーゆーのが登山だよね!
(S)もう少しで藪を抜け、傾斜のキツい壁に出るという予想をしていて、そこを登り切ればスラブに出ると思う。
今回藪を抜けた先を見てみたかったが、時間切れ。

(ka)どこをどう登ったのかここからだとよく分かんないね(๑˘・з・˘)

もうちょっと藪漕ぎスキルを上げたいところ。
2024年06月22日 13:44撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 13:44
(S)もう少しで藪を抜け、傾斜のキツい壁に出るという予想をしていて、そこを登り切ればスラブに出ると思う。
今回藪を抜けた先を見てみたかったが、時間切れ。

(ka)どこをどう登ったのかここからだとよく分かんないね(๑˘・з・˘)

もうちょっと藪漕ぎスキルを上げたいところ。
(S)ここからはヌクビ沢の布干岩の滝なのかな。

(ka)藪でまったく歯が立たないとなったら、あそこで遊ぼうかとこっそり画策してた(*´罒`*)
2024年06月22日 14:36撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 14:36
(S)ここからはヌクビ沢の布干岩の滝なのかな。

(ka)藪でまったく歯が立たないとなったら、あそこで遊ぼうかとこっそり画策してた(*´罒`*)
(S)避難路の難路が終了、いい道に出た。

(ka)いやー、避難道シビれるわ!
登りも降りも同じくらい時間もかかるし、ものすごいヤマヂカラを鍛錬できるわ!
2024年06月22日 14:58撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 14:58
(S)避難路の難路が終了、いい道に出た。

(ka)いやー、避難道シビれるわ!
登りも降りも同じくらい時間もかかるし、ものすごいヤマヂカラを鍛錬できるわ!
(S)ここまで来ればもう終了も同然。

(ka)ハイジが駆け回ってそうな草原だ。
2024年06月22日 15:16撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 15:16
(S)ここまで来ればもう終了も同然。

(ka)ハイジが駆け回ってそうな草原だ。
(S)途中ヒョウモンチョウがすぐ近くのアザミに飛来。駐車場では車の中に入ってきて汗を舐められた。塩分補給は大事よね。

(ka)アザミはちょうちょに人気よね(*´∀`*)
2024年06月22日 15:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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6/22 15:18
(S)途中ヒョウモンチョウがすぐ近くのアザミに飛来。駐車場では車の中に入ってきて汗を舐められた。塩分補給は大事よね。

(ka)アザミはちょうちょに人気よね(*´∀`*)
(S)これにて偵察終了です。

(ka)偵察というか、試登というか。
2024年06月22日 15:23撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 15:23
(S)これにて偵察終了です。

(ka)偵察というか、試登というか。
(S)ずいぶん背の高いウツボグサだねー。

(ka)駐車場にいくらか下山してきたハイカーさんがいてようやく人心地がついた⸜(*˙꒳˙*)⸝
2024年06月22日 15:25撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 15:25
(S)ずいぶん背の高いウツボグサだねー。

(ka)駐車場にいくらか下山してきたハイカーさんがいてようやく人心地がついた⸜(*˙꒳˙*)⸝
(S)とても有意義な偵察でした。

(ka)ただいまー!

何も達成していないにも関わらず、わたしにとってはアプローチも含め立派な「登山」になったな( ´-`)
2024年06月22日 15:25撮影 by  iPhone XS, Apple
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6/22 15:25
(S)とても有意義な偵察でした。

(ka)ただいまー!

何も達成していないにも関わらず、わたしにとってはアプローチも含め立派な「登山」になったな( ´-`)

感想

人が踏み入らない所というのは、時に信じられない光景を生み出すことがある。
すごい絶景だったり、寒気がするほどの昆虫の群れだったり。
すべてがキラキラする体験ではないというのがポイントで、ただ苦しかったり、怖かったり、気持ち悪かったりするのもまた、山の一面でもある。

そういう山の裏の顔を知ることは、本来の登山の姿だと思っている。
ありとあらゆる事象が重なって、そこにいるべき生き物が生きていて、そこにしかない光景を生み出している。
人が入ることにより、それは少しずつ崩されている。それは一概に悪いこととは言えず、それによって新たな植生が芽生えたりすることもある。

だが、本来そこがどんな所だったのか。そこを知ることにとても興味があって、そこには何があって、どんな生き物がいて、どんな光景が広がっていたのか。
人が入ってしまえば、過去の記述でしかもう知る術がない。

まだ原始のままのおもしろそうなところが無限にあって、もしかしたら自分にも行けそうなところが残っているという事実。
それだけでも胸が高鳴ることだけど、出来れば踏み入って自分の眼で見てみたい。

それがボクに泥壁を登らせ、藪を漕がせ、沢に入らせ、登山道も歩かせている原動力だ。

ここから山頂に登れるかはわからない。
わからないが、そんな進んだ先の世界で見れる光景にはとても期待している。
「その辺りで一番高い所」に行きたいわけじゃなく、「その辺りはどんな世界なのか」が唯一の興味だ。

人々の認識が、山は単なる競争や技術、キラキラした美しく優しいだけの世界、という方向に進んでいくなら、それは山の本質を見ていないと思っている。

偉そうなことを書いたが、ぶっちゃけそこに行ってみたいだけなんだよなぁ(笑)

天狗岩を初めて眺めて、その夜すぐにインターネットで記録を漁った。
登山大系には西壁と南壁の記録しかない。
厳冬期の南稜登頂記録は、あった。

この天狗岩を「忘れられた岩壁」と紹介するブログもあって、その理由のひとつとして交通の便だっり、アプローチの遠さを上げていて、それってやっぱり今で言うフリークライマー的な考えだよな、と思った。

映える壁に手軽に取り付いて初登ルートを制覇する。
それで世に名を馳せるってわけか。

そもそもわたしはハイキングを始めたころから「山は苦しみに行くところ」って言い切る串田孫一信者だから、アプローチうんぬんとか、登頂できるかできないかはわりとどうでもよくて、そこへ至る作戦を練って、偵察に行き、取り付いてみるっていうのを繰り返してきた。

ふと、林道から見えたトンガリ山だったり、地形図を見ていて気になる谷筋があったり。
行ってみたいけど行くための知識と技術がないのはとても悲しいことだ。

行けるか、行けないかじゃない。
行ってみなくちゃ分からない。

それがやっぱり、わたしの思うほんとうの登山の醍醐味なんだと思う。

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