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Yamareco

記録ID: 6950181
全員に公開
ハイキング
近畿

雪彦山 - ハードな岩登り & 久しぶりの道迷い

2024年06月21日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
03:58
距離
9.8km
登り
1,379m
下り
1,379m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:55
休憩
0:59
合計
3:54
12:32
37
13:09
13:18
9
13:27
13:38
26
14:04
14:07
18
14:25
14:28
6
14:34
14:44
35
15:19
15:42
12
15:54
15:54
31
16:25
16:25
1
16:26
ゴール地点
【注】道迷いした箇所の写真がGPSズレで変なことになっています。虹ヶ滝〜大曲の間で起こった出来事です。
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【駐車場】雪彦山登山口…トイレもあります。
コース状況/
危険箇所等
・大天井岳への鎖場はとてもハードですが、しっかり鎖やロープを使えばなんとかいけました。
・雪彦山〜鉾立山〜ジャンクションピークまでは緩やかで歩きやすいです。
・虹ヶ滝付近でコースが破損し、沢を下りていくと行き詰ってしまいました。標識もあってないようなものでした。
出発して数分、いきなり無茶苦茶だということを思い知らされます。
2024年06月21日 12:30撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
1
6/21 12:30
出発して数分、いきなり無茶苦茶だということを思い知らされます。
整備された岩場という雰囲気はないので、それはそれで新鮮です。が、やはりキツイw
2024年06月21日 12:32撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 12:32
整備された岩場という雰囲気はないので、それはそれで新鮮です。が、やはりキツイw
絶壁ですね。美しい。
2024年06月21日 12:48撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 12:48
絶壁ですね。美しい。
七種山や明神山とは比較にならない難易度。
*以下、「比較になる、ならない」に該当する山は「七種山や明神山」を指します。
2024年06月21日 13:02撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:02
七種山や明神山とは比較にならない難易度。
*以下、「比較になる、ならない」に該当する山は「七種山や明神山」を指します。
自然に圧倒され続けます。
2024年06月21日 13:03撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:03
自然に圧倒され続けます。
出雲岩。そう、岩の大きさも比較にならないぐらい大きい。
2024年06月21日 13:09撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:09
出雲岩。そう、岩の大きさも比較にならないぐらい大きい。
ロッククライミングにも使われているみたいです。絶対無理だ💦
2024年06月21日 13:09撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:09
ロッククライミングにも使われているみたいです。絶対無理だ💦
ロープも見えます。どういう手順を踏んで登るんでしょうか。興味はあります。
2024年06月21日 13:11撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:11
ロープも見えます。どういう手順を踏んで登るんでしょうか。興味はあります。
眺望はとても良いです。新緑の季節も過ぎ、夏の顔をしているようにみえました。
2024年06月21日 13:17撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
2
6/21 13:17
眺望はとても良いです。新緑の季節も過ぎ、夏の顔をしているようにみえました。
この隙間を通過せよ、と⁉💦
道順の標識は少ないですが、適宜スプレーで方向が記してあります。
2024年06月21日 13:18撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:18
この隙間を通過せよ、と⁉💦
道順の標識は少ないですが、適宜スプレーで方向が記してあります。
大天井岳だけど、ここが雪彦山という定義も存在。
2024年06月21日 13:35撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:35
大天井岳だけど、ここが雪彦山という定義も存在。
雪彦山山頂からの風景。綺麗に撮影できませんでした😿
2024年06月21日 13:34撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:34
雪彦山山頂からの風景。綺麗に撮影できませんでした😿
天狗岩。ここの岩は桁違いにデカい
2024年06月21日 13:41撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 13:41
天狗岩。ここの岩は桁違いにデカい
こちらがガイドブックや地図に表記されている雪彦山。
この後、ずっと「これ以上岩場があると体力的にキツイな。雨降ったら嫌だな」ということを考えていました。実際は、全くきつくなかったのです。
2024年06月21日 14:06撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
1
6/21 14:06
こちらがガイドブックや地図に表記されている雪彦山。
この後、ずっと「これ以上岩場があると体力的にキツイな。雨降ったら嫌だな」ということを考えていました。実際は、全くきつくなかったのです。
まさかの四等三角点。一等三角点だと思ったw
2024年06月21日 14:07撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
1
6/21 14:07
まさかの四等三角点。一等三角点だと思ったw
鉾立山山頂。
2024年06月21日 14:26撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 14:26
鉾立山山頂。
ジャンクションピーク通過後に見られた景色。
2024年06月21日 14:37撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 14:37
ジャンクションピーク通過後に見られた景色。
北東方面(?)の眺望も抜群。
2024年06月21日 14:38撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 14:38
北東方面(?)の眺望も抜群。
ここからの眺め、最強クラス。小豆島までの島々がはっきり見えます。
2024年06月21日 14:38撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 14:38
ここからの眺め、最強クラス。小豆島までの島々がはっきり見えます。
同じ場所なのに飽きない。これを見るだけのために来る価値はありそうです。
さて、下山!ここまで来たら下りもそこそこ楽なのだろうなと思いました。
2024年06月21日 14:40撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 14:40
同じ場所なのに飽きない。これを見るだけのために来る価値はありそうです。
さて、下山!ここまで来たら下りもそこそこ楽なのだろうなと思いました。
楽じゃなさそうですね…。
2024年06月21日 14:46撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 14:46
楽じゃなさそうですね…。
結構急な坂ですね💦
2024年06月21日 14:50撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 14:50
結構急な坂ですね💦
山の奥地のような不気味な雰囲気も感じます。秋は紅葉が美しいと思います。
2024年06月21日 14:53撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
3
6/21 14:53
山の奥地のような不気味な雰囲気も感じます。秋は紅葉が美しいと思います。
ケルンっぽいもの。
2024年06月21日 14:59撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 14:59
ケルンっぽいもの。
ナメ滝ってどれ?(地図上ではここがナメ滝を示しています)
2024年06月21日 15:07撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:07
ナメ滝ってどれ?(地図上ではここがナメ滝を示しています)
ドロカベコースというのもあるんですね。雨の後は土壌も柔らかく、なおかつ山頂手前はロープありの急坂とのこと。
2024年06月21日 15:08撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:08
ドロカベコースというのもあるんですね。雨の後は土壌も柔らかく、なおかつ山頂手前はロープありの急坂とのこと。
この構図は好き。
2024年06月21日 15:10撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:10
この構図は好き。
ナメ滝、ここじゃん!
そして長い!
全体が撮れない!🤭
2024年06月21日 15:12撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:12
ナメ滝、ここじゃん!
そして長い!
全体が撮れない!🤭
自然は良い。
2024年06月21日 15:15撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:15
自然は良い。
段になっている沢の様子、好き。
2024年06月21日 15:18撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 15:18
段になっている沢の様子、好き。
滝、何度も見てるけど、形が毎回違うのが良い。
2024年06月21日 15:19撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:19
滝、何度も見てるけど、形が毎回違うのが良い。
「おさげ」っぽい。
2024年06月21日 15:21撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
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6/21 15:21
「おさげ」っぽい。
そしてここで気づく。
「ここはルートじゃない!」
2024年06月21日 15:24撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:24
そしてここで気づく。
「ここはルートじゃない!」
ちょうど虹ヶ滝で迷いました。
2024年06月21日 15:28撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:28
ちょうど虹ヶ滝で迷いました。
それでも美しい滝は撮影。
2024年06月21日 15:29撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:29
それでも美しい滝は撮影。
ここに立っていることが間違いなのかもしれません。
2024年06月21日 15:32撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:32
ここに立っていることが間違いなのかもしれません。
ここからどうやってルート見つければいいんですかね…w💦
この先は行けそうになかったので左手の方向へ迂回、しかし降りれど降りれどどんどん進めそうなルートが無くなります。
ついに崖っぽいところまで来て、左手の岩はないが登れないような急な坂に目を付けました。直では登れませんが、少し戻れば上手いこと登れそうだと推察。行ってみると、わずかに細い登山道が見えました。
2024年06月21日 15:33撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:33
ここからどうやってルート見つければいいんですかね…w💦
この先は行けそうになかったので左手の方向へ迂回、しかし降りれど降りれどどんどん進めそうなルートが無くなります。
ついに崖っぽいところまで来て、左手の岩はないが登れないような急な坂に目を付けました。直では登れませんが、少し戻れば上手いこと登れそうだと推察。行ってみると、わずかに細い登山道が見えました。
やっとルート復帰できました。この前方は通行禁止(不可能)。
沢を下り続けるのは危険だということを再認識。
2024年06月21日 15:47撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:47
やっとルート復帰できました。この前方は通行禁止(不可能)。
沢を下り続けるのは危険だということを再認識。
画像検索で「ツタカエデ」とありましたが、
2024年06月21日 15:58撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 15:58
画像検索で「ツタカエデ」とありましたが、
ルート復帰できました。この細い道は沢から見えないです。
今後のためにどう行けば正解だったかを確認してみます。
2024年06月21日 16:10撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:10
ルート復帰できました。この細い道は沢から見えないです。
今後のためにどう行けば正解だったかを確認してみます。
看板はあるけど、道はないですよね・・・。
右手にある大きな岩は見覚えがあるので、そこから現時点へ行けば容易に進めたんですが…そのときは道とは全く認識できておらず😿
2024年06月21日 16:13撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:13
看板はあるけど、道はないですよね・・・。
右手にある大きな岩は見覚えがあるので、そこから現時点へ行けば容易に進めたんですが…そのときは道とは全く認識できておらず😿
これだけじゃルート絶対分からない。
2024年06月21日 16:15撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:15
これだけじゃルート絶対分からない。
真ん中の人工的に積み上げられた感じのする部分から移動すればよかったのかな?とりあえずここを抜けて「大曲」を通過、この辺りは歩きやすい。
2024年06月21日 16:15撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:15
真ん中の人工的に積み上げられた感じのする部分から移動すればよかったのかな?とりあえずここを抜けて「大曲」を通過、この辺りは歩きやすい。
雪彦山第二ダム(鋼製格子枠砂防ダム)
2024年06月21日 16:21撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:21
雪彦山第二ダム(鋼製格子枠砂防ダム)
オープン型になっているのは、流れが急で巨石も多いことから災害時に食い止めるために作られている模様。
2024年06月21日 16:22撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:22
オープン型になっているのは、流れが急で巨石も多いことから災害時に食い止めるために作られている模様。
登山口近くに不動明王。
2024年06月21日 16:26撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:26
登山口近くに不動明王。
「賀野神社」と書いてありますが、「兵主神社」とのこと。
2024年06月21日 16:40撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:40
「賀野神社」と書いてありますが、「兵主神社」とのこと。
仲良し子猫。
2024年06月21日 16:39撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:39
仲良し子猫。
廃寺となった金剛鎮護寺。
2024年06月21日 16:41撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:41
廃寺となった金剛鎮護寺。
お鎮守様として地域の方に愛されているとのこと。
2024年06月21日 16:42撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:42
お鎮守様として地域の方に愛されているとのこと。
この地点は映えますね。
2024年06月21日 16:42撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:42
この地点は映えますね。
山、神社、猫。
2024年06月21日 16:43撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:43
山、神社、猫。
猫はいいぞ。
2024年06月21日 16:43撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:43
猫はいいぞ。
車が来ても逃げない。
2024年06月21日 16:43撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:43
車が来ても逃げない。
繫殖し続けているのかな。もしかしたら岡山県の遙照山のように捨て猫のパターンかな?😿
2024年06月21日 16:44撮影 by  OPPO A79 5G, OPPO
6/21 16:44
繫殖し続けているのかな。もしかしたら岡山県の遙照山のように捨て猫のパターンかな?😿

装備

備考 梅雨の時期に登るものではなかったですね。雨の心配をしないといけないので。

感想

先に「とんがり山」を登ったので登山開始時間が12時半過ぎになってしまいました。
雪彦山を登って思ったのは、今まで登った中でも1,2位を争うぐらいきつかったです。キツイ要因は、序盤の岩登り、後半の沢下り。今回の基本ルート以外にもさらに上級者向けのルート(地蔵岳を登るもの)もあると聞いて、今の自分では絶対無理だなと思いました。ロッククライミング用のルートなのかもしれませんね。次行くときはヘルメットも買って持っていこうと思いました。

雪彦山がどの部分なのかについては、いろんな定義があるそうです。
・国土地理院「三辻山を"雪彦山"として、二等三角点を置きます」←二等?四等三角点だったような。
・登山案内「「大天井岳」、「不行岳」、「三峰岳」、「地蔵岳」等の岩峰から構成される「洞ケ岳」の最高峰である「大天井岳」(標高811m)が雪彦山」
・旧夢前町「「洞ケ岳」 (811m) 、「鉾立山」 (950m) 、「三辻山」 (915m) の総称が雪彦山」
・昔「周辺の明神山、七種山を総称して雪彦山と呼びます」
いろんな解釈があるんですね。

雪彦山、何がキツイのか、順を追って説明します。
まず、登山口からみえた風景がキツイ。今までに見たことがない岩場、その物量。この日の前日に登った「七種山」「明神山」とは比較にならないほどのハードさでした。序盤はトレッキングポールも使いながらヨイショヨイショと登ることができましたが途中からロープ&鎖の連続でトレッキングポールが使えない状況になります。まさに崖を登っていく感じでした。途中でギブアップなんてできませんので、必死に食らいついて登り続けました。
この時期だと雨の日が多いので、あまり鎖場を行くのは安全とはいえないですね。今回は手袋を持参していたので滑ることはありませんでしたが、手袋をしても濡れてしまったためにグリップ力が落ちていることは否めませんでした。やっぱり春や秋に行った方がいいですね💦
「出雲岩」をはじめとした巨岩にも圧倒されました。落石注意と書いてありますが、これヘルメットしてても押しつぶされるんじゃないかというような岩ばかり。こういう巨岩の近くを通るのもいいですね。

大天井岳以降も急な岩場が続くものと思っていたので、水分や食料をセーブしながら登っていましたが、割と雪彦山山頂〜ジャンクションピークは緩やかな普通の登山道でした。少し気を緩めてオニギリ🍙を頬張りました。山の上で食べる食事は格別ですが、この山では「無事下山できるのか」という不安が入り混じってました💦

ジャンクションピーク(942m峰)の分岐付近からの眺望は今までのキツイ岩場登りの疲れを吹き飛ばすほどの美しさでした。近くの山々の輪郭がくっきり見え、さらには遠くの海まで見ることができて感動しました。海に近い低山からは海や付近の集落しか見えませんが、雪彦山からは様々な高さの山が見渡せ、さらには海と島々もくっきり見えるのが良いです。これを見るためだけに登るのも良いかもしれません。

ここから沢に沿って降りていきます。まずナメ滝の場所が地図のと違っていて混乱しました。全然違う!実際のナメ滝は一つひとつはそう大きくないのですが、段々に滝が形成されていて、下山しながら見下ろすことができました。
ここまでくると「難易度高いのは最初の岩登りだけで、後は比較的楽だったな」と楽観的になりました。
ところが、虹ヶ滝付近に差し掛かると、道が不明瞭になりました。
沢を渡るのか?
ルートが示す先には道は消えてるけど、このまま進んで良いのか?
もしかしたら大雨の影響で土砂が崩れてしまって道が消えた可能性はありますが…。こういう時に限ってスプレーで描かれた方向指示は全くなく(普通の山でしたらピンクテープ)。GPSもズレていて残るは自分の感覚が頼りです。
沢に沿って降りていきましたが、がむしゃらに下りることはしません。必ずピンクテープのようなものの有無を見たり、踏み跡があるかを確認します。「それらしきもの」が見えなくなったので、かなり焦ってしまいましたが、とりあえず愚痴を垂らした後、来た道を戻ってみます。「もしかしたらこの崖を登るのか」と見上げた先にあるのが本ルートでした。ということは、どこかに人が通れるようなルートがこの地点から見えないだけで戻れば見えるかもしれない。通過したときは「通れない」と思っていたところが実は通れるとわかり、沢を渡ると踏み跡を発見。なんとか登れる見込みが出てきました。この点も雪彦山の難易度の高さ(初心者からしたら)なのかなと感じました。ガチガチに整備された明神山と較べると、雪彦山はポジティブに考えると「あまり人の手を加えない自然そのもの」なのかもしれません。
本ルートから進むと分岐がみえ、本来通るはずだったルートもみえました。一体どういうことなのか確認しに戻ると、道がなくなっていて沢を渡らないとたどり着けないようになっていました。標識も向こうからは見えないし、もしこの標識が見えていたら迷わずに行けた可能性は高いです。この点は僕の注意力(集中力)が足りていなかったと思います。

午後4時を過ぎてあたりも暗くなってきて不安感はピークになりましたが、なんとか計画ルートと合流し下山することができました。自分にとってとてもハードな山行となりましたが、こういう経験もしていきながら少しずつ成長していかないと登りたい山も登れないのだろうなと思います。
正直登山中は「もう2度と来たくない」と呟いてしまいましたが、今は「次はもっとしっかり準備して気候と天気が安定した時期に登ってみよう」という気になりました。

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