【公共交通機関利用で日帰り!】飛越・大長谷温泉から金剛堂山往復
- GPS
- 06:03
- 距離
- 15.7km
- 登り
- 1,261m
- 下り
- 1,085m
コースタイム
- 山行
- 5:24
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 6:29
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
https://www.city.toyama.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/006/266/07time_yatsuo_onagatani2024.pdf <ゆき> 小杉649━659富山720━753越中八尾812=913大長谷温泉 <かえり> 大長谷温泉1619=1717越中八尾1749━1823富山1825━1835小杉 |
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪は殆ど無かったけど、難所の池は雪に埋まっており、ラクラク通過。 尾根に乗ってから池までの急坂は落ち葉が積もってて歩きにくい。 |
その他周辺情報 | 大長谷温泉で入浴。大人470円 |
写真
感想
金剛堂山には過去4回登ってるけど、いずれもマイカーの利用。今回、公共交通機関のみの利用で、金剛堂山へ日帰り登山に行って来た。JR高山線の越中八尾駅前からの富山市コミュニティバス(旧八尾町営パス)の大長谷線を利用したんだけど、日曜運休なので、日帰り登山に使うとしたら私の場合土曜日しかあり得ない。ホントは、往路か復路の片方を南砺市営バスの「なんバス」を使いたかったけど、トレランランナーでもない限り、ダイヤ上、無理! 大長谷温泉からの往復であれば、2年前に発電所入口から往復してる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4495698.html)のでコースの勝手が分かったうえ、大長谷温泉から発電所入口まで片道1時間ほどで歩けるだろうから、前回の実績(約5時間)プラス2時間あれば往復出来ると見積もった。第一便の大長谷温泉着が9:13、最終便の大長谷温泉発が16:15なので、机上計算では7時間あれば往復出来るハズ!
金剛堂山を公共交通機関による日帰りにチャレンジするプランは以前より温めてたけど、実行する時期としては秋を考えてた。歩き始めが9時過ぎになる以上、暑い時期は避けたい。しかし、大型連休中に金剛堂山に登られたかたがたの記録がたくさん乗ってるので、今の時期に挑戦することを検討。私が高校総体の山岳競技の会場だった金剛堂山に下見&本番で2週連続で登ったのは1986年の5月最終週と6月第1週だったけど、この時は雪が多く、「金剛堂山は6月にならないと登れない山」という認識を持つに至ったけど、温暖化の影響か、5月初旬でも安心して登れる山になったよう。ただし、用心のため、久しぶりにストックを荷物に加えての登山となった。
八尾高校の学生で満員の列車に乗り、9時前に越中八尾駅に到着。駅前からパスに乗り、大長谷温泉へ。乗客は、私より年上の高齢者ばっかり(苦笑)。国道472号の工事の影響で大玉生経由の大幅な迂回をしたものの、遅れるどころか定刻より早く大長谷温泉に到着(苦笑)。バス停を9:09に出発し、大長谷温泉の前の酷道471・472号に出て、登山口のある大長谷第四発電所を目指す。白木峰入口を通過するとすぐに杉ケ平ゲートに到着。まだ冬季閉鎖が解除前なのか、ゲートが閉まったまんま。クルマを気にせずに国道を歩ける!…と思ったら、地元住民や関係者には鍵が渡されてるようで、結構な数のクルマがウロウロしてる。この日は快晴で、陽射しは強いものの、風があって涼しげ。約50分ほどの歩きで発電所入口を通過。発電所の前を通って、猿越ダムの堤体を渡った先で休憩し、靴をジョギングシューズからトレッキングシューズに履き替える。登山道入口に通じる車道に足を踏み入れた途端に落石でクルマは通行不能。最初の落石地点の手前には軽トラが駐車されていたけど、クルマではそこまでが限界。猿越ダムサイトにも数台クルマが居たけど、金剛堂山に登ってる登山者が居るんだろうか? それとも、今の時期だと山菜採り?(苦笑)
落石地帯が終わると、沢の水の洗掘が激しい区間に入る。靴を濡らさないように慎重に進むと、車道としては一番マトモな区域に入り(苦笑)、県立公園利用者への注意書き看板がある。殆どの富山県民は目にする機会が無いと思うけど、この辺りで登山者とすれ違った。私が一昨年登った時は4時台に発電所入口スタートでこの時間にはもう降りて来てたから不思議は無い。注意書き看板を過ぎると大きくヘアピンカーヴで折り返し、さらに方向転換すると、道は二手に分かれ、ヤブの少ないほうが金剛堂山登山道入口。登山道に入っても、まるで車道のような緩い傾斜と幅を持ったつづら折りの道が続く。11:04に水場となる沢に到着。ここで休憩し、ペットボトルの炭酸飲料500 mlを一気飲み。空いたボトルに水を汲んで歩行再開。しかし、沢を渉る際に足を滑らし、右脚が水に浸かった…(泣)。
水場となる沢からもしばらく車道のような道が続き、尾根に乗ったところで90°方向転換して、尾根を進む。最初のうちはこれまでの続きのような緩い傾斜の道。高度が上がるにつれ、槍と笠がみえるようになる。やがてサーヴィス区間が終わり、急な傾斜の道となり、ロープが設置されるようになる。枯葉が道を覆い尽くし、滑って歩きにくい…(汗)。急登が終わると少し下り、前回ポチャった因縁の池に差し掛かる。先ほど沢で滑ったばかりなので絶対池ポチャだけは避ける気構えだったけど、池は残雪に埋まり、難なく通過。池で休憩し、韓国風巻き寿司セット(苦笑)喰った。
池の時点で時間は12時を廻ってる。12時までに前金剛に到着したら利賀側に下山してみようか…と思ってたけど、全く話にもならない。池から先は緩い上りが多く、草原帯に出ると前金剛の祠のアタマの部分がみえるようになる。あと少しだ!…と喜んだはイイけど、祠のアタマがみえてからが長く、到着予定時間の12:40を5分もオーヴァーして前金剛に到着。当然ながら前金剛は利賀側から登って来た登山者が複数名居てにぎやか。ホントに天気がよく、御嶽と乗鞍の間の中央アルプスと南アルプス、北ア、白木峰、白山のほか、富山の市街地や高岡の市街地、能登半島がみえた。金剛堂山に来るのは5回目だけど、こんなに展望が良かったのは初めてかもしれない。
通常『ヤマレコMAP』のコースタイム×0.8で計画を立てて、それを上回る(けど×0.7には足りない)ペースで歩いてるので、事前の予定タイムより少し遅れが出てもリカヴァーできてるけど、今回の場合、コースが『らくルート』に登録が無いため、前回の自分の実タイム+車道(酷道)歩き2時間で計画を作ってるので、前回の自分より早く歩かない限りリカヴァーの余地無し。帰りのバスに乗り遅れるとトンデモナイことになってしまうから、5分の遅れであっても容認出来ないので、計画にはあった中金剛への往復はカットし、即、下山にかかる。13時ちょうどに前金剛を出発。枯葉の積もる急坂の下りには苦しめられたけど、それも長くは続かず、13:53に水場の沢に到着。下りは慎重に沢を通過(苦笑)。14:24に登山道入口まで下りてくると、川沿いの車道跡(廃道)のほうから山菜採りと思しきオジサンが熊鈴鳴らしながら下りて来た…。猿越ダムサイトに駐まってたクルマの周りには山菜採りの戦果を挙げたひとたちが談笑中(苦笑)。発電所入口で休憩し、靴をジョギングシューズに履き替えてると、発電所のほうからオジサンたちのクルマがばんばん通過してった(苦笑)。
発電所入口を14:51に出発。ここまで来たら大長谷温泉16:15発のバスに間に合うのは確実。杉ケ平ゲートの鍵は関係者に配られてるようで、ゲートの手前で私を追い抜いたクルマがゲートの前で停車し、鍵を使ってゲートを開け閉めする一部始終を目撃させてもらった(苦笑)。15:38に大長谷温泉に到着。バスの発車時刻まで35分以上あるので、温泉で入浴。16:15発の最終便に乗ったけど、1日2往復しかないので、朝一緒だった乗客はみんな帰りも一緒(苦笑)。帰りのトラブルといえば越中八尾駅前に到着した時に、降りようとした年配の乗客がカラの弁当箱を通路でひっくり返してしまったため、それを拾い終わるまで一番後ろに座ってた私はバスから降りることが出来なかった。高山線の列車の乗り換え時間は1分しかなく、最初から帰りのきっぷを準備してたり…と対策を施してたけけど、跨線橋を渡る3番のりばからの発車だったのも災いし、乗り遅れた~(泣)。
高校生だった頃と違い、5月中旬に入ったばかりなのに雪は殆ど無く、持ってったストックも出番無し。殆どの登山者が利賀側から登ってるけど、大長谷からの道もコースは明瞭で、もっと歩かれてもイイと思います。今回は八尾側からのピストンで公共交通機関利用の日帰りに成功したけど、私の今の体力だと帰りに利賀側のバスを使った日帰りは無理なことが判明…(苦笑)。
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