鉾立から鳥海山新山往復
- GPS
- 05:58
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,452m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 5:58
天候 | 快晴 無風・微風・弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が少ないのでルート取りを誤ると藪にはまる。七五三掛けは夏道が露出しているため往復共にシートラーゲンで通過した。それ以外は特に問題なし。雪質はざらめ。 |
写真
感想
ブルーラインの山形県側のゲートには7:50頃に到着。既に長い車列。車内で待ち8時を少し回ったら車列が動き始め、自分もついて行く。途中の路肩の駐車場は軒並み満車。路駐のためにクルマが進めず渋滞する時もあったほどだった。鉾立駐車場近くの駐車スペースになんとかスペースを見つけ8:22に駐めた。ここで支度をして8:30に行動開始。車道を少し歩いたら雪壁にステップがあり登ることができた。雪の上でスキーを履いてシール歩行開始。周囲は藪で歩くところを選ぶ必要があった。クルマはたくさんあったが歩いている人は周囲にはあまり見掛けず。17時にゲートが閉まるのであまり休まず振り返らず、黙々と登る。天気は快晴だが風が時折吹き抜ける。予報どおり。あちこち融雪していて藪が出ているため、ルートを誤ると藪に出くわす。とは言え先行者のトレースがあるのでそれも参考にしつつ進む。背後には日本海。この景観を見たくてここに来ている。斜面を登り切ると尾根通しになるがやはりあちこち藪なのでルートをよく見て進む。今日は快晴なので先まで見通せて助かる。ガスだったらアウトだろう。旗竿が立ててあるがどこに導かれるか不明なので自分のルートを進む。何度か藪っぽいところを突っ切るも、板は外さずに進めた。御浜小屋は、雪を追っていたら小屋の下の所に出てきて、小屋には立ち寄れずに通過してしまった。そのまま進むと鳥海湖が見えた。雪が少ないシーズンだったが湖はまだ雪の下だ。更に進むと一旦下る。帰りは登り返すところだ。下って登ると七五三掛けの下降点。雪は全然着いていないので板を外してシートラーゲンに切り替える。完全に夏道が出ており、板を背負った状態だと歩きにくいがこれ以外に方法がないので安全第一で進む。無事下降点を通過して千蛇谷に降りる。雪は少ないものの、やはりこの景観を見ると感動する。思ったよりも人は少なく、間隔も開いているので混雑した感じなく進むことができる。斜面は斜度が緩くてシールで歩くのにちょうど良い。アイゼンなどがなくても進める雪質なので安心。雪が硬くなく歩き易い。見事な景観を楽しみつつ進む。下ってくるスキーヤーも少なく、今日は他へ行ったのか、それとも強風予報のためもっと別のところで滑っているのか。千蛇谷は名の通り谷地形なので風は通らないかと思ったが、案外強い風が吹き抜けて、かぶっている帽子が飛ばされそうな時も何度かあった。谷の外や外輪はもっと強い風に晒されているかもしれない。小屋付近まで上がり最後の登りで新山に12:20到着。連休なので大勢の人を想像したが数人のみで、意外に閑散としていた。スキーヤーやボーダーはその辺の適当な斜面を滑っているのかもしれない。わざわざ新山まで来なくてもこの山にはいくらでも滑るところはあるし。とは言えここからの景色はとても良い。多少雲はあったものの日本海は見えるし月山もよく見えた。山頂で写真を撮りつつ休憩し、人が登ってきたら下る。風の凌げるところで大休止。出発から4時間近く水分だけで歩いてきた。さすがに何か食べないと下りがもたない。パンを食べ下りの準備をする。右足の太ももが痙攣の兆候だが下るしかない。新山付近は結局休憩中誰も上がってこなかった。12:42に下山開始。登りではあまり気付かなかったが雪質は思ったよりも硬くて滑るとカリカリ音がうるさかった。それでも氷ではないので滑る分には全く問題ない。登りの人も少ないため、貸し切りゲレンデのような斜面を滑る。とは言え登りの時は見かけなかった落石もあるので注意して進む。七五三掛けの登りが大変なので、ある程度滑ったらあまり下らずに斜面をトラバース気味に進む。これ以上進めなくなったら下りの時と同様シートラーゲンに切り替えて登る。プラスチックのスキーブーツの登りは楽ではない。千蛇谷から離れて無事登り切る。再度スキーに切り替えて滑るが、登り返しが待っていた。風の吹き抜けるエリアなのでシートラーゲンで進むと面白いように風に煽られた。シール歩行が良かったかもしれないが、その場合換装中何か飛ばされる恐れもあるので簡単なシートラーゲンとした。しばらく登って下りが見えたらスキーに戻す。登りのルートを見失わないようGPS片手に進むが、一度痛恨のルートミス。1分ほど下って気付き、シートラーゲンで斜面を登って本来のルートに戻った。1分のミスで5分ほど無駄にしただろうか。1分で気付いてよかったかもしれない。その後は慎重に進むもさすがに間違えようがなく、緩んだざらめの斜面を滑りきり車道に到達。雪壁降りて道路に至る。ここから駐車場までの歩きが地味に辛い。登りだしスキー板も重い。10分ほど歩いてようやくクルマに到達。14:24だった。出発から6時間以内で戻ってきた。周囲のクルマはほとんどなくなっていて、早い段階に下山したようだ。こちらも後片付けの後に駐車場を後にする。ゲートが閉まる17時には余裕で間に合った。
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