やっと頂上に行けた大崩山(湧塚→坊主尾根)
- GPS
- 11:03
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,415m
- 下り
- 1,410m
コースタイム
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 2:18
- 合計
- 11:00
上和久塚:上和久塚としているポイントから上和久塚のピークをピストンした。
大崩山頂:一等三角点あり。
天候 | 曇りのち晴れのち霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
往路:延岡→上祝子 約1時間 復路:上祝子→延岡 約1時間 |
コース状況/ 危険箇所等 |
湧塚尾根の渡渉点:靴を脱がないでもなんとか渡れたが、結構厳しい。渡渉後も岩と岩の間が大きく空いていることろがあるなど、厳しい。 湧塚尾根、坊主尾根:ロープ等があり、問題はないが、中には切れそうなロープもあり、体重をかけるのは危ないものもあった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
共同装備 |
スリング類
カラビナ類
|
感想
九州遠征3日目。
今日はいよいよメインの大崩山。29日間までの当初予定のでは唯一の晴天予報の日。岩場の多い大崩山は、雨の日は登りたくないという気もちが天に通じたのか、確かに良い天気。
朝4時前に延岡を出発。暗い中狭い道を1時間強のドライブ。それでも登山口にはもう既に何台もの車が止まっている。
登山口近くの広めのスペースに空きを見つけて駐車。でも暗いのでなかなか一K目できず、転回も難しくて、結局下山後に展開することにして出発。
はじめは大崩山荘までの沢沿いの登山道。所々崩れたりしていて、気を抜けない。
40分ほどで大崩山荘。けっこう広くて大人数でも泊まれそう。昨晩停まった方の荷物が隅の方にデポしてあった。(トイレあり)
山荘からさらに30分ほどで湧塚尾根の渡渉点に着く。以前(2015年)来た時と沢の様子が違う。橋が流されていて架かっていないのは同じだが、渡れそうな箇所が見当たらない。他パーティの方も同様なのか河原を右往左往している。
別グループの方が飛べば渡れそうなところを見つけて、我々もそこを飛ぶことにする。だが、幅2Mくらいあるので、思いっきり飛ばない落ちそう。
kokudoが飛んだあと、同行者の荷物をスリングを投げて結ばせて、まずは荷物だけ渡す。荷物を安定したところに置いた後は、人間もスリングにつかまってもらい思いっきり引っ張って飛ばせる。
これでなんとか渡り切ったが、その後大きな岩に上がると岩と岩の間が空いていて、ここも落ちたら大けがしそう。どうしようかもじもじしていると、ツアーガイドさんと思しき方が、「左側の岩に足をつけば行ける」とアドバイスしていただき、何とかクリア。女子にはお助けひもを出してもらえるなどお世話になりました。
その後は、急坂ではあるものの、問題なく高度を上げていく。
袖ダキ分岐のすぐ下では大規模な崩落があり、ガレ場をロープを頼りに登る。ガレ場の上は、泥の細い尾根をこれまたロープを頼りに登る。
袖ダキ分岐からも急登は続くが、袖ダキからの象岩、小積ダキはカッコイイし、中和久塚もかっこいい。少し雲が湧いていたがそれでもカッコイイ。
九州で一番よい山という人がいるのも納得できる。
一旦、元の袖ダキの下の分岐に戻ったが、尾根沿いに進むこともできたようだ。
さらに、登っていくと下和久塚の下で巻道と尾根道に分かれる分岐があり、ここも尾根行きたいけどな〜時間足りるかな〜危なくないかな〜と逡巡していると、地元の方から「せっかく東京から来たんなら登ったほうがよいよ。こんな年寄りでも行けるから」と後押ししてくれ、尾根コースを選択。尾根上はやはり眺めがよく、来てよかったね〜と声を掛け合う。袖ダキで湧いていた雲もここまで来ると切れていた。
中和久塚からはいったん下がって、巻道と合流して上和久塚へ向かう。上和久塚は基部でお休みできる広場になっていて、そこで上和久塚登頂組と待機組に分かれる。岩が怖いkokudoは珍しく登頂組。登った買いがあり素晴らしい景色を堪能する。
上和久塚からは雑木林の広い尾根を登っていく。2015年に来たときは、頂上は詰まらんし、時間もない。とあっさりピークを巻いて坊主尾根へとトラバースしたが、今回は登頂。
確かに、和久塚尾根のすばらしさに比べれば劣るかもしれないけど、大崩山頂もよい眺めで来た甲斐はありました。
下山を始めるとだんだんとガスが湧いてきた。坊主尾根と和久塚尾根の分岐点であたりからは、完全にガスの中。
小積ダキ分岐ではもう真っ白で100m先も見えない状態であったが、荷物をデポして小積ダキをピストン。やはり、何も見えないがしょうがないですよね。
分岐からは急降下するのでストックをしまい、簡易ハーネスをつけてロープ対策に手袋をつける。
下ってすぐに一枚岩を下るところでまずロープ。
そして難所の像岩のトラバース。ワイヤーにカラビナをかけて安全第一で進む。P氏曰く、以前の時はワイヤー終点付近から下るためのロープの間が微妙に空いていて怖かったとのことだったが、今回はワイヤー終点とロープ始点はつながっていた。
その後も、梯子。ロープを使ってどんどん高度を下げていく。
視界が利かないのであまり怖くないというのもあるだろうが、下りは前回よりも1時間以上早い。
さて、下りきるとお約束の渡渉である。前回はここは苦労しなかった記憶があるが、今回は結構水量が多い。
飛び石でも渡れそうだったし、実際P嬢は飛び石で渡ったが、下山で足の痛いkokudoはおとなしく靴を脱いで渡る。水は結構冷たかったが、ドボンするよりはましである。
あとは転ばないように元来た道を帰るだけ。
車に戻ってきたら、周りの車はもうほとんどいなかった。課題の転回は少し下の広い場所までゆっくりバックしてそこで問題なくクリア。
延岡までの1時間のドライブで宿に戻った。
ちなみに、昨夜はダニ騒動があったし、九州に来たので九州ローカルのファミレスジョイフルを楽しんだが、さすがに今日は普通の居酒屋でと思ったものの、日曜日だし、町の中心部の居酒屋はいずれも満員・・・だが、商店街にあったちゃんこ屋さんだけは空いていた。ちゃんこだけでなく、お刺身や鳥など、宮崎の味を堪能して九州山行をの無事を祝ったのであった。
なお、P嬢とR嬢は、明日の飛行機で帰京だが、雨なので観光。そしてkokudoはもう一人の同行者がキャンセルとなったため、帰りのフェリーをキャンセルし、三日の朝に帰京することにした。
んおで、29日は移動日(鉄道を楽しむ日)で日田泊。30日は英彦山で博多(薬院)泊。1日は背振山。背振山下山後は鳥取泊。2日は扇ノ山、下山後は姫路からサンライズ出雲で帰京というスケジュールに変更となったので、未だ九州に居座り続けることとなった。
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