実を言うと山伏(やんぶし)は日本三大山伏の一つです。
- GPS
- 08:39
- 距離
- 27.3km
- 登り
- 2,240m
- 下り
- 2,253m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 8:39
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.city.shizuoka.lg.jp/s5732/s001316.html |
感想
チャンスがあれば日本三百名山をチョイチョイ登っております。
今回は山伏(やんぶし)です。
山伏の印象は、山伏峠(大笹峠)から30分で登れてしまう、お手軽にピークハントできちゃう山。
いつかこの避難小屋に食料をデポしておき、賎機山から北岳の広河原まで大縦走ができないものかと企てていたものです。
しかし、ずいぶん前から不通になっているようで、復旧の見込みもないことから、下から登るしかないようです。
https://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=90
もっとも、楽な手段があっても下のほうから登る主義なのですが、林道施設が維持できず無くなっていくのは悲しいものがあります。
さて、今回のルートは山伏駐車場から山伏へ登り、八紘嶺まで稜線を歩いて下る周回ルートにしました。
今の自分の体力で無理なく、しかし楽でもない程度。
実際歩いてみての感想は、山伏ピークまでは可もなく不可もなく。道はほどほどに荒れていて、でも不安なほどではない。水場も結構高い位置まであります。
山伏から大谷崩までは予想外に良い道でした。標高2000mというのが絶妙で、森林限界を超えない程度の植生と、比較的緩やかな尾根。そしてこの日は天気が良くて、気持ちの良い春の日でした。
尾根までの登りで会った登山者2名と同行することになったのですが、「こういうのが良い」「最高」と褒めたたえながら歩いていました。
大谷崩は前知識なしで見たのですが、これも思いのほかよかったものです。日本三大崩れの一つだそうですが、確かにここまで落差のある崩壊地は珍しいと思います。ピークが2000mで落差800mとなると、ほとんどないのではないでしょうか。
八紘嶺は、ミヤマツツジが本当に美しかった。よくインスタで色調補正をかけた紅葉の写真がアップされており、実際現地に行くと残念だったりしますが、ここのミヤマツツジは存在が嘘であるかのように鮮やかな色をしていました。
おそらく、登った日が良かったというのが大きいとは思いますが、相当に良い山歩きをさせてもらいました。
いつか山伏と周辺の山を交えて、1〜2泊の山行をしてみたいものです。
しかし、日本三大崩れというのは誰が選定したのでしょうか?
日本最大峠はともかく、三大崩れは稗田山崩れが約100年前で、あまり古くありません。
三大峠は大昔に使われた峠ということで、特別高いとはいえない雁坂峠が入っていてもおかしくありませんが、三大崩れが選定されたであろう100年以内の科学技術であれば、1888年の磐梯山の崩壊を見逃す理由がわかりません。
磐梯山の山体崩壊は土砂流出量がとにかくデカい。日本三大崩れの土砂流出量を全部足して、さらに2倍をかけた程度と圧倒的です。
磐梯山は火山性の崩壊ですが、大谷崩れと鳶山崩れは地震由来、稗田山崩れは気象災害なので、原因を限定しているわけでもなさそう。
日本三大急登も意味が分からない。ブナ立尾根と西黒尾根なんて川面から山頂まで測ったとしても、標高差は1300m未満です。これより落差のある尾根なんていくらでもあるでしょう。
もはや名乗った者勝ちということでしょうか。私も日本三大美山とか、日本三大火山とか作ってしまおうか、そして登山中に出会った人に吹聴してまわって既成事実化してしまおうか。
だって日本百名山だって、個人の感想ですからね…
コメント
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山伏ではご同行させて頂きありがとうございました。遅いペースに合わせて頂き助かりました。お陰様で山梨百名山2つも回れてとても良い山行でした。
山伏、八紘嶺の間はとても良い山で若いお二人と喜びを共有できたことを嬉しく思います。
また、何処かのお山でお会いできることを願っております。
お疲れ様でした。ありがとうございました。
足の指がかなり痛くて、一人でもあんな感じだったと思うので気になさらず。
山伏は本当にいい山でしたが、何よりいい日よりだったと思います。
またどこかでお会いしましょう。
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