常念・蝶 花と展望を楽しむ初夏の山旅
- GPS
- 11:16
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 2,018m
- 下り
- 2,087m
コースタイム
- 山行
- 10:08
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 11:25
天候 | 晴れ(やや高曇り) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山時、下山時とも駐車場に空きがありました。 帰宅は21:30頃 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■三股〜前常念 木の根っこなど段差の大きいところがありますが、よく整備された登山道です。 わざかに残雪がありますが、ツボ足で大丈夫です。夏道と、残雪の雪道の両方にトレースが残っていますが、夏道の方が安全だと思います。 ■前常念〜常念 岩稜帯です。岩の上をひょいひょい飛び越えていく楽しいところですが、慣れていない人は怖いかも。雪はありません。 ■常念〜蝶ヶ岳 最低鞍部直後と蝶ヶ岳の手前の急坂に雪がたっぷり残っています。急こう配なので、10本か12本のアイゼンがあったほうがいいと思います。登りでピッケルは不要でしたが、下りならピッケルがほしくなりそう。 その他は雪が残っているところが多々ありますが、ツボ足で大丈夫です。 ■蝶ヶ岳〜まめうち平 半分くらいまでは雪がたっぷり残っています。アイゼンとピッケルを使いました。慣れている人は、靴底をスキー代わりに滑ってもいいかも。 半分くらいからは雪道と夏道のミックスです。アイゼンを外してツボ足で行きました。 ■まめうち平〜三股 雪はほとんど残っていません。道はところどころ泥道です。花の多い山道です。 |
その他周辺情報 | 駐車場までの道の途中に温泉「ほりでーゆ〜」があります。無色透明でカルキ臭もしますが、露天の解放感・展望は抜群です。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
半袖インナー
長袖シャツ
レインコート(上のみ)
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
ゲイター
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
ポール
昼ご飯
行動食
飲料2.2L
水筒(保温性)0.8L
ヘッドランプ
予備電池
大容量充電池
携帯
カメラ
ツェルト
アーミーナイフ
救急キット
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備考 | 水は合計3Lありますが、蝶ヶ岳ヒュッテで500ml購入。ちょっと水分摂りすぎですね。 |
感想
GW以来のソロ登山。
GWはテントをかついでヘロヘロでした。夏休みに子供を連れてテント泊縦走をもくろんでいるので、体力強化に励まねば、ということで、ロングコースを考えていました。
せっかくなので残雪があるところ、ということで、北アルプスに。前回の唐松・五竜で北アルプスの色々な山を見たので、また別の角度から見るのも楽しそう。皆さんのレコを見ていると、常念岳、蝶ヶ岳がよさそうです。かなりのロングルートなので厳しくなるのは目に見えていましたが、何とか日帰りできそうです。
前日夜に10時にベッドに入るものの、あまり眠れず、いつもならこれから眠るに入る1時過ぎにベッドを抜け出し、準備をして2時に出発。高速をかっ飛ばして5時から登山開始です。
歩きはじめは睡眠不足のためか体が重く、ペースが上がりません。一歩一歩と歩いていきます。ひたすら続く急登ですが、徐々に体も慣れてきます。森林限界を抜けると、気持ちのいい尾根道。前常念からは岩稜帯の岩の上をひょいひょい楽しく歩いていきます。そして、槍がお出ましに。
常念の頂上は360度の大展望でした。快晴の天気ではなかったので、ここまですべてを見渡せるとは思ってもいませんでした。
時間は早かったのですが、ここでラーメンを食べることに。ふと気づくと、箸がない!重量軽減のためにコッヘルとバーナーをやめたのですが、袋の中に入っている箸も一緒においてきてしまいました。周りを見渡すと、割りばしが一本落ちていました。こんなところに落としたのは誰だ!と思いつつも、その一本の箸をありがたく使ってラーメンを食べました。
そして、蝶ヶ岳へ。ずっと下って、また上がる、という道ですが、それほど体にはこたえません。やはりザックの重さは超重要ですね。
残雪が出てくるので、ところどころで靴の裏をスキー板代わりに、雪の上を滑って下りていきます。これは、楽しい! そして、雪の急登を登ると蝶槍に到着。
ここまであまり人には会わなかったのですが、蝶槍を過ぎて横尾との分岐に来てからは人が増えます。横尾から上がってきた人、蝶ヶ岳に泊まる人のようです。
2.2Lのスポーツドリンクが残りわずかだったので、蝶ヶ岳ヒュッテでスポーツドリンクを購入し、蝶ヶ岳山頂へ。
ここは穂高と槍の展望がスゴイですね。写真に撮るとズームであまり大差がなくなってしまうのですが、目で見ると間近に迫る圧倒的な大迫力です。この山頂に泊まりに来る人が多いのも納得です。確かに、ここで穂高と槍のモルゲンロートを見るのは最高でしょうね。残念ながら日帰りなので、展望を楽しんでから下山します。
雪の斜面を靴スキーで下りたい気持ちもありつつ、アイゼン&ピッケルで下山します。まめうち平までの半ばあたりでアイゼンを外し、そこからはダブルストックで。
登山口に近づくほど、花が多く咲いています。名前がわからないのですが、白い花、黄色い花、紫の花。疲れた心身をいやしてくれます。もう初夏ですね。そして、無事に駐車場に到着。
結局、水分は3.5L弱、飲んだことになります。普段から水分を多めにとっているとは言え、多すぎですね。これだけ飲んで、汗をかくと、内臓も疲れてしまいますし。体を鍛えねば。
展望をメインに訪れたのですが、色々なところに花に出会い、とても癒されました。
翌日、足は筋肉痛、腰も痛いという状況ですが、とてもよかったなと振り返っている山旅でした。
ヤマレコユーザーでしたか。常念、蝶ケ岳で出会った関西人です。
登りに結構花が咲いていたんですね見過ごしてました
katubeさん、コメントありがとうございます!
土曜日は、お互いに日帰り登山でお疲れ様でした。非常にいい景色でしたね。花もきれいでしたよ。
また北アルプスなどでお会いするのを楽しみにしてます。
eurekapapaさん、お疲れさま
槍穂を眺めるには最高のルートですよね
今が絶好の時期です。シーズンになると人が多いし暑いし・・
30年近くも北アに行っていないので、そろそろ復帰したいです
Pinball_1957さん、コメントありがとうございます!
確かに人は少なかったですね。蝶ヶ岳のあたりは人が多かったものの、その他は常念岳までで3人、常念から蝶槍で2〜3人しかすれ違いませんでした。
私は北アルプスにはほとんど足を踏み入れていないのですが、このルートはとても好きになりました。
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