浮嶽〜雷山 ≪九州百名山≫
- GPS
- 10:30
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,519m
- 下り
- 2,172m
コースタイム
- 山行
- 9:11
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 10:26
天候 | 曇り一時霧雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
終点:雷山観音からタクシーでJR筑肥線筑前前原駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
脊振山地西部の縦走路は歩く人が少ないがよく整備され問題なし 羽金山山頂は、はがね山標準電波送信所の施設がフェンスで囲われている |
写真
感想
JR筑肥線福吉駅に5:05に着いた。真っ暗な中、ヘッドライトを点けて歩きだした。暗闇の中に十坊山や浮岳がシルエットになって浮かび上がる。中村登山口に達してもまだ暗い。暫くは舗装された林道を進むが軈て登山道となり丸みを帯びた大岩が点在する道が急登となって十坊山(とんぼやま)に達した。3等三角点「西山」(535m)があるが、高さ5m程の大岩があり山岳標高として540mはありそうだ。鎖が掛かり大岩の上に登ると360°の展望があり、次に行く東には浮岳が円錐形の美しい姿を見せ、北には玄界灘に浮かぶ高島(169m)と半島の大島、唐津市街には唐津城を見通すことができた。
円錐形の山を縦走するのは登り返しが辛い。標高353m'の白木峠が深く、南側は福岡セヴンヒルズGCのコースで7時前の時間ではプレーする人影はなかった。浮岳直下は等高線が詰まり厳しい。山頂域に達すると南登山口からの道が合流し、浮岳(805m)山頂に達した。浮岳神社の上宮がありその裏手の一番高いところに2等三角点「浮岳」があった。円錐形の美しい山であることから筑紫富士の別名がある。北東斜面を下ると白龍稲荷があり巨大な岩の庇の下に祠があった。
次の女岳(めだけ748m)も円錐形の山で間に540mの荒谷峠が介在する。山ごとのアップダウンはかなりきつい。山頂展望は一部だけで東側に下ると真名子集落への下山路が分岐した。登り返して4等三角点「両坊」に到ると山頂標識のように黄色プレートに点名が記されていた。この先暫くは山名のある山はなくP667を越えて荒川峠に下ると車道が越えていた。比較的なだらかに登り返しP659を過ぎると大きな無名ピークはやたらしんどくP776から4等三角点「桃子」に達した。ここも黄色プレートに点名が書かれ可愛い名前だが、山名でないのが惜しい。東の鞍部に下ると白糸の滝への下山路が北の方に下って行った。
無名の峠から200m登り返して河童山(874m)直下に到ると登山道は北側を巻いている。分岐点で振り替えると浮嶽(805m)、女岳(748m)の姿が望めた。山頂は小広いが展望は一部だけだった。この山も円錐形で東側の鞍部まで70m程ある。縦走路に戻って鞍部に下り、登り返すと右側にフェンスが現れ上部には有刺鉄線も付いている。軈て車道が現れ“はがね山標準電波送信所”の入口に達した。羽金山(900m)山頂を目指してフェンス沿いに進んだが道は下り出したので入口まで引き返すと「登山者はインターフォンで連絡すると入れる」との記述があり許可をもらい、扉を開けて山頂に到った。職員の女性が現れ記帳を求められた。この施設は日本標準時データを送信する施設で福島県の大鷹鳥谷山に同様の施設があるらしい。入口で再びインターフォンで退出報告してお終い。
地形図に描かれた東に直接下る道を通りたかったが入口まで戻りさっき引き返した道を辿った。644mの鞍部まで260m近く下降する。北側に白糸の滝への下山路が分岐したが南側は道形すら見出だせなかった。白糸の滝は北側中腹に位置する川付川上流の滝で落差24mのあり福岡県の名勝に指定されている。複雑な稜線はアップダウンが多い、顕著なピークなのに山名がないのが残念、長野峠の手前は県境尾根に取り付く所が無く車道で短絡した。長野峠から顕著なピークを一つ越える頃から霧が出だし強い北風に運ばれ流れている。無名峠を越えるといよいよ最後の山、雷山への登りとなり400m近い標高差を登る。最初はなだらかだったが傾斜が強くなって来る頃、立ち込めた霧は霧雨となって落ちだしてきた。P816に達すると車道がここまで上がってきており、晴れていると雷山の勇姿が望めるポイントだが視界は完全に閉ざされてしまった。
草原歩きが暫く続いた後、傾斜が強まり喘ぎながら雷山(らいざん955m)山頂に達した。平成18年4月以来の再訪だ。井原山に行って来たと云う女性が一人休憩していた。何も見えないので直ぐに上宮に向けて下り出した。ロープの掛かる険しい道だがロープに頼る必要はない。上宮(じょうぐう)は、雷神社の奥宮で三つの祠があり中殿に瓊瓊杵尊、左殿に天神七代、右殿に地神五代が祀られている。前回は清賀の滝を経由して登ったので今回は雷神社経由の林道で下る。途中キャンプ場やスキー場を通ったが最早営業している様子はなかった。雷神社(いかづちじんじゃ)は、厳かな神社で大銀杏や千年杉に圧倒される。車道歩きが続き漸く千如寺(雷山観音)に到着した。公共交通機関はないのでタクシーを呼んで待ってる間に参拝し登山の無事を報告した。
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