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Yamareco

記録ID: 536151
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

八ヶ岳・阿弥陀岳南陵(ルート写真有)

2014年10月25日(土) [日帰り]
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katono その他8人
GPS
--:--
距離
11.2km
登り
1,274m
下り
1,260m

コースタイム

日帰り
山行
9:45
休憩
0:30
合計
10:15
5:00
40
5:40
5:40
110
7:30
7:30
270
12:00
12:30
10
12:40
12:40
5
12:45
12:45
65
13:50
13:50
35
14:25
14:25
50
天候 快晴(素晴らしいお天気でした。)
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
阿弥陀岳南稜ルートはバリエーションルートです。ルートは明瞭ですが岩登りの経験が必要な箇所があり、事故を起こさないよう自分の技量を判断してください。
御小屋尾根は一般ルートで危険箇所はありませんが、途中分岐など明瞭でない箇所がありました。初心者のみでの入山は避けたほうが良さそうです。
その他周辺情報 下山口近くに富士見高原温泉「鹿の湯」があります。600円/大人でした。モンベルカードを提示すると100円割引があります。
駐車場にて出発準備
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駐車場にて出発準備
このゲートをくぐります。
このゲートをくぐります。
南稜広河原取り付き。尾根に上がる箇所です。
2014年10月25日 22:36撮影
10/25 22:36
南稜広河原取り付き。尾根に上がる箇所です。
暗闇の中、ヘッドランプを頼りに進みます。
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暗闇の中、ヘッドランプを頼りに進みます。
明るくなってきました。
明るくなってきました。
立ち入り禁止の看板。しばらくこの看板に沿って進みます。
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立ち入り禁止の看板。しばらくこの看板に沿って進みます。
青ナギ到着。正面には阿弥陀岳。その奥に赤岳
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青ナギ到着。正面には阿弥陀岳。その奥に赤岳
振り返って編笠山とその奥に北岳
振り返って編笠山とその奥に北岳
北岳を拡大
急坂が始まりました。
急坂が始まりました。
木々の間より北アルプスの大キレット
木々の間より北アルプスの大キレット
御嶽山、噴煙が見えます。
御嶽山、噴煙が見えます。
南アルプス
正面に阿弥陀岳P1〜P4がよくわかります。
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正面に阿弥陀岳P1〜P4がよくわかります。
阿弥陀岳の横に赤岳
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阿弥陀岳の横に赤岳
まずP1へ
いつのまにか稜線に出ていました。
いつのまにか稜線に出ていました。
ハイマ。ツ帯を進みます
ハイマ。ツ帯を進みます
P2へ向かいます。
P2へ向かいます。
道はしっかりしており、危険はありません。
道はしっかりしており、危険はありません。
凍ってます。
P2を巻いて稜線に出ると、今回一番難しいP3が見えてきました。
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P2を巻いて稜線に出ると、今回一番難しいP3が見えてきました。
P3の取り付きポイントに向かいます。
P3の取り付きポイントに向かいます。
ここが取り付きポイント、ハーネス類を装着して準備を整えます。
ここが取り付きポイント、ハーネス類を装着して準備を整えます。
取り付きポイントにある、ルート説明。直登と岩溝コースがあります。
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取り付きポイントにある、ルート説明。直登と岩溝コースがあります。
直登ルート。追い抜いていった二人組みはこのルートを行ったようです。3級なので3点確保ができれば登れるとのことですが....今の自分には無理。
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直登ルート。追い抜いていった二人組みはこのルートを行ったようです。3級なので3点確保ができれば登れるとのことですが....今の自分には無理。
岩溝ルートを進みます。錆びたワイヤーあり。セルフビレイしてルート工作を待ちます。
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岩溝ルートを進みます。錆びたワイヤーあり。セルフビレイしてルート工作を待ちます。
岩溝の入り口。岩をよじ登って、右上に方向の岩溝に入ります。下はもちろん崖。落ちたらただではすみません。崖の写真がないのは怖くて下みられないから。(笑)
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岩溝の入り口。岩をよじ登って、右上に方向の岩溝に入ります。下はもちろん崖。落ちたらただではすみません。崖の写真がないのは怖くて下みられないから。(笑)
先輩方にロープを張っていただきました。このとき、後ろから別のグループが到着しましたが、岩登りの経験は無いとのことで、この様子をみて引き返して行きました。
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先輩方にロープを張っていただきました。このとき、後ろから別のグループが到着しましたが、岩登りの経験は無いとのことで、この様子をみて引き返して行きました。
日陰でツララが下がっています。
日陰でツララが下がっています。
よじ登って、岩溝に入ります。岩溝に氷が張っていて状態がよくありませんでした。
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よじ登って、岩溝に入ります。岩溝に氷が張っていて状態がよくありませんでした。
手掛かり足掛かりの多い岩で易しそうですが、岩溝の日陰部分にゴルジェ(岩の上に張った薄い氷。)あり。つるつるです。
手掛かり足掛かりの多い岩で易しそうですが、岩溝の日陰部分にゴルジェ(岩の上に張った薄い氷。)あり。つるつるです。
岩溝を登り、ワンピッチ目の終点より振り返って(とても途中で写真はとれませんでした。)
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岩溝を登り、ワンピッチ目の終点より振り返って(とても途中で写真はとれませんでした。)
ここから草付を登り稜線にでます。ルート工作中のサブリーダーに感謝
ここから草付を登り稜線にでます。ルート工作中のサブリーダーに感謝
確保に使ったプルージック
確保に使ったプルージック
2ピッチ目(草付き)を登り終えてルートを振り返ったところ。正直言って怖い。
2ピッチ目(草付き)を登り終えてルートを振り返ったところ。正直言って怖い。
P3の稜線にでたところ。快晴です。
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P3の稜線にでたところ。快晴です。
正面には赤岳。
御嶽山には噴煙
阿弥陀岳の頂上が目前です。
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阿弥陀岳の頂上が目前です。
振り返って。人が立っているあたりが岩溝コースの終点です。
振り返って。人が立っているあたりが岩溝コースの終点です。
次はP4を登ります。
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次はP4を登ります。
ちょっと怖いトラバース。易しいとのことでロープはでません。3点確保で慎重に行きます。
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ちょっと怖いトラバース。易しいとのことでロープはでません。3点確保で慎重に行きます。
トラバースを終えると直登
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トラバースを終えると直登
頂上に付きました。
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頂上に付きました。
正面に赤岳
赤岳から続く稜線に、横岳と硫黄岳、天狗岳
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赤岳から続く稜線に、横岳と硫黄岳、天狗岳
振り返ると、登ってきた南稜と権現岳、富士山。
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振り返ると、登ってきた南稜と権現岳、富士山。
また来ます。
山頂より御小屋尾根を下ります。
山頂より御小屋尾根を下ります。
中央稜との分岐
文字が消えかかっています。
文字が消えかかっています。
高度感のある下り。(ちょとザイテングラートに似ていると思いました。)
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高度感のある下り。(ちょとザイテングラートに似ていると思いました。)
道は荒れています。
道は荒れています。
不動清水へ降りるポイント
不動清水へ降りるポイント
御小屋山頂にある分岐
御小屋山頂にある分岐
気持ちのよい稜線を行きます。
気持ちのよい稜線を行きます。
御小屋山頂より少し下ったところにある分岐、美濃戸口へ向かうルートだと思いますが、文字が読めません。
御小屋山頂より少し下ったところにある分岐、美濃戸口へ向かうルートだと思いますが、文字が読めません。
途中小さな祠がありました。
途中小さな祠がありました。
かなり下ってきたところに、ハイキングコースの看板。あまり明瞭ではありません。
かなり下ってきたところに、ハイキングコースの看板。あまり明瞭ではありません。
舟山十字路のゲート到着。無事戻ってきました。
舟山十字路のゲート到着。無事戻ってきました。
富士見高原リゾート(スキー場)そばの、温泉。お勧めです。
富士見高原リゾート(スキー場)そばの、温泉。お勧めです。
かえりの高速から、夕日に染まる八ヶ岳。また来ます。
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かえりの高速から、夕日に染まる八ヶ岳。また来ます。

装備

個人装備
ヘルメット ハーネス デージーチェーン 安全環付カラビナ テープスリング ロープスリング エイト環
共同装備
ロープ9×48 ロープ9×46 ロープ8.5×50 トランシーバー ツェルト

感想

前夜、都内に集合、車に分乗して移動。途中仮眠をとり舟山十字路よりAM5:00出発。今回はバリエーションルート入門の阿弥陀岳南稜を行く。真っ暗な中ヘッドランプの明かりを頼りに進む。

バリエーションルートとなっているが所々に案内板があり踏み跡も明瞭。順調に高度を上げてAM8:40頃、南稜のP1手前に到着。ここは特に問題なく左側に巻いていくといつのまにか稜線。さらにP2を左側に巻く。ルートに難しい部分は無い。普通に登って稜線まで上がるとP3が見える。

AM9:00頃、P3取り付きに到着。直登ルートと巻いていく岩溝ルートの看板がある。直登ルートは壁にしか見えない。グレードは3級で中級者向けとなっているが...今の自分には無理。
ここでハーネスとギアを装着していると、後ろから男性二人組到着。自分たちは初級者がいてロープで確保するため時間がかかるので先に行ってもらう。(ノーロープでさくさく行ったらしい。)

取り付きより錆びたワイヤーに沿って10Mほどトラバースすると岩溝の入り口。ルートは岩を乗り越えてガリー(傾斜の強い岩溝)に入っている。下はすっぱり崖が切れ落ちており万が一にも落ちることはできない。リーダー、サブリーダーがルートを工作してロープを張る。岩溝には氷がはっており状態は悪いらしい。

途中、後ろからハイカーのグループが来たが、岩登りの経験は無いとのことで、ルートを見て引き返していった。

確保してもらいプルージックで二人づつ登る。(ロープも2本)今までゲレンデで何度か練習してきたが今回は本番。岩溝にはいると岩はごつごつしており、手がかり足がかりはあるが氷が邪魔。緊張する。なんとか登り終えてワンピッチ目終点でセルフビレイをとり2ピッチ目に備える。2ピッチ目は草つきで階段状になっておりワンピッチ目よりは楽だった。余裕が出て下みると高度感があり怖い。稜線にあがった時は心臓がバクバクしていた。アドレナリン出まくりで面白いが...

このルートはバリエーションで、一般ルートなら鎖やはしごがあるような箇所でも何も無い、自己責任。普通のハイカーが岩登りの経験無しで来るのは無理だと思う。自分も単独確保なしなら引き返す。逆に経験者には手がかり足がかりがあるので、そう難しいルートでは無いらしい。(実際、ノーロープでするする登っていく人たちもいる。)

次は4P、こちらも一般ルートであれば大げさな鎖が付くようなトラバースがあるが、何も無い。易しいとの判断で確保なし。三点確保で慎重に進む。その後三点確保で少し直登すると、すぐに頂上に着いた。頂上には20人弱の人。見慣れた八ヶ岳の山々ではあるが今回は大快晴で景色が素晴らしい。

帰りは御小屋尾根ルート。最初1時間は急坂で、あっという間に高度が下がる。岩が多く歩きやすい道ではないが一般ルートなので特に危険箇所は無い。ルートは明瞭で危険箇所には固定ロープ、はしごがある。ただし、分岐の看板が小さく明瞭でない箇所があった。3時間ほどで下り無事駐車場に戻って今回の山行を終えた。

今回、自分は初めてのバリーエションルートで、特にP3の登りはよい経験になりました。当然ですが岩登りのゲレンデと本番は違いました。ルート工作をして頂いたリーダー、サブリーダーありがとうございました。

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