八ヶ岳・阿弥陀岳南陵(ルート写真有)
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,274m
- 下り
- 1,260m
コースタイム
天候 | 快晴(素晴らしいお天気でした。) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
阿弥陀岳南稜ルートはバリエーションルートです。ルートは明瞭ですが岩登りの経験が必要な箇所があり、事故を起こさないよう自分の技量を判断してください。 御小屋尾根は一般ルートで危険箇所はありませんが、途中分岐など明瞭でない箇所がありました。初心者のみでの入山は避けたほうが良さそうです。 |
その他周辺情報 | 下山口近くに富士見高原温泉「鹿の湯」があります。600円/大人でした。モンベルカードを提示すると100円割引があります。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ハーネス
デージーチェーン
安全環付カラビナ
テープスリング
ロープスリング
エイト環
|
---|---|
共同装備 |
ロープ9×48
ロープ9×46
ロープ8.5×50
トランシーバー
ツェルト
|
感想
前夜、都内に集合、車に分乗して移動。途中仮眠をとり舟山十字路よりAM5:00出発。今回はバリエーションルート入門の阿弥陀岳南稜を行く。真っ暗な中ヘッドランプの明かりを頼りに進む。
バリエーションルートとなっているが所々に案内板があり踏み跡も明瞭。順調に高度を上げてAM8:40頃、南稜のP1手前に到着。ここは特に問題なく左側に巻いていくといつのまにか稜線。さらにP2を左側に巻く。ルートに難しい部分は無い。普通に登って稜線まで上がるとP3が見える。
AM9:00頃、P3取り付きに到着。直登ルートと巻いていく岩溝ルートの看板がある。直登ルートは壁にしか見えない。グレードは3級で中級者向けとなっているが...今の自分には無理。
ここでハーネスとギアを装着していると、後ろから男性二人組到着。自分たちは初級者がいてロープで確保するため時間がかかるので先に行ってもらう。(ノーロープでさくさく行ったらしい。)
取り付きより錆びたワイヤーに沿って10Mほどトラバースすると岩溝の入り口。ルートは岩を乗り越えてガリー(傾斜の強い岩溝)に入っている。下はすっぱり崖が切れ落ちており万が一にも落ちることはできない。リーダー、サブリーダーがルートを工作してロープを張る。岩溝には氷がはっており状態は悪いらしい。
途中、後ろからハイカーのグループが来たが、岩登りの経験は無いとのことで、ルートを見て引き返していった。
確保してもらいプルージックで二人づつ登る。(ロープも2本)今までゲレンデで何度か練習してきたが今回は本番。岩溝にはいると岩はごつごつしており、手がかり足がかりはあるが氷が邪魔。緊張する。なんとか登り終えてワンピッチ目終点でセルフビレイをとり2ピッチ目に備える。2ピッチ目は草つきで階段状になっておりワンピッチ目よりは楽だった。余裕が出て下みると高度感があり怖い。稜線にあがった時は心臓がバクバクしていた。アドレナリン出まくりで面白いが...
このルートはバリエーションで、一般ルートなら鎖やはしごがあるような箇所でも何も無い、自己責任。普通のハイカーが岩登りの経験無しで来るのは無理だと思う。自分も単独確保なしなら引き返す。逆に経験者には手がかり足がかりがあるので、そう難しいルートでは無いらしい。(実際、ノーロープでするする登っていく人たちもいる。)
次は4P、こちらも一般ルートであれば大げさな鎖が付くようなトラバースがあるが、何も無い。易しいとの判断で確保なし。三点確保で慎重に進む。その後三点確保で少し直登すると、すぐに頂上に着いた。頂上には20人弱の人。見慣れた八ヶ岳の山々ではあるが今回は大快晴で景色が素晴らしい。
帰りは御小屋尾根ルート。最初1時間は急坂で、あっという間に高度が下がる。岩が多く歩きやすい道ではないが一般ルートなので特に危険箇所は無い。ルートは明瞭で危険箇所には固定ロープ、はしごがある。ただし、分岐の看板が小さく明瞭でない箇所があった。3時間ほどで下り無事駐車場に戻って今回の山行を終えた。
今回、自分は初めてのバリーエションルートで、特にP3の登りはよい経験になりました。当然ですが岩登りのゲレンデと本番は違いました。ルート工作をして頂いたリーダー、サブリーダーありがとうございました。
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