美濃戸口から美濃戸山荘までは白樺林のなかを歩きます。美濃戸山荘からは、2時間余りの緩やかな登りとなる。1日目の宿泊地の行者小屋の周りには20張りほどのテントがすでにある。赤岳の北斜面は雪が薄っすらとみられる。小屋は炬燵があり部屋も暖かく冷えたからだにはありがたい。水も外に水場があり無料です。翌日文三郎尾根に取りつく。斜面には霜柱が張り付いています。急登の尾根の階段を登りつめると、富士山とひと月まえの噴火があった御嶽山が、はるか遠くに見える。黙祷。赤岳頂上山荘からは、急坂を下る。5年ほど前の12月にアイゼンとピッケルで登った時はは、吹雪ですごく恐怖感があったが今回は快晴で清々しい気分です。展望荘で昼食ののち、三叉峰から横岳迄鎖場、梯子と3点保持で気を引き締めて登ります。横岳の下りは、安全のためザイルを回してもらい下る。2日目の硫黄岳山荘は、夕食も品数がたくさんあり、トイレがウォシュレット付きで感動です。硫黄岳の爆裂火口壁は圧巻です。5月に登った北八ヶ岳の中山や天狗岳が北方向に窺える。今回、手が不自由なわたしでもザイルで確保してもらえば安全に登ることができました。感謝。感謝です。