剱-立山
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- GPS
- 54:50
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 3,126m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
8/5 早月小屋-劔岳山頂-前劔-一服劔-剣山荘-劔沢キャンプ場
8/6 劔沢キャンプ場-劔御前小屋-別山-真砂岳-富士ノ折立-大汝山-雄山-一ノ越山荘-室堂
天候 | 8/4(木) 曇 8/5(金) 晴れ一時雨 8/6(土) 霧ときどき小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
- JamJamライナー(片道3800円) (2) 電車 [電鉄富山駅-上市駅] (580円) (3) タクシー [上市駅-馬場島] (7000円 (※通常7400円)) (4) バス, ケーブルカー, 電車 [室堂-美女平-立山-電鉄富山] (3530円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(1) 馬場島: - 管理棟に登山ポストあり - 公衆電話あり(10円or100円硬貨で通話可) - ソフトバンク電波× (2) 早月小屋: - テン場代 500円 - ペットボトル飲料水(2L) 800円 - ソフトバンク電波× (3) 劔岳山頂: - ソフトバンク電波× (4) 劔沢キャンプ場: - テン場代500円、ソフトバンク電波× - 水場あり(塩素消毒した水と消毒してない雪渓の水) (5) 雄山山頂:ソフトバンク電波× (6) 室堂:ソフトバンク電波○ (7) 富山駅 - (南口):コインロッカー(300円, 400円, 500円)あり。40Lザックぐらいなら400円ロッカーで十分。24H利用可。0時を超すと追加料金が発生。 - 観音湯@富山駅南口 徒歩5分 350円 水曜定休 シャンプー等なし。石鹸を購入可。 - 餃子会館@富山駅南口 PM17:00〜PM21:00 (富山市新富町1-3-9) - 白えび亭@富山駅南口 特選街3F 白えび天丼730円 http://www.shiroebiya.co.jp/guidance/toyama.html - ネットカフェ サンダーバード@富山駅南口 特選街3F 190円/30min ジュース飲み放題 (8) 氷見 市場食堂 海寶 http://www.kitokitohimi.com/gourmet/cat29/kaihou.html |
予約できる山小屋 |
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ファイル |
非公開
5192.xls
計画書
(更新時刻:2011/08/17 05:00) |
写真
感想
今回の計画は実は1年前から。
早月尾根から劔を登りたかったのと、
去年のtyakuさんが行った縦走の話を聞いて、
五色〜薬師間も縦走したいなと思っていて、
その思いを果たすべく今年行くことにしました。
(結果的には途中で挫折しちゃいましたけどね)
■ 前夜(〜馬場島)
夕方頃から馬場島入り。
富山も上市も晴れていたのに、馬場島は土砂降り。
凄まじい雨の勢いに早くも気力を削がれぎみ。
馬場島には1名小屋泊、私を含め3名がテン泊。
この日は人がほとんどおらず管理人のからのアドバイスに従い、
この日はキャンプ場のパンガローの机の上でテントを張らずに寝る。
水は手を伸ばせばすぐ手に入るし、トイレは近いしでかなり快適。
管理人いわく、管理棟近くの大きな岩の裏にあるバンガローがオススメとのこと。
一晩中、雨でしたが降り込まれることもなく全く問題なし。
山行前からずっと午後から雷雨予報ということと
なるべく初の劔山頂ではいい景色を拝みたいということで、
早月尾根を一気に登り1日目劔沢小屋キャンプ場に降りるという計画は事前に断念。
したはずが、馬場島キャンプ場の管理人のおっちゃんに煽られ、
3時出なら大丈夫とか言われ、かなり迷う。
で、2時に時計のタイマーをセットし、起きられれば行こうかなと思いつつ、就寝。
■ 1日目(馬場島〜早月小屋)
起きてみると、なぜかタイマーが鳴らず既に4時。しょうがない。
# 後から考えると自分の体力ではまだ無理。行かなくて本当によかった...
心配してた雨は止んでおり、空も明るい。軽く朝食をとり、いざ出陣。
最初からいきなりの急登。
あとから聞いたら、登り始めから展望台までが一番辛いらしい。
でも、ここら辺までは快調。コースタイムを10分ぐらい切るくらいのいいペース。
基本登り返しのないバカ尾根。ガンガン高度を稼げる急登は好き。
着実にゴールに近づいている感がたまりません。
ただ、次第に飽きてきて…
早月小屋までは急登とダラダラとした平坦な道の繰り返し。
急登は好きだけど、最後の方は「まだまだあるな。遠いな」と
心のなかで何度愚痴ったことか。
今回は荷物が少し多かった。実は無駄な食料が多かった気が。
次回の山行では食糧少なくしよう。
前回ゴールデンウィークの縦走山行でシャリバテしたので、
心配になっていっぱい持ってきてしまったのだけれど、失敗だった。
水も3L担ぎあげたのに、一日目、結局500ml位しか飲まなかったし。
他の人の山行記録には絶対2L飲むとかったのだが、ここらへんも判断難しい。
そんな中、登りながら途中から一緒になったおっちゃんと、
お兄さんとペースを合わせて登ることに。
おっちゃんは北海道から来てるそうな。300名山ハンタァらしい。
もう一人のお兄さんは鈴鹿山脈の麓にお住まいとか。
休憩も3人で合わせたように休憩。
このペースなら昼前に着いちゃうからやること無いよね〜とかみんなで話しつつ、次第に休みの回数が多くなる。
最後の方は、30分おきに10分くらい休憩してたような…
でも、一応、小屋にはほぼコースタイムに30分ぐらいで到着。
この日は上空は青空でしたが、ずっと山のなかはガスガス。
たまにガスの切れ間に小窓の頭(?)が拝めました。
昼前に小屋に到着しこの日はまったり過ごす。
■ 2日目(早月小屋〜劔岳〜劔沢小屋キャンプ場)
起きると、満天の星空。
明るくなると同時に出発。
昨日の反省から水は1.5Lに。昨日分の夕食が減った分もあり、
心なしか荷物が軽い。
早月小屋近くのピークを越えるとすぐに劔の山頂が見える。
剱岳までは単調な登り。でも、山頂が見えるので気分は楽。
聞いていたとおり、登るにつれて、傾斜がゆるくなっていく。
最終ピークから頂上までの間は多少緊張感のある岩稜帯が続く。
危ないところは必ず鎖があるので心配ない。むしろ鎖を使わない方が楽しい。
沢のツメのようなガレガレした短い急登も登っていて楽しい。
ここも鎖があるけど、使わない方が楽しめる。
劔の山頂に到着すると、既に別山尾根から登ってきたひとたちでいっぱい。
まさに快晴でほぼ無風で、心地よすぎて、一時間以上山頂でまったり。
山頂にはいろんな人がいて、
百名山を2周まわりその最後に劔を見事登った80歳のお婆さん、
昨日早月尾根から日帰りで登り今日改めて別山尾根から登った若い男性、なとなど。
劔からの下山までまず待っているのがカニの横ばい。
「ここからカニの横ばい」と書かれたプレートからなぜか垂直方向に降りる
(横ばいなのに!と通過する皆が突っ込んでました)。
ちょっと行くと、連続する鎖場が水平方向に切り替わるタイミングがあり、
(たぶん、ここからが本当の横ばい)、
1歩目足の置き場を見つけるのに少し戸惑います。
(落ち着いてみれば、ステップのさらに下の方にしっかりした足場があります)
その後は少し緊張するぐらいで
想像してたよりはなんてことはなかったような。
そして、平蔵の頭、前劔と進み、劔沢キャンプ場へ。
平蔵の頭付近は遠くから見るとすごく急峻で
すごく危なそう!と思ってしまいますが、
近づいてみると意外と安心して登れる感じです。
劔沢小屋キャンプ場まではコースタイムが短い割に時間がかかる。
理由のひとつは渋滞ができてたため。
多くの人が別山尾根を往復して劔を登っており、
カニの横ばいやその後の岩場、前劔から断続的に続く多くの鎖場でずいぶん待ちました。
もうひとつは、自分の膝痛が再発したため。
下りのちょっとした段差でも痛みが走り、おそるおそる下りかなり時間がかかった。
劔沢小屋キャンプ場につき、
しばらくして16:15分ごろからポツポツ降り始め、
夜は何度かゲリラ豪雨にあう。
フライを打ち付ける雨の音はうるさいし、
テントの中にまで雨がしみだしてくるし、
身体はすごくベタベタして気持ち悪いし、
膝は痛いしで、なんだか帰りたくなってくる。
■ 3日目(劔沢キャンプ場〜雄山〜室堂)
昨晩、雪渓の雪で膝をひやしたものの痛みが引かないので、
薬師岳までは行けないと判断し、室堂から下りることに決める。
劔御前小屋までとりあえず行ってみて、少しは歩けそうだったので、
立山だけ回って、一ノ越から室堂に下りることに。
立山の縦走路は、起伏があまりなく散歩道のよう。すごく快適。
雄山山頂は、小学生などの団体でごった返しており、まさに観光地状態。
下山道は、登山渋滞ができており下山も一苦労。
室堂からはバスにのり、ほとんど(嫌いな)下り道を歩くこともなく、
あっさり下山しちゃいました。こういう下山が一番いいかも。
去年の海の日連休山行以来、出てなかった膝痛ですが、
また再発して中途半端な形で山行が終わってしまいました。
帰ってから整形外科に行きましたが、
膝は炎症しているもののなんともないとのこと。
筋肉つけなさいとまた言われました。
日ごろのトレーニングが足りないのかな...
まぁ、晴れた劔山頂に立てたからよかったです。
高層天気図やら各地の天気予報やら解説を山行前にずっとにらめっこし、
山行中晴れる確率が最も高そうな日を選び、午前中の早い時間帯に
劔山頂に着くよう計画を立てたかいもありました。
五色ヶ原〜薬師は次の機会に再チャレンジしたいと思います。
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