大雪山／黒岳〜旭岳
apukashi
その他30人 - GPS
- 32:00
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,196m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 9:13
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 12:30
13:30黒岳七合目ー16:00黒岳ー16:30黒岳石室
【2日目】
3:45黒岳石室ー4:05桂月岳／4:25−4:45黒岳石室／6:40−7:00赤石川ー7:20黒岳石室／7:55ー10:25北鎮岳分岐ー11:10中岳分岐ー11:48間宮岳ー13:30旭岳／13:45ー15:35姿見ノ池／15:50ー16:15姿見駅
| 天候 | �￣�、�∪欧� |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
黒岳の山頂で、ひょうが混じる強烈な風雨に襲われる。前年夏のトムラウシ山の例もあり、この時期でも北海道の2000m級の気候は油断ができないことを実感。 北鎮岳分岐下の雪渓はかなり大きく、斜度もあったので、慎重に登った。 |
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感想
【1日目】
山酔会の北海道遠征。今回は初めてガイドさんのお世話になる。旭川空港から山を下りるまで「大雪山倶楽部」の愛澤さん、東倉さん、木村さんという大雪山を知りつくした頼もしい3人がサポートしてくれる。
低気圧の通過で登りはじめから雨。そういえば、2年前の一回目の北海道遠征、羊蹄山の初日も雨の中のスタートだった。ガイドさんから景色や花の説明を受けながらゆっくりと登る。
ところが、黒岳の頂上に出たとたんに猛烈な風と雨に見舞われた。
ひょう混じりの雨が体をたたきつける。立っていられなくなるくらいの強い風で体感温度は急速に低下。前年のトムラウシ山の大量遭難が頭をよぎる。
ほうほうのていで黒岳石室に駆け込む。石室では別棟を貸し切りで与えられた。
日が落ちるころ雨はあがった。小屋で酒を飲みながら、ガイドさんから山の話を聞き、みんなで歌い、そして外に出てみると、頭上には信じられないほどの満天の星空が広がっていた。
【2日目】
早朝、桂月岳でご来光を拝む。気温は低かったが、晴れの一日になることを確信。
石室をあとにして、平坦な雲ノ平を進む。キタキツネの親子が現れ、ハイマツの梢にはギンザンマシコも姿を見せてくれた。
北鎮岳の肩下の雪渓はかなり大きく、傾斜も急だった。ガイドさんがシャベルで足場を切ってくれ、不安な人にはザイルで確保してくれた。
中岳分岐で、間宮岳を経て旭岳を登るコースと中岳温泉に下って裾合平を行くコースの二班に分かれる。
旭岳をめざす班は、緩やかな高原台地の上を少し冷たい風に吹かれながら快適に歩いた。旭岳直下の登りはみなけっこう息が切れた。下ってきた登山者から山頂で我々を待つ人がいるとの情報を得る。
その人は前日、羽田空港の集合時間に間に合わなかったSさんだった。北海道の最高峰で感動もひとしおの再会となった。
ロープウェイ姿見駅には、もう一つの班とほぼ同時に到着。彼らは中岳温泉で足湯につかり、チングルマやエゾコザクラなどが咲き乱れる裾合平のお花畑を満喫してきたようだ。
旭岳温泉駅で安全で快適な山行をリードしてくれたガイドさんたちとお別れし、すぐ近くにあるホテルベアモンテにチェックイン。温泉で二日間のあかを落した後、内容の濃かった山旅をにぎやかに振り返った。
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