燕岳・西岳・槍ヶ岳・大喰岳・中岳・南岳・北穂高岳・涸沢岳・奥穂高岳・表銀座から大キレットを超えて歩く
- GPS
- 103:30
- 距離
- 43.7km
- 登り
- 3,934m
- 下り
- 3,869m
コースタイム
**:**安曇野の里06:15
07:20中房温泉07:30
09:30合戦小屋09:45
10:30燕山荘12:15
12:35燕岳12:50
13:00北燕岳13:30
14:10燕山荘
360度大展望
10月02日(金)
**:**燕山荘06:30
07:00大下り頭07:00
08:05喜作レリーフ08:05
08:50大天井ヒュッテ
暴風雨で避難
10月03日(土)
**:**大天井ヒュッテ07:00
08:10西岳08:15
08:25ヒュッテ西岳08:35
09:10水俣乗越09:10
10:20ヒュッテ大槍10:40
11:10槍ヶ岳山荘12:30
12:50槍ヶ岳13:30
13:50槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山頂360度大展望
10月04日(日)
**:**槍ヶ岳山荘06:00
07:20中岳07:20
07:35天狗原分岐07:35
08:05南岳小屋08:20
09:35長谷川ピーク10:00
11:35北穂高小屋
大キレット越え
360度大展望
10月05日(月)曇り
**:**北穂高小屋06:00
06:45涸沢のコル06:45
07:35涸沢岳07:40
08:00穂高岳山荘08:15
08:35奥穂高岳09:05
09:25穂高岳山荘10:00
11:10かれ沢小屋11:20
12:15本谷橋12:15
13:00横尾山荘13:15
13:40新村橋13:40
13:55徳沢13:55
14:30明神14:30
15:00上高地バスターミナル
天候 | 10月01日 快晴 10月02日 暴風雨 10月03日 雨のち快晴 10月04日 快晴 稜線強風 10月05日 曇り 稜線強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
中房温泉ー燕岳 北アルプス三大急登合戦尾根 道もしっかり整備されて広い 各所にベンチがあり休憩できる 思ったほど急ではなく楽だった 北燕岳は燕岳より10分 展望が最高です 時間に余裕があるなら是非行って下さい 燕山荘ー大天井ヒュッテ 喜作レリーフまでは上り下りも少なく歩きやすい 喜作レリーフから大天井ヒュッテは多少の岩場と鎖場あり 大天井ヒュッテーヒュッテ西岳 赤岩岳まで緩やかな上り 特に危険個所なし 道もしっかりして歩きやすい ヒュッテ西岳ーヒュッテ大槍 東鎌尾根 水俣乗越まで一気に下る 梯子・鎖場あり 水俣乗越より一気に上る 梯子・鎖場あり 一部やせ尾根あり高度感がある注意 ヒュッテ大槍ー槍ヶ岳山荘 瓦礫の上り 槍ヶ岳山荘ー槍ヶ岳 個人的には上りより下り注意 槍ヶ岳山荘ー南岳小屋 大喰岳・中岳と2つピークを越すが 道もしっかりして歩きやすい 南岳小屋ー北穂高小屋 大キレット 南岳小屋より梯子までは少し急な下り マークもわかりやすく特に危険個所なし 梯子を下りると最低コルまでは 痩せた尾根が続く足元注意 長谷川ピーク・A沢のコルまでは 高度感があり気を引き締めて慎重に 飛騨泣きも高度感があり落ち着いて歩こう 北穂高小屋までの岩登りは長い 上っても上ってもなかなか着かない 体力を計算してゆっくり確実に上ろう 実際に上ってみてここは下りには使いたくない 南岳小屋⇒北穂高小屋がお勧めルート 北穂高小屋ー穂高岳山荘 涸沢のコル手前が足場狭く高度感がある 鎖場が各所にある 涸沢槍から涸沢岳 日本一長い鎖場と言うだけあって 長い鎖場高度感もあり体力必要 涸沢岳手前の鎖場も注意 個人的には大キレットよりこちらのほうが緊張した 穂高岳山荘ー奥穂高岳 梯子二箇所を超えた後は緩やかな登山道 穂高岳山荘ー涸沢小屋 瓦礫が続く下り 涸沢小屋ー横尾 本谷橋まで瓦礫の連続・・・飽きる 横尾ー上高地 長い林道歩き・・・飽きる |
写真
感想
10月1日 木曜日
中房温泉行き始発バス停の安曇野の里に車を駐車
登山者用駐車場はバス停裏の田淵行男記念館前
空は曇り空・・・
乗客はぼく一人
途中しゃくなげ荘から夫婦が乗車
中房温泉に近づくにつれて燕岳方面が真っ青な青空
7時20分中房温泉到着
準備体操をしてトイレにより7時30分出発
北アルプス三大急登と言うことでゆっくり歩き出す
ところが・・・思ったほど急登じゃない・・・?
そのうち急になるのかと思ってると
第1ベンチ・第2ベンチ・第3ベンチと出現
富士見ベンチまで来ると紅葉が綺麗に現れる
程なく合戦小屋に到着9時30分
あれ・・・2時間で来ちゃった
休憩して歩き始めると少し上がったところから
槍ヶ岳が目の前に見える
北アルプスに来た!と言う実感
雲ひとつない晴天紅葉も綺麗に栄えてる
10時30分燕山荘到着
本日からケーキフェア開催ぼくが1番客
燕岳に上る前にケーキを食べよう
6個食べてやめときました
あと2〜3個食べれたけど
夕飯が食べれなくなると悲しいので・・・
お腹もいっぱいになったので燕岳に向う
山頂からは360度大展望
先月登った黒部五郎岳・鷲羽岳・水晶岳をはじめ
鹿島槍・剣岳・富士山・浅間山・南アルプス
日本中の山が全部見えるくらい大展望
これです!これですよ!これがみたかった!
10分先にある北燕岳に行ってみると
ここからの展望も最高級
時間に余裕のある方は行って下さい
小屋に戻って談話室で寛ぐ
次から次へと人が来る
皆さん大展望に感動してる
夕食時に隣り合わせになった3人組が
偶然にも八王子市の夫婦の方とあきる野市の方
楽しい時間を過ごさせて頂きました
明日は気圧の谷の影響で雨か・・・
10月2日 金曜日
6時30分朝から暴風雨・・・
昨日談話室で話した人は悪天候の為に殆ど中房温泉に下山
大天井方面に向かう人は居ない・・・
稜線の西側は暴風雨
雨が容赦なく顔にあたる
身体が吹き飛ばされそうになる
とりあえず歩く・・・歩く・・・
先行者居ない様子
喜作レリーフまで5人とすれ違う
ここから一段と雨風が強まる・・・
嵐・・・嵐・・・嵐・・・とはこの事か!
9時前に大天井ヒュッテに到着
全身びしょ濡れ靴も濡れ濡れ
これ以上は歩く寒くて歩く気がしないので
ここに泊まることに
御主人さんが談話室のストーブに火を入れてくれる
濡れたものは乾燥室にぶら下げて
談話室で本を見ながら過ごす
この日の宿泊客は5人
なんとか燕山荘から到着した人ばかり
夕飯のとんかつが美味しくて幸せを感じた
一晩中小屋が飛んでいきそうなくらの風
明日は朝のうち雨のち晴れ
10月3日 土曜日
夜中に何度か暴風で目が覚める
朝起きると相変わらずの暴風雨・・・
7時まで様子を見たが歩きだすことにする
途中風も強く雨も強くなったり弱くなったり
景色も見えないので黙々と歩く
と!その時
目の前に雷鳥が・・・少し戯れる
いつも間にやらヒュッテ西岳に到着
1時間30分で来ちゃった・・・早い
ここから水俣乗越まで標高を下げる
相変わらず雨が降ってる・・・
景色も見えない・・・
どんどん下る・・・足元滑る
とにかく歩く・・・歩く・・・
またまたいつの間にやら水俣乗越
ここから上り梯子の連続
さくさく上ってヒュッテ大槍に近づくと
突然雲が消えて槍ヶ岳が目の前に!!!
後ろを振り返るといま歩いてきた東鎌尾根が
・・・うわっ!
こんなに下って上り返したんだ・・・
ある意味霧が出てて正解かも!
ヒュッテ大槍で20分ほど休憩して
槍ヶ岳山荘に向かう
ここからは瓦礫歩き
山に入って3日目になると足も軽くなる
槍ヶ岳山荘について時計を見ると
11時10分・・・途中30分くらい休憩したから
3時間40分で着いた・・・はやっ!
コースタイムは6時間50分
宿泊の受付をして荷物を整理して
汗でぬれた服を乾燥室にぶら下げて
気分一新に槍ヶ岳山頂を目指す
登り口で60歳くらいの方と一緒に上がる
話をすると群馬から前週も上りに来たという
来週はハセネツに出場すると言う
鉄人ランナーだった
山頂には関西から来た若者4人組とが居た
皆さん記念撮影をすると下山して行った
槍ヶ岳の山頂にはぼく1人貸し切り状態
360度大展望
今日も廻りの山が全部見える
相変わらず富士山も見える
30分くらい貸し切り状態で山頂を楽しむ
風が強くなり人も上がって来たので山頂を後にして
小屋に戻ることに・・・また来よう
夕食後日の入りを見に行くと
幻想的な素晴らしい景色・・・しあわせ
槍ヶ岳の横には中秋の名月
なんと素晴らしい世界なんだろう
明日は晴れ
10月4日 日曜日
雲ひとつない晴天風が強く寒い
朝食を一気に喰って日の出を見に行く
雲海の向こうから少しずつ太陽が顔を出す
太陽から全身にパワーをもらう
今日は大キレットを越える予定
風が強いが天気が味方してくれた
6時に小屋を出発
大喰岳の上りで老夫婦を追い越す
中岳を順調に過ぎる
多少の上り下りはあるが天気がよく最高級の展望
稜線西側はかなりの強風・・・大丈夫だろうか?
とりあえず南岳小屋まで行こう
風がまったく収まらない・・・
8時に南岳小屋到着
さてとどうしようかな?風強いしな?
ええぃ〜強行しちゃおうかな!
若い男性が一人休憩してる
話を聞くと大キレットに行くと言う
彼の名前は鈴木さん
一緒に行くことになる!
南岳小屋よりさほど険しくない登山道を下る
梯子2箇所を下りてキレット底に着く
ここから目の前に見える長谷川ピークを目指す
ところどころ痩せ尾根で崖が切り立ってるところがある
鈴木さんはバランスがよくスイスイ歩く
ぼくは時々熊のように四つん這いになる・・・ガ〜オ〜!
長谷川ピークで記念撮影
少し先の鎖場はスリルがある・・・こわっ!
A沢のコルで休憩
目の前には絶壁の飛騨泣きがある
気合を入れて最後の登りに挑む
それにしても凄い絶壁だな・・・
落ちたら痛そう・・・
鎖や梯子を使ってジワジワ上る
とにかく登るどんどん登る・・・ふう〜
小屋まで200mの印をみると斜面が落ち着く
ここから最後の鎖と梯子を使って
目上に見える北穂高小屋に向かう
あと少し!はらへったな〜ぁぁぁ!
最後を一気に上って小屋に到着昼食にする
鈴木さんはスパゲッティぼくはらーめん
大キレットを越えた感動を味わいながららーめんを喰う
鈴木さんは穂高岳山荘まで行くと言うので別れる
ぼくはここで泊まることにする
小屋の裏の階段を上がると山頂
ここでも360度の大展望
山が全部見える最高の気分
夕食後大キレットを越えてきた関西の年配の女性と話が弾む
明日の天気は曇り
10月5日 月曜日
曇り空だけど相変わらず360度の大展望
今回の山行は金曜日の暴風雨以外は最高級の天気と大展望
これから涸沢槍の日本一長い鎖場を通って奥穂高までのルート
南峰に軽く寄って目指すは涸沢岳
最低コルまで厳しい道のりガレガレです
右側が殆ど絶壁狭い登山道を歩く
ここも落ちたら痛そう・・・
涸沢のコルから日本一長い鎖場を上る
鎖はあるが足が短いぼくは必至で上がる
段差が大きいところは鎖をつかみ一気に上がる
梯子を上り切ったところが何気に不安定
涸沢岳稜線手前は太い鎖岩場が狭い
鎖を頼りに一揆の登る
穏やかな稜線ルートをみてホッとする
涸沢岳で記念撮影をして穂高岳山荘に向かう
穂高岳山荘には平日にしては大勢の人が居る
少し休憩したのち山頂を目指す
梯子を二箇所上った後は歩きやすい道
山頂にはツアーが2グループ居て大騒ぎ
10分ほどで居なくなり静かな山頂を迎える
ここでも曇っているけど富士山まで見える
一通り記念撮影して穂高岳山荘に戻る
さてと本日はここで泊まる予定だけど
明日から台風の影響で天候が大荒れになりそうなので
下れるところまで下って泊まることにする
涸沢までの下りが瓦礫の下りで長い・・・
小屋は見えてるのに近づかな・・・
途中で紅葉の綺麗なところがあり気分転換
涸沢から本谷橋までは大量の人とすれ違う
明日から悪天候なのに凄い人人人人人・・・
先を歩く団体を抜くのも一苦労・・・
なんとかかんとか横尾に到着
冷たいレモンティでのどを潤し
一気に上高地まで歩くことに
徳沢・明神と飽きるほど林道を歩き
足の裏が痛い・・・
休んだらメゲそうなので駆け抜ける
なんとか15時に上高地到着・・・
宿でゆっくり休もう。。。ホッ・・・
穂高岳山荘から上高地まで
コースタイム6時間40分を5時間で到着
ぼく的には大満足の山行でした
やったねkazuchin!
大キレット踏破おめでとうございます。
無事で良かったです。
自分もいつか挑戦したい(しなければならない)と思っています。
素晴らしい写真もありがとうございました。
来年チャレンジして下さい
大キレットより涸沢岳の登りの方が高度感があり
なかなかスリルがありました。
今度のんびり景信山でなめこ汁食べに行きましょう
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