吾妻山 吾妻連峰
- GPS
- 25:28
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 885m
- 下り
- 1,960m
コースタイム
⇒ロープウェイ⇒10:00天元台高原駅⇒リフト⇒10:48北望台
北望台10:54〜12:12梵天岩〜12:57西吾妻小屋〜13:09西吾妻山〜15:31藤十郎〜16:40明月荘
10/19(日)3:30起床 4:54出発
〜5:26東大巓〜6:16昭元山〜6:57烏帽子山〜7:31ニセ烏帽子山〜8:02兵子〜9:16家形山〜12:22高湯温泉
あったかの湯入浴 ドライブイン清水屋食事
14:40⇒バス 上姥堂経由⇒15:16福島駅西口15:47〜新幹線〜17:24東京駅
天候 | 10/18(土)晴れ 10/19(日)晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは見当たらなかった 共同浴場 あったか湯 250円 シャンプー石鹸ドライヤーなし お得な切符 : 土・日きっぷ 18000円 ※諸事情ありで記録を再登録したので、yosshiyさんが書いてくれたコメントが消えてしまいました・・・。ごめんなさい。 |
写真
感想
山のピーク付近の紅葉はそろそろ見頃を過ぎる頃ですが、山形県と福島県をまたがる吾妻連峰へと行って来ました。
新幹線で到着した米沢駅は濃霧の影響で予定時刻よりも少し遅れて到着。
天気を心配しましたが、大丈夫そうです。米沢は米沢牛が有名なので、駅のホームにも牛のオブジェがあったり、駅弁や駅近辺のお食事処も米沢牛でいっぱいです。米沢牛弁当を買って山で食べるのも良かったかもしれません。
白布湯元駅でロープウェイに乗り天元台高原駅へ。天元台高原駅からはリフトを3本乗り継いで北望台へ行きます。
この辺りは紅葉が綺麗で、本当にのんびりした雰囲気で、気持ちよく眠くなりました。
山の縦走路は紅葉はありませんでした。紅葉になる木では無いようです。
どこまでも木道が続き、池糖が点在し、のほほ〜んとしたくなる感じでした。
梵天岩辺りから団体ツアーさんに追いついてしまったようで、渋滞に巻き込まれました。後ろに着いていってしまったので、西吾妻山まで最短ルートを往復する予定が、ぐるりっぷするコースを取ってしまいました。
西吾妻山の山頂は遠くから見て、「おぉぉ。」といいたくなる山ではなく、「あれ。。だよねぇ。。」みたいな感じで。西大巓の方がちょっと見栄えもいい感じで標高も高く見えました。
他の方も同じ意見のようで、西吾妻山が吾妻連峰の最高峰だけど、西大巓のほうが高く見えるとか言っているのが聞こえてきました。
途中で避難小屋に立ち寄って中をチェック。トイレもついていて綺麗でした。
しばらくして西吾妻山へ到着。
団体ツアーさんより早くついたので、人はいませんでした。
展望が無いと書かれてあるとおり、展望は一切なく、直径5mぐらいの狭い山頂でした。なんとなく脱力系かな。
写真撮影した後に団体さんが押し寄せて来たので、そうそうに立ち去ることにしました。
吾妻連峰の展望はなかなかで、連峰の全容が見渡しながら、縦走できる感じです。
全般的になだらかで特にこれといって目立ったピークの山が無いので、まったりでゆるゆる気分になります。
予定よりも時間をロスしたので、yosshiyさんの提案で大凹の水場で水を汲むことにしました。SLをきちんとやっていただける方なので、とてもとても助かります。
遠くには湿原と今晩泊まる明月荘がくっきりと見えました。
藤十郎を過ぎるころ、足元の木道の脇にブルーベリーが沢山なっているのを発見。
9月下旬に会津駒の山頂で知り合った女性が、ここのブルーベリーについて教えてくれていたので、これか〜と思い食べてみました。甘みは多くないけれどそこそこいけました。
明月荘への分岐を過ぎ、明月荘が近くなるともうちょっと高い位置にある、さっきと違う種類のブルーベリーを発見。食べてみるとこっちのほうが美味しかったです。
明月荘は2F立ての避難小屋でドアを開けた内側にトイレが付いていました。
すでに1Fには3組ぐらいのパーティがいましたが、空いていました。2Fには1組しかいなかったので、2Fへ。梯子が急なので登りは大変ですが、2Fの方が暖かく、窓が多くついていたので閉塞感はありませんでした。1Fの入り口付近だと、トイレに行くのに梯子から降りる人が立てる音やヘッドランプに照らされるので、落ち着かないかもしれません。
ここも綺麗な避難小屋です。その日の宿泊人数は15人といったところでしょうか。
恐れていた団体ツアーさんの宿泊はなく、快適に宿泊ができました。小屋っていいな〜。(しみじみ)夕飯も美味しく頂きました。
翌朝3:30起床。
周りのパーティは3時起床じゃないかと思っていたら、全〜然、誰も起きていやしませんでした。辺りに気をつかいながら朝食を作りました。
メニューは「味噌煮込みうどん」。初めて生の牛肉を味噌に漬けてみたので、心配しましたが、上手くできてなかなかいけました。◎
5時に出発しましたが、起きて食事を作っていた人は1人・・・・。
みなさまはどちらへ向かうのか行動予定が気になりました。
しばらく歩いて見渡すと夜明けの太陽を隠した雲海のグラデーションの美しさがあり、うっとり。木道もどこまでも続く感じでどこまでも穏やかに歩けそうでした。
東大巓への分岐があったので、東大巓も踏むことにしました。片道1分ぐらいってところでしょうか。直径2mぐらいの狭い山頂で展望は無し。
昭元山の山頂も狭くて、展望は若干。烏帽子山方面と朝日が見えました。
吾妻連峰のピークの特徴がだんだん掴めてきました。
烏帽子山の山頂はなかなかの展望で、周囲の山々がまるっと見通せ、明月荘も見えました。昨日とはうって変わって風が強く感じられました。
ニセ烏帽子山頂は今までの吾妻連峰のパターンを裏切らず、展望もあまりなく狭い感じでした。
兵子へは片道5分ぐらいなので立ち寄りました。少々岩岩していて、今までのパターンの吾妻連峰らしくない感じでしたが、展望も良くて立ち寄って良かったです。
縦走最後の山は家形山となりました。分岐からエアリアで10分ぐらいだったのですが、山頂が見当たらず、五色温泉or五色沼・一切経山との分岐に到着。今までの吾妻連峰のピークの特徴を振り返ると、ピークが地味だったので、今度も同じパターンで見落としたかなっと思い、ちょっと行けば分岐があるだろうと五色温泉の方面へ向かいました。
でも少し歩いて何だか変な事に気がつきました。登山道脇の木にぶら下がっている三角の看板には「家形山−霧ノ平−五色温泉」と書いてありますが、霧ノ平って・・・。でも家形山を経由する風に読めるけど・・・???
コンパスで確認すると、どう見ても逆走しているので、慌てて分岐まで引き返しました。地形図・地図を見てもこの分岐が分かりにくくて、思案していると、一切経山方面から2名の男性が歩いてきたので、家形山があったか聞くと、もうちょっと先にあるとの事。エアリアで破線ルートとして表示されているところの分岐でした。(紛らわしい・・)
家形山に到着。この山は今までの吾妻連峰の雰囲気とは違い、開けていました。随分変わるものです。どちらかというと一切経山的な感じです。霧に隠れてチラチラ見える五色沼。そして爆風びゅ〜。
風の強さに下りに怯んだとき、yosshiyさんが先陣を切って前へ歩を進めました。
その勇気と愛のある行動にちょい感動。そこから見えるガスが取れた五色沼はとても美しくて神秘的な色でした。微妙なグラデーションは写真にでないな〜。
強風は温泉の硫黄の匂いも運んでくれていました。これから入浴する予定の温泉にも期待感が高まりました。
ちょっと行くと風の影響の無い樹林帯へ突入して一安心。
下山するに従い、紅葉は美しくなり、 そして車道が登山道の近くにあるので、救急車のサイレンの音や車の音が聞こえ出し里に下りてきたんだな〜と実感できます。車に気をつけながら道路を2回横切り、どんどん下ると高湯温泉エリアに到着。
脱衣所しかない温泉小屋がポンと現れました。中を覗くと素敵な露天風呂♪
誰もいないので入れそうでしたが、もうちょっと下にある旅館が所有する露天風呂で立ち寄り禁止でした。残念!
さらに下に歩いて「共同浴場 あったか湯」に入ることにしました。
源泉に2番目に近い温泉で、あまり近づくと硫化水素ガス中毒になってしまうそうで、ガスがこもらないように半露天。洗い場をつけると何かの規格に引っかかるらしくて、シャワーもシャンプーも石鹸もありませんでしたが、さっき覗いた温泉のような乳白色色をしたいいお湯でした。
この温泉の入り口に登山ポストがありました。ちょっと分かりにくい位置かな。
そのちょっと下にあるドライブイン清水屋でご飯を食べました。手作りのお豆腐や温泉卵・てんぷらがついていて1050円で美味しかったです。
(注意:行者定食は日替わりです。)
紅葉は稜線上には全然ありませんでした。厳冬期に素敵なモンスターになりそうな木々で緑色でした。でも、下のほうでは紅葉は見られました。
吾妻山は深田久弥曰く「漠然としてとらえどころのない山」。
確かにそうでした。のんびりとした山旅といった感じで今までと違った趣がありました。目もくらむような高度感が味わえたり、鋭く切り立った山々も素敵ですが、こういった山行もまた良かったです。
yosshiyさん、お付き合いいただきありがとうございました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する