蓮華温泉から白馬岳・旭岳
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- GPS
- 10:06
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 1,714m
- 下り
- 2,149m
コースタイム
- 山行
- 11:30
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 12:10
天候 | 午前快晴。午後はガスが湧いて涼しかったです |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蓮華温泉からの樹林帯の登山道は、小石や岩なんかが多く歩きにくい感じですが、白馬岳山頂までは危険個所なし。完全ハイキング路です。 白馬山荘から清水尾根方面に向かうと、岩々のトラバースになったり北アっぽくなってきます。旭岳稜線の西端に「旭岳」と書かれた岩があり、そこが取り付きになりますが、道らしい道も、ルートを示すペンキなども何も無い浮石だらけの斜面をルーファイしながら登る感じです。稜線は結構な痩せ尾根で、この日は結構風が強く気の抜けない感じでした。ヤマレコマップには何本か足跡ルートがあるのですが、どれも正解ではない感じだと思いました |
その他周辺情報 | 下山後は蓮華温泉!が定番だったのですが、この日は気になっていた平岩駅近くの「クサの湯」(クサは病ダレに倉)に行ってきました。蓮華温泉にも負けない熱いお湯ですが、こっちは硫黄泉ではなく炭酸泉でした。今後、この登山口に来るたびにどちらに入ろうか迷いそうです |
写真
これらの風景は東京からいらした、かなりのご高齢と思われるソロのご婦人とお話しながら撮ってました。あまりの絶景に目が潤んでおられましたが、きっと色々な思いが交錯していたんだろうなと察します
感想
世間が4連休のこの週、私の休みは変則で水、木!まだ連休前で激混みじゃない人気の山小屋で北アルプスを堪能できそう‼と思ったのですが、諸事情により日帰り必須に・・・。で考えたのが去年のリベンジです。去年のお盆に欅平から白馬岳を目指したのですが清水岳で悪天撤退したので、今回はちょっとロングになりますが蓮華温泉からのピストンを目論見ました。が、この日の予報も「午後から大気が不安定」ってことであんまり長居はできそうにないかな、ってことで行けるとこまで行こうと朝3時半にスタートしました。時間的に大池辺りでいい日差しが差し、最高のお花畑を堪能できました。
稜線ではこのコース3回目で最高の好天に恵まれ、特に白馬鑓が圧倒的な存在感で聳えていました。好天だったので諦めていた雷鳥にも2度遭遇できましたし、白山にはない花々も満開で、最高の山行でしたね。
で、問題の清水尾根です。山頂到着は8時半過ぎでいい感じ。山荘でコーラを買って少し休憩した後9時過ぎに出発です。コースタイム通りなら戻ってくるのは13時前になりそう。振り返ると杓子と鑓には東側から延々ガスが湧いているので止めておいた方がいいかなって感じ。どこで戻ろうかと思いながら歩いていたら「旭岳」とペンキで書かれた岩が。ここが取り付きのようです。ということで旭岳を目的地に決定し登りはじめました。が、最初の数mは路らしきものもあったのですが、すぐにほぼ浮石だらけでルートを示すマーキングなんかも皆無の急登を登る羽目に。急登を登り上げ稜線に出ると、こちらは相変わらず足元の悪い細尾根になります。そして東からは強風も吹いており危険な感じ漂う中何とか最高点と思しき表示を発見。もう少し先に行けそうですが「もういいです」って感じでしたw。ヤマレコマップでルートを見るとショートカットして下れそうなルートが何本かありますが、どれも「道」ではなさそうなので無難に来た道を帰ることにしました。
下山中に私のルートよりもう少し北西側から取り付いてきた若い3人組に遭遇。どこから取り付いても苦労するようです。で、無事トラバースルートに合流。往復1時間程度かかってしまいましたね。山頂に戻ると11時半で、まあ、時間的には丁度いい感じでした。
前回来た時も7月の連休だったのですが、その年は雪融けが遅い年でウルップソウが花盛りでヤハズハハコなんかも含め全体的フレッシュな感じで、今回はダイコンソウ全盛期な感じとちょっと旬を外した感はありました。が、前回はほとんどなかったコマクサが始まっていて、天狗の庭ではミヤマウイキョウやハクサンサイコなんかのマイナーなせり科も発見できたので良かったですね。
そしてそのおかげでやっと気づいたのでした。朝日岳直下の吹上のコル辺りに咲いていたのはミヤマウイキョウではなくタカネイブキボウフウだったということに。
コメント
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そうきましたか。
パッタッタさんのことだから、大人しく私と同じ蓮華温泉から白馬大池経由の白馬岳往復とかではないんだろうなとは思っていました。
登りは鉱山道とか、まさかの朝日岳からの周回とか想像していましたが、旭岳へ足を延ばしていたとは、想像しませんでした。
ハクサンサイコは、まったく気がつきませんでした。あれは地味だから、意識してないと見逃しますよね。
いや、蓮華温泉〜白馬岳日帰りピストンも十分マニアックな行程だと思いますが ・・・
ハクサンサイコは実はかなり咲いてたんですよ。でも、私も現地では自信は無かったです。去年三の峰とか、レコには挙げなかった清水岳直下で見たものは花柄が伸びていたんですがこの日のものはそうではなかったので。で、葉っぱを確認するとハナニガナとかミヤマハタザオみたいな「ひとつ葉で基部は茎を抱く」葉っぱ。「これホントにセリ科か?」と思って帰って調べたら、まさにその通りでした
個人的には大池のシロバナコザクラや天狗の庭のタカネバラ群落を見つけられなかったことの方が悔しいです
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