雨の大峰山脈
- GPS
- 27:06
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,173m
コースタイム
- 山行
- 3:56
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 4:20
天候 | 19日=雨 20日=晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
取り立てて危険なところはありません。ただ、急峻な登り降りがあり、木の根、岩が露出しているところもあります。慎重な歩行が必要です |
その他周辺情報 | 天の川温泉センターにて入浴しました。木造の浴槽が素晴らしい |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
|
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感想
大峰山脈にお邪魔するのは、大普賢岳に続いて2度目です。大普賢岳は、大阪毎日新聞旅行のツアーでしたからバスで楽ちん登山でした。しかし、今回は大和八木駅から車での登山となりました。
事前の下調べでも、天川村の天川川合から行者還トンネルまでの国道309号はとても狭く、みたらい渓谷という観光地もあるため、すれ違いに苦労すると覚悟していました。
19日は雨だったため、天川川合からトンネル駐車場まで対向車はありませんでした(運転していただいてTさん、ありがとうございます)。駐車場には管理人さんがおり、一泊2日の駐車料金2000円をお支払いして、出発しました。
登山口からすぐのところに、可愛らしい三角形の木橋がありました。濡れているので慎重に渡りました。渡り終えると、いきなりの急登です。樹木の根と岩混じりの急傾斜地をじっくりと登りました。雨はずっと降り続いており、スリップ注意です。
30分に一度の休憩を入れながら、ヒーヒー登っていると、大峰奥駈分岐に出ました。本来なら懐かしい大普賢岳を望めるそうですが、雲の中にいるようで司会はゼロでした。ここで小休止し、先に進みました。小さなアップダウンの続く、稜線です。深い森の中を歩き、雨がこずえを叩く以外の音は聞こえませんでした。弁天の森を過ぎて、大きな水溜まりをいくつか超えると、聖宝の宿跡に到着しました。ここで雨の中、手早く行動食をとりました。といっても、アミノ酸の栄養ゼリーですが……。
ここからが「聖宝八丁の登り」と言われる急傾斜地です。昔は「行者泣かせ」と言われた難所だったそうですが、今はたくさんの階段もあり、難所ということはありません。しかし、一時間近く続く登りにうんざりする頃に、樹木の間に三角形の屋根がちらちらと見えるようになりました。目指す弥山小屋です。すると、突然弥山小屋の前に飛び出しました。やっと着いた…と皆で安堵しました。
小屋の乾燥室で雨具を乾かしつつ、皆で乾杯しました。持参したウイスキーを水(100円)で割り、仲間は缶ビールを購入しました(300円)。水もビールもお安く、良心的です。夕食は鶏の煮物をいただきました。
寝床は、二段ベットのような部屋の一階部分をあてがわれました。布団はコロナ対策でありませんので、シュラフを持参しました。部屋にはストーブがたかれ、温かく快適でした。
翌日は期待どおりの快晴となりました。昨日は私たち以外の登山者にはまったく会いませんでしたが、早朝から大勢の方とすれ違いました。弥山、八経ヶ岳からの眺めはすこぶる素晴らしい。この山域に詳しくないので、見える山々の名前が分からず残念でしたが、十分に印象に残りました。帰りは気持ちの良い稜線歩きと、深い緑の中を下山しました。下山口間近の河原で、昼ごはんとしました。ストーブを出して、「山の棒ラーメン」をいただきました。乾燥ワケギに海苔、ウズラ玉子、サラミのトッピングはとてもぜいたくでしたね。棒ラーメンのシジミの滋味がとってもおいしかった。
帰りの温泉は、「天の川温泉センター」でのんびりさせていただきました。山に囲まれた温泉で、都会の喧騒とは隔絶していました。いやぁー、まったりしました。
関東からは大峰山脈にはなかなか出かけられません。しかし、山深さにはほれぼれしました。今度は縦走を楽しみたいですね。
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