【北茨城/高萩】十里上峠と大北渓谷(県道22号は通行止め)
- GPS
- 04:56
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 622m
- 下り
- 574m
コースタイム
石岡第一発電所13:15→石岡スポーツ広場13:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
6/21の天竜院( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-312068.html )を振り返りつつ高萩/北茨城辺りの地形図を眺めていたら「十里上峠」が目に留まった。その南側の「大北渓谷」沿いの道ができるまではこの峠が主要道だったのだろう。そして、渓谷沿いの「石岡第一発電所」は日立鉱山の近代化を支えた施設であり、日立市民としては一度訪れてみたい所である。そこで今回は、北茨城市の石岡から十里上峠を越えて高萩市の横川下に抜け、県道22号を大北渓谷沿いに下って戻ってくる周回コースを歩くことにした。
日曜日なのに利用者がいない石岡スポーツ広場の前に駐車してスタートした。この辺りは嘗ての常磐炭鉱の一角である。小生の母方の実家があった北海道の炭鉱跡と共通したノスタルジックな雰囲気がある。
足田内の集落でご婦人に十里上峠へのアプローチを訪ねる。左側にポンプ小屋が建っているところが三俣になっているので、真ん中を行くようにとのこと。その通り進むと、暫く掘られた湿った道が続いている。
送電線の下を通過したところで伐採地に出た。ここで道が分からなくなってしまったが、地形図とピンクのリボンを頼りに進むと伐採地の上に道が続いていた。樹木が無いのでここからの眺望はよい。そこから700mほどでややあっけなく十里上峠に着く。
十里上峠は石尊山への分岐にもなっているが予定通り横川方面に降りた。この経路は笹藪が多いが、奥久慈探検のそれに比べれば大したことはない。谷を降りる途中で左の尾根に乗る分岐がある。地形図の破線の道は谷に沿っているが、この尾根道の目印のほうが目立つのでそちらを行く。だが暫く進むと踏跡が不明瞭になったので引き返して、結局破線の道を降りた(帰宅後に先人のネット情報を参照したところ、引返点の少し手前から右折して谷を降りるのが正解だったようだ)。
元の破線道に戻ったあとは勾配が急で、北隣の谷にトラバースしたりしたが、直ぐに緩やかな沢になった。ここまでは目印が多かったのだが、何故かこの辺からは全く確認できなくなった。雑草が深く踏み跡もよく分からない。ただ沢を下れば間違いなさそうなので靴を濡らしながら進んだ。途中、枯木等の障害に苦労したがなんとか県道北茨城大子線(22号)に到達できた。
県道22号を東進する。直ぐに重要文化財に指定されている石岡発電所の取水堰堤があった。ここを通過し大北川沿いに下るが、左手には今降りてきた山塊を削った急崖が続き、右手は小平翁が発電所建設に当たって有効落差850尺と見積もった急流である。震災の被害だろうが、落石や倒木が古い防護ネットを破ったり越えたりしている。ガードレールもところどころ直撃弾を食らったようだ。今、新しい強固な(ワイヤ径は1cm以上ありそう) 防護ネットへ交換する作業が進められている。今年の9/30までの工期らしいが、間に合うのだろうか。是非とも紅葉の時に再訪したいものである。
やや川幅が広くなると、石岡第一発電所の本館が見えてくる。これも重文である。発電能力にしては大きい建屋とのことだが、ペイントが綺麗すぎて模型のように見えてしまう。更に下ると石岡第二発電所があり、県道10号に至る。県道22号の入口は全面通行止のため封鎖されていたが、「工事関係者以外立入禁止」の看板も…。すみません。知りませんでした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する