白銀のテーブルマウンテン☆Naeba
- GPS
- 12:28
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,423m
- 下り
- 1,410m
コースタイム
- 山行
- 11:31
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 12:28
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
林道序盤に雪に埋もれた大きな倒木が道を塞いでいたため、かなり手前からのスタートとなった |
コース状況/ 危険箇所等 |
先日の大雪のおかげで積雪量は十分だったが、トレースはなく林道途中から山頂台地までフルラッセルとなった。 前日の小赤沢の積雪量は170cm。 苗場山に今後登られる人に向けて栄村が公表している積雪量データ(グラフ表示で推移も確認可)のURLを以下に載せておく。http://www.vill.sakae.nagano.jp/docs/570.html カエデ沢のスノーブリッジは概ね完成済。上流寄りの安定している場所を選ぶ方がよい。新潟らしい湿雪で、概ね脛上ラッセル。日陰の斜面は終始パウダー。 山頂台地直下は基本的に急斜面。c2000から木々が密でジグが切れず50mだけシートラした。 持参したクトーとアイゼンは使用しなかった。 |
その他周辺情報 | 津南の苗場酒造。 小赤沢温泉 楽養館は冬期休業中。 |
写真
感想
新潟に先日大雪が降ったので、今年の登り納め&今シーズンの初滑りのエリアとして候補に挙げていた。苗場山と越後駒ヶ岳で悩んだ結果、未踏の苗場へ。記念すべき百名山70座目となった。
真夜中に酷道R405を抜け秘境秋山郷にたどり着いた。平家落人伝説がありそうな場所だと思ったら、その名を関した茶屋がR405の道中にあったが帰りも営業していなかった。
登山口の林道に入ると大きな倒木が道を塞いでいた(帰りも未処理だった)ため、仕方なく道路脇の雪をスコップでせっせと工事し駐車させていただいた。林道は未除雪&ノートレースだったため、山頂台地までフルラッセルとなった。今シーズンの初雪山とあって雪の上をラッセルするだけでも楽しかった。当日は昼前から晴れる予報だったため、その時間帯に山頂に着けるよう歩を進めた。
林道ラッセル、スノーブリッジ探索、細尾根、緩斜面の癒しの森、湿原台地への急斜面、そしてスノーモンスターが暮らす大雪原。見える山は鳥甲山、上越国境の谷川馬蹄形・主脈、巻機山、草津・志賀、赤城山など、遠く北アルプスや頚城山塊も見えた。毎冬思うが、個人的には冬の日本海が拝めると気持ちが昂る。
苗場山は巻機山のスケールを大きくした感じの山。どちらも冬の景色しか知らないけど。
遅れて登ってくる相棒を待ちながら山頂小屋の屋根でランチを摂っていたら、1時間近くも絶景を堪能していた。ここは約30万年前から広がる元祖・苗場リゾート。写真を撮るにしても単独で来るには勿体ない山だと思う。積雪量は小屋やオオシラビソ(スノーモンスター)の埋もれ具合からみて5mくらいか。
今年最後の日曜の好天、かつ年末年始の極悪な冬型の天気が予想されているため後続パーティが来るかと思っていたが、結局誰も来ず貸し切り山行となった(きっとアクセスが悪いからだろう)。
復路も西斜面のため雪質が保たれ満足。初雪山、初滑り、初ラッセル、初スノーモンスターと初物づくしのスノーツーリングとなった。
この記録を書きながら呑んでいた純米酒 苗場山も堪らなくうまかった。
そして、無雪期の苗場山が知りたくなったので、草紅葉の季節に赤湯温泉経由でぜひ再訪したい。
さあ、明日は仕事納めだ。
コメント
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nicopojiさん、初めまして。
火曜にソロで苗場山BCに挑戦した前橋のhareharawaiです。
厳冬期の苗場山BCは今回が4回目になりますが、先行トレースがあったのは今回が初めてでした。小赤沢林道最終除雪地点から5〜6合目までトレースがしっかりついていたので、かなり楽をさせて頂き助かりました。新雪でトレースが消えてからはソロラッセルで足首か脛ラッセルで苗場城の絶壁の登り(上手な例えでしたので使わせて頂きました)はさすがにソロではきつかったです。
小赤沢までのR405の運転が大変なため苗場山の西面を滑走する人は非常に稀です。よくいらしたと思っています。重ね重ね日曜のラッセル有り難うございました。
hareharawaiより
hareharawaiさん、こちらこそはじめまして。
年末年始の大雪で確実に消失する我々のトレースが少しでもお役に立ったようで光栄です!
我々もhareharawaiさんの過去の記録を参考にさせていただいた部分があり、どうもありがとうございました。実は現地で、もしかしたらhareharawaiさんに出会うかもと勝手に思っていました。
確かに苗場城の絶壁の登りはソロだと精神的にも堪えると思います。
初の苗場山でしたが、苗場城の絶壁の登りからの大雪原の絶景はまさに大アメと大ムチですね。
実は奥信越に足を踏み入れるのも今回が初めてでした。
山スキー百山に選ばれている本峰ですが、急峻な中津川渓谷沿いにへばり付くR405を走ってみて厳冬期に訪れる人が少ない理由をよく理解できました。もし無事下山できたとしても、道路状況や天候次第で帰りのR405から脱出できなくなる恐れが十分にありますね。
冬の秋山郷はまさに秘境ですね!
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