白馬乗鞍岳(ピークハント&BCスキー)
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- GPS
- 02:57
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 670m
- 下り
- 1,667m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(昔は有料だったが、現在はほとんどの駐車場が無料) ゴンドラ+ロープウェイの栂池パノラマウェイを利用して栂池自然園まで登る。 料金は片道1,720円。 パノラマウェイのチケットを購入するためには計画書の記入と提出が必要。 (現地で記入できる) ゴンドラの始発は8:00、ロープウェイは8:30。 ロープウェイは30分間隔だが、人が多い時は臨時便が増発される。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース状況 【自然園〜天狗原】 ・傾斜の緩い斜面をスキーでハイクアップする。 ・つぼ足でも登行可能だと思われるが、試していない。 【天狗原〜白馬乗鞍岳】 ・傾斜が強くなるのでスキーの場合シール登行の人と担ぐ人が半々くらいか。(自分は担いだ) ・つぼ足でも登行可能。 ・天狗原以降は風が強くなる上、風を避ける場所もないので要注意。 【スキー滑走】 ・天狗原より上は比較的雪が締まっていて滑りやすいが、シュカブラが多い場所もあるのでドロップポイントをよく精査した方がよい。 ・天狗原より下はザラメ雪。ストップスノーもたまにあるので気を付ける。 ・ロープウェイ線下はツアーコースでもいいがツリーランが楽しい。 ・ゴンドラ駅より下は栂池スキー場を下る。 ■温泉 栂池から糸魚川方面に向かう途中の国道148号線から少し入った場所にある「湯原温泉」を訪ねた。 大人500円。 洗い場はなく、手作りっぽい小屋だが風呂は絶品。 源泉かけ流しで山と川を眺めながら浸かることができる。 風呂からあがるとお茶とお茶菓子が出てきて、オーナー?のおじいちゃんとの歓談タイムが待っている(笑) |
写真
感想
1年半ぶりに白馬乗鞍岳に行ってきた。
前回のこの山への山行がきっかけとなり登山にハマったと言っても過言ではない。
季節は秋、10月の三連休で人も多く、また、天狗原から山頂までは大きい岩の上を歩く必要があり、そこそこ難儀した記憶があった。
ただ、同時に白馬乗鞍岳から見た白馬大池、白馬岳などの絶景も記憶に残っていた。
それから1年半、登山はもとよりBCスキーで同じ山を訪れる日が来るとは想像もできなかった。
栂池スキー場をベースにゴンドラ「イヴ」と栂池ロープウェイで自然園まで向かう。
朝一のゴンドラはゲレンデスキーヤーよりBCツアー客の方が多い。
自然園駅に着くと、係の人からツアーコースの注意点等、説明を受ける。
シールを貼ってハイクアップ開始。
雪が積もっているので当然だが、前回秋に来た時とはルートも景色も全く違う。
いきなりの雪原で最初から森林限界を超えているのではないかと勘違いするような景色だ。
天狗原までは適度に雪が締まっていてとても歩きやすかった。
途中ヘリスキー(1回1万円)が頭上を何度も往復する。
左側を見ると白馬三山や唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳などが目を楽しませてくれる。
天狗原から白馬乗鞍岳方面は斜度が増して登りにくくなるので、担いで登ることにした。
つぼ足でも埋まることもなく、特に問題はなかったが、風だけは強く時々耐風姿勢をとることもあった。
そして白馬乗鞍岳に登頂。
小蓮華山や雪倉岳が真っ白で美しい。
背後には高妻山、乙妻山、妙高山、火打山、焼山、雨飾山など、百名山が連なっている。
遠くには八ヶ岳、美ヶ原、甲斐駒ケ岳や鳳凰三山まで眺めることができた。
更に先に進むと、秋には青い水をたたえていた白馬大池が白く凍り、その上に雪が積もって大きい雪原を形作っていた。
前回と同じく、白馬大池を眺めながら持ってきたパンを口にする。
ここまで来ると人も少なく、静かで良い雰囲気だった。
そして山頂まで戻り、いよいよドロップ。
山頂直下は少しシュカブラがあって滑りにくいところもあったが、適度に締まっていて滑りやすかった。
そして天狗原に向けての斜面はそれなりに斜度もあり、雪質も良く、贅沢にロングターンを刻むことができた。
天狗原から下ると段々雪質がザラメになってくるが、暖かい中ツリーランを楽しむことができた。
ロープウェイ部分もツアーコースを行ってもよかったが、せっかくなので樹林帯に入ってツリーランを楽しむ。
たまにストップスノーもあるが、ワイルドな感じがとてもよかった。
30分ほどで駐車場に到着。
相変わらず滑るとあっという間だ。
稜線には少しずつ雲がかかってきていた。
帰りがけに小谷村にある「湯原温泉」に立ち寄る。
以前から国道148号線に出ているのぼりが気になっていたが、今回初挑戦。
風が吹けば飛びそうな手作り感たっぷりの小屋に入ると・・・誰もいない。
5分くらい経った頃、人の良さそうな気さくなおじいさんが現れたので500円を払って温泉へ。
洗い場もなく、決してきれいな環境ではないが、河原と山を眺めながらの源泉かけ流しの温泉はまさしく野天湯だ。
人も少なく、快適そのもの。
暇なのか、さっきのおじいさんが湯船まで来て色々と話しかけてくる(笑)
そして風呂からあがり、待合部屋に戻ると、お茶とお茶菓子を出してくれた。
アットホームな、こういう感じ、結構好きです。
聞くと塩尻で坊さんをやっている傍ら、温泉も経営?しているのだそうだ。
好き嫌いがありそうなので人はあまり連れてこれそうにないが、1人のときはまた来たいと思う。
白馬乗鞍岳、とてもいい山行となった。
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