九重)九重中部山系 テント泊縦走(九重山 残念無念の 雪消かな…)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 34.9km
- 登り
- 2,529m
- 下り
- 2,521m
コースタイム
【2日目】8:00坊がつる-8:10法華院(小憩)-8:35三俣南峰直登口-10:20三俣山南峰-10:50三俣山本峰-11:20三俣山西峰-11:55すがもり越-13:05九重分れ-13:45天狗ヶ城-14:15中岳-15:00稲星山-15:35九重山-16:15池の小屋(30休)-17:15白口岳-18:00矛立峠-18:40法華院-18:50坊がつる (幕営)
【3日目】10:20坊がつる-10:30法華院(20休)-12:30九重分れ-12:55星生崎-13:25星生山-14:15扇ヶ鼻下-14:55沓掛山-15:15牧ノ戸(15休)-16:55長者原
天候 | 2/9(土)〜2/11(月) 晴れ、 2/11未明〜朝まのみ曇り 前日軽い積雪あったものの、北側斜面以外全部解ける。 気温: 昼)-2〜7℃程度、夕-朝) -2〜-10℃程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年02月の天気図 |
アクセス | 長者原まで車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・天候がよければ、一部除き危険箇所無し。但し、道をしらない場合、視界不良時は危険。また、大雨の季節はかなり危険箇所増える ・白口岳周りは急傾斜で崩落等多し。落石の危険あり。 ・牧ノ戸〜九重山および中岳は、観光登山者多し。天候のよい連休や行楽シーズンは渋滞する(水気のあるときは、広い道全体が泥田のようになる) ・2月一杯くらいは軽アイゼン程度の準備だけはしておいた方がよいかも(ひのあたらない北斜面は凍っていることもある) |
写真
感想
【序】
あまりの具合の悪さにやめようと思ったが、「最後の雪かも?」と思い、当日朝に急いで準備して出発。
とりあえず、九州中部までは、1500m付近に-10℃以下の寒気流入がありそうで、前々日・前日と多少の降雪を期待するものの、ライブカメラでは・・・
行きの車中ではラジオの俳句番組が。兼題は“雪どけ”“雪消”。その気になってフムフムつぶやきながら、チェーンもいらず、すんなり長者原へ到着13:30
【旅立ち・坊がつるへ】
14時出発。よいお天気。いつも悪天候ばかりなのに、何故今日だけ…。
舗装路をゆくと、いつもは無音の道横の流れに音がする。雪が解けて水量が増え、せせらぐ音がしているのだ。ふっと思いつく。
『 雪解けの 水の瀬音や 九重山 』
(ゆきどけの みずのせおとや くじゅうさん)
すれ違う下山者も、必ず「う〜ん・・・」と唸ってから、「雪がねェ・・・」と会話が始まる。11さんの美しい写真に刺激されて星を撮りたかったが三脚忘れて・・・。法華院の談話室では、またしても11さんをご存知の方が・・・。「凄い人なんだ・・・」と・・・。なんと、その方もザックは90Lだった〜!!。明日のルートを地図とにらめっこしてから坊がつるへとぼとぼ戻ってオヤスミ。
【三俣山】
朝方は-10℃より少し下がったようだったが、翌朝も良い天気。三俣の南峰へ、いざ直登。 なかなかの急登で雨天時は厳しいようだ。それから“お鉢巡り”ならぬ“お俣巡り”しかも“お鍋”(笑-チョト下品?…反省、おナベの方申し訳アリマセン。あんまりピタっときたもので…)。西峰から直ぐに降っているトレースの薄い道を降る。かなりの急降でスガモリ越まで。
【天狗ヶ城〜中岳〜稲星山】
さあ、次は九重だ。硫黄山の横を通って、これが三十ウン年振りの、まさに九重登山ルート!! 今日は、テントもザックもボウガツルに置いて、サブザックにウエストバッグとデジイチのみ。 九重分かれにせり上がる岩場ではあまりの暑さにバテバテとなるも、なんとか九重分かれに。
なんと、人通りが凄っ・・・。なんか似合わない場所に来てしまった感覚。しかし折角来たからには行くしかない。立ったままチョット水飲んでカロメ食べてルートを考える。よしっ、星生山方面は諦めて、天狗ヶ城〜中岳〜稲星山へ行こう。
天狗ヶ城の急登・急降を経て、中岳はまさにスクランブル交差点。写真なんぞを撮ってあげてさっさと稲星へ。急降し見晴らしの利く稲星へ向かう。こちらには誰〜れもいない。何故だろう? いいのにな。 おっ、山頂には黒いゴツゴツした溶岩がまだそのまま残っているぞ! 噴火の数万年前からずっと。このひと小片ほどの山頂の岩塊は“地球”君の思い出なのだ!。積雪期は九重〜ここはトレース少なく、さぞよいだろうと思う。
【九重山】
15時前か。よし、九重へひと喘ぎしてみるか! かなり黄色くなってきた日差しの中、一人黙々と歩む。降る。登る。身体が悪いので、5分おきくらいに立ち止まる。でも休憩はしない。ひたすらゆく。歩く歩く。またふっと。
『 雪解けに 背の荷も軽し 九重山 』
(ゆきどけに せのにもかろし くじゅうやま)
う〜ん、『 九重山 背の荷も軽し 雪消道 』の方がいいかなぁ
九重山頂には15:30くらいにたどり着く。 少し風が強くなって寒くなる。南端で一組カップル寄り添う。それから、天狗ヶ城下〜御池の南回りで池の避難小屋へ。休憩する気はなかったのだがちょっと覗いてみると人がいてビックリ!
陽が落ちる頃から夕景写真を撮り々降るのが趣味でブログにアップしていらっしゃるとの事。それからここに今から泊まるという方も現れて!! 少々お喋りして17時に近くなって再出発。
【白口岳〜鋒立峠】
池の小屋から稲星山北側のトラバースルート経由で白口岳へ。この道はカチンコチンに凍っていて。強くなりだした冷たい風が吹き付ける。陽も沈む。赤い夕陽が大船山を照らす。
白口岳はマイナーな処だが、なかなかよいところ。しかし、鋒立峠への降り口は、超急傾斜のもろい岩場。「落石注意」の標識も壊れている。強風が背中を時折押す。重量装備でなくてよかったかな。
慎重かつ大胆に降りて一安心も、それからも泥道がどこもかしこも崩れていて、しかも急で長い。いつまで降りても着かず、飽きてくるほど。
身体もよろよろで、やっとの思いで鋒立峠まで辿りついたのは、既に18:15頃で既に暗い。それでもライト点けずに歩く。
さらに坊がつるに帰り着いたのはもう19時前となった。食欲もないが口寂しいし折角だからお風呂にも入りたいので法華院へ。一人でビール2本&お酒の後、お風呂へ入る。
【星生崎〜星生山〜沓掛山】
翌朝は薄曇り。そのため余り冷え込まず。どう帰るか考えながらカフェオレにする。よしっ! 星生経由で帰ろう!!
法華院で最後の準備後、出発。法華院から上りあがり、再び千里浜を九重分かれへ向かう。今日は重量装備だし、暑くてもうバテバテ。 それでも一歩一歩踏みしめて星生崎へ登る。
そこから星生山までの大小の岩が残ってぎざぎざの稜線は、疲れていた筈の身体と心にモチベーションを与えるのに充分だった。重量ザック&ウエストバッグ&首からデジイチぶらぶらでは、なかなかテクニックを要するのだ!!(笑) なぜかって? レンズキャップを初日直ぐに落としたからさ(泣)
山頂の南側の下では昼寝する人の影も。そこで、
『 星生ずる 山の雪消に 昼寝かな 』
(ほしいずる やまのゆきげに ひるねかな)
う〜ん、 昼寝する ? いや、 ひと昼寝 ??
それから稜線を直進で降るが、最後の肩で行き止まり(多分これは、大曲の辺りからの閉鎖登山路か)。 窪まで泥と岩の急傾斜を降り、扇ヶ鼻下の縦走路へ合流する。と、観光登山路の宿命! どろどろの田んぼ状態に、再びモチベが“0”近くまで下がり、急にくたびれ足も進まず。
それでも仕方ないので、惰性で登り降りを繰り返し、やっとのことで沓掛山の岩ピークへ。
『 沓掛の 道も泥田の 雪消かな 』
(くつかけの みちもどろたの ゆきげかな)う〜ん、 道も田となる かな〜
【終・牧ノ戸〜長者原】
最後の山場(文字通り)・沓掛を越え、コンクリート階段を下りる。ここで一緒になった方と話しながら降った為、一瞬で牧ノ戸まで。
イオンドリンクを飲んで、早速長者原へ降り始める。遠い・・・遠い・・・。だいたい登山路があるんじゃなかったか???
と、既にかなり降ったところで発見!! 次回から? があれば是非通ることにしよう。
ようやく長かった旅が終わったのは、また夕陽がかなり傾いた17時頃だった。
次にここに来るのは、来期の積雪時だろうか?
また来年も登れる身体である事を願いつつ・・・
『 雪解けて はずむ木霊の 登山道 』
(ゆきどけて はずむこだまの とざんどう)
よく歩きましたね
青空とくじゅうやっぱり素晴らしい
もう「雪」は望めないですかね??
『 星生ずる 山の雪消に 昼寝かな 』
俳人heyちゃんみたり
かなり歩きましたね〜。
三俣南峰直登口・・・行って見たい!
まだ三俣山に登ったことがないので
このルート参考にします。
色んなお山に登られましたね
九重の経験値が低い私はどあお様みたいに坊がつるにテントを張って、周辺のいくつかのお山に登るというのを密かに妄想中です
参考にさせてもらおうっと
写真のコメントのテンションにいちいちウケました(笑)
お山に落書きしてゴメンナサイ
いや〜、またまた歩かれましたね〜 。
写真のコメント、笑いながら見させて頂きましたが、地下鉄の中でスマホを見ながらにやけてるおっさんはキモかったかも・・これからヘイちゃんの記録は、うちに帰って読もっ!! 。
翌日から寒くて寒くて身体がどうにかなりそうな・・・
atominさん!
>廃人に見える!
ですって
はい、ネット廃人ならぬ、山廃人になりそうです
雪が無いので、行きのラジオ番組につられてちょっとひねってみました
俳人の 正体見たり 偽芭蕉
廃人の正体見たり 山お馬鹿
テントもザックも揃ったと、九重の風のうわさで聞きましたヨ
KUROCHAN画像 をゲットしましたよ〜
南峰直登ルートは、基本泥ですが、数十メートルおきに両手をしっかり使う岩場が現れます。
ぜひお楽しみください
落書き、 お山にしちゃダメよっ
yukaちゃん
九重は全部距離が近いし、基となる標高も高いので、結構直ぐにいけますよ
ただし、よく知らない道の場合の視界不良時は近いのに危険が危なく なっちゃいます。
やっぱり、お泊りは山頂がいいな〜 と思いました
帰りは、次の日休みなら黒岩〜泉水経由で帰りたかったなぁ
次は背振?、今年も“セフリンピック”の季節がやってきたと思うのはワタシだけでしょうか
わたし達ヘタレ隊も10日に法華院温泉山荘泊だったので、
夕食後に談話室で飲んでました
お会いしたかもしれませんね
夜は、雲もなくとっても綺麗な でしたね〜
あんな綺麗な の下、坊がつるでテント泊したら素敵だな〜っと一瞬思いましたが、
あの寒さに耐えられないと再確認した夜でした
そうでしたか、あ〜、あの酔いちくれ・・・ あっ、おっと違った 言いマツガイ
近くにいたのかもしれませんね〜 ボウガツルに返ってきたのが19時くらいだったので、遅めの食事タイムとってましたよ
そんなに毎日寒いわけではありませんので、是非テントでオヤスミくださいませ
是非、山頂のテントでお会いしましょう
や〜、あちきもいちいちうけまくって
午前中は仕事になりまっしぇんでした〜
どこの山頂で、ぱーていします〜
長い程、お山と一体化しますよね
読んでてそんな感じがしました〜
くじゅうを生んでくれた地球君に感謝!って感じですね
芭蕉は「軽み」
heyちゃんは「解けみ」かな?
いい感じ
三俣直登・・・やってみたい
直登大好き ロングトレイル大好物
やっぱり、はんと様をしっている人とあいましたよ
「11さんは凄い人なんだ!!」・・・とおっしゃるその方のザックもなんと90L なので、11さんは“110L”にバージョンアップしていると、自慢しておきました
それにしても、かごんま遠征にいっておられたとは しゅごい・・・
春を連れてきた11さんを讃えて一句
『 「開門」と 梅香や 門を叩きけり 』
そうそう 山頂お泊り会どこでしましょう
釈迦ヶ岳? それともひろーい岳滅鬼山? 水・トイレ付きの背振山かしら
ウン万年前のほんのひとかけら
キタナイ(地球君シツレイ )ひとかけら、
でも人生の、いや地球生の後半となった地球君の、小さいけど大切な思い出なんだな〜と 思ったら
へ〜 この人にも? 「青春の思い出とかあるんだな〜」 ってパターンの感じになりました
三俣の直登もですが、
星生崎〜星生山の間も、できるだけ険しいところ選ぶと、ちょっとフリクラ入って楽しいですよ
やぱり天狗ヶ城の大岩が楽しそうです 行きましょうっ
heychanさんの独創世界とそのセンスにハマってしまった一人です(^ー^)ノ
今回も、写真一枚目のコメントから爆笑で・・・♪
いつも楽しませてもらって、感謝です♡
こんにちは!
>独創世界??
…引きこもり&妄想ネット廃人のことかしら
→それなら、山ごもりした俳人なんかで暮らしていけたら楽しいだろうな〜
>センス??
・・・そんなによかったかしらん
→あの日、中空ポリだけど、○イエーの2980の半額のシャツ。アンダータイツも同じく○イエー980円。グローブは途中でかった○ーソンの298円あたりで上手くコーディネートしたなとは思ってましたが
時々、覗いています もとい、“レコを”覗いています
これからも宜しく御願いします〜
あらためてよく見たら、これスゴイGOOD
影と光の具合いが
考えてみたらミマタって、上にテントかるく50張りはいけますよね
いかん、ヘンなこと考えてしまった
み ま た
もう一枚、少しアップで撮ったのもあるんですが そっちの方がやはり細かなところも映り込んでますけど、何故かJPEGに設定したままだったんですよね〜 全部… だから露光が・・・ 当然サイズ&画質もおとしてますが・・・
南峰。本峰・IV・西やその間、いや真ん中 辺りにもたっぷり張れまっせ〜
こりゃ 「街コン」ならぬ「山コン 」でもやりまっか〜
て、変なことってなんでっしゃろ
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する