福岡県・背振山系) 蛤岳〜背振山 雪中周回縦走
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 742m
- 下り
- 746m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り (行程中:4℃〜-2℃程度) |
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過去天気図(気象庁) | 2013年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・近隣車道はチェーン準備必須 ・登山道・縦走路の積雪時は概ね10〜60cm程度かな。 ・方角、尾根などの影、日があたるか、冷風が吹き抜けるところか・・・などで、積雪量・凍結具合は極端に異なる。 ・雪・凍結が解けても、日没後すぐ凍ることも ・岩場などがほとんどないので、ある程度雪がある時にはアイゼン不要だが、解けだした後冷え込むとカチンコチンに凍る箇所多出と思われるので準備は必ず。 ・積雪時の、ルート未経験かつ初心者の方の単行は道迷いの可能性大 |
写真
感想
本当は、山行はお休みの週と決めていたが、 数日前から結構雪が降ってくれそうな感じじゃないか!!
体調が悪いがなんとか行きたいっ!! そうだ、日帰りでもいいや! ・・・となると、準備は全くしない。(というか日帰りなのにわざわざ頭使いたくない・・・となってしまう)
前日、夜遅くまで仕事があって、本当に疲れていたし、翌朝も「もうダメ…」状態。しかし“雪が・・・”と、無理に起きて準備開始。30L位の日帰りザックにテキトーに詰め込んで7〜8kか。靴も、軟らかい“軽スノートレックシューズ”。出発出来たのはもう昼前頃だった。
現地に着いたのは12:30過ぎ、スタートは13時前だった。
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【蛤岳林道・犬井谷登山口〜蛤岳】
林道途中からチェーン装着。犬井谷登山口から入山する。積雪10〜15cm、気温3℃位、無風。
しばらくは分かりやすい道が続くが、谷が切り替わるあたりから道が分かりにくくなる。方位を確認し、積雪が30cm越える中を適当に登りあがると作業林道に出会った。ここで暑くてシェルを脱ぎ、手袋も薄い作業用に。
再度山に入ると道はよく分からない。地図と方位を確認しながら進むと縦走路の分岐板が。安心し、あとは尾根を西進しさえすれば多分蛤岳だろうと、積雪が膝上までの尾根筋を進む。道はどこかほとんど分からないが問題ないだろう。
15年振りの、そして期待以上の深い雪と、独り占めのノントレースに感動しながらびゅんびゅん進むも、思ったより遠かった。 山頂で大岩に登って、直ぐにひき返す。
【蛤岳・犬井谷分岐〜背振西側ルート分岐】
犬井谷分岐まで戻り、背振に向けて北進する。ゆるい谷と尾根やピークが入り乱れている地域で、ルートはゆるい谷を縫って行く。雪のため道は分かりにくい。
しばらく北進し、一旦西に転進すると、古賀ノ尾分岐に出会う。ここからが背振南尾根筋へ向かって北へ登り出す。
そのまま北へ進むべきと思われるのに、突然西側へ向かうよう案内板が立っている。何故??
地図をよく見てみると、どうも、航空自衛隊のレーダーサイト一帯をよけて、大きく西側へ支尾根をトラバースしていくルートのようだ。
【背振西側ルート分岐〜背振山頂】
納得して、進むが、支尾根を二つほど越えると、背振南尾根筋の西側はかなり急傾斜となってゆく。雪で道もよく分からないなか、近づいているんだ! と、とにかく進む。
木々の間から基地も時折見える出したが、あるはずの木道にはいつまで経ってもたどり着かない。 そればかりか、少し大きな谷も増えだし、疲れは一段と、時間はどんどん過ぎて16:30を回った。 帰りは、またナイトハイクか・・・ でも、本当にあんなに具合が悪かったのに、山にいると忘れてしまう! 不思議だ…
雪も場所によっては股の辺りまであるところも。沢を渡るときも傾斜をズボズボっと何の遠慮もなく降りる。これが気持ちいいんだよな〜。
登ったり降りたりを繰り返し、木橋なんぞがあるところまで来た。それからしばらく進んでやっと木道へ。 木道には数人分の足跡が。山頂からここまでミニ探検に
来たのだろう。 お陰で歩きにくい。それにワクワク感が減って、疲れを一気に感じ歩みも遅くなる。
木道が終わり、最後の谷を乗り越えて駐車場へ。陽も沈み、「もうかえろうか…」とも思ったが、半ば意地で山頂へ。山頂は-2℃程度で風が冷たかったが、南西には有明海が遠望できた。
【背振山頂〜田中〜蛤岳林道・犬井谷登山口】
帰りはもうかなり薄暗い。先週と同じ登山道路経由で帰ろう。道路はしっかり雪が固められていた。
「えっ?? ストックの陰が雪面に、 あっ、自分の影も!!」 上を見上げると中天にくっきりと半月が。お〜っ!! “ムーン&スノートレック” 最高!! 月の左の方を見ると、これまたお〜っ オリオン!! 最高じゃ〜!! カーク船長もビックリか?
月明かりで「kurochan画像」を撮ろうかと思ったが既にカメラはザックにしまってしまっていた・・・残念!
それからが遠かった。 雪が解けて、路面が黒く見えているころの方が、返って滑る。それは、解けた水が薄く流れて、また氷掛けているからだ。 注意して歩いたのだが一度こけてしまった(笑)
そんな道路を延々歩いてやっと戻ってこれたのは20時になんなnとする時刻だった。
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それにしても、恐ろしく具合が悪くても、山に行くとかなり良くなるのね(笑)→(笑い事じゃない!(苦笑))
ナイトトレックはいつものことだが、いつか綺麗な満月の晩にいきたいとずっと思っていた。
しかし、“ムーン&スノートレック”の素晴らしさは言葉にはできない素晴らしさだった!
あ〜 行ってよかった。しばらく行かなくてよさそう・・・(苦笑)
でも、日帰りってホントに疲れるワ〜。 自由が利かないし、時間にも縛られるし、食べ物はないし・・・
コメント
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いゃ〜、この積雪、くじゅう以上ですね〜
今回の雪は北部九州が多かったんでしょうね。
トレースのない雪道、最高〜
今度、大雪降ったら背振に行こう。っと!!
ちなみに雪中テン泊かと思ったら、日帰りだったんですね〜。これまたびっくり
なかなかの積もり具合でしたよ〜
多いのはやはり北西面でしょうか
蛤〜猟師岩あたりが面白そうですね〜
とにかく人も通ってないし、雪だけだから、何の遠慮も・配慮もいらず、無風&気温も高いし岩場もないしでアイゼンもいらず、ただただ「ズボズボっ!!」と急斜を降るのがとっても快感でしたよ
夕方はほんとに、やっぱり泊まればよかった・・・と後悔しながら歩いてました
それにしても誰も歩いて無い所を歩くなんて!羨ましい。
体調が悪くても15km位歩いちゃうんですね〜
それでこそ「どあおさん」なんでしょうが...
あっプロフ写真
60cmって!
九重よりも凄い〜
そして綺麗ですね
思いっきり雪に埋もれる事ができたようですね
予想していたよりもたっぷりの雪で、具合悪いの一時お預けで、とってもいいルートでしたよ
あの辺は、日本海ラインなので、振るときは結構振るんですよ
プロ画像? そうそう、正確には31だったので「登り納め」かな
heyさん、プロフィールの写真がいつの間にか
冬バージョンに変わってますね〜
どの辺りでしょうか?
脊振山系雪景色
ロングな雪山登山でしたね
それにしても帰ってきたのは暗くなってからですか。
さすが「どあおさん」
夕方まで、ほぼ無風だったので、いい感じでしたよ〜
昔みたいに、急斜面に飛んで、滑り降りたくなりました
今度一緒にしましょうね
atominさんと三人も背振系でニアミスって、おかしいですね
“ムーン&スノートレック”で、雪面に映った影で、「KUROCHAN画像・月光バ−ジョン」を撮りたかったのですが、カメラを仕舞っていたため取れなかったのが、なんとも残念でした
ちなみにプロ画は、大晦日の九重の大ちゃんです
by さゆり ですか〜
それにしてもtuneさん、九重、残念でしたね〜
今回は単に夜間山行ということでなく、雪面に月光による影が映える“ムーン&スノートレック”は、言葉に出来ないくらい素敵な時間でしたよ
大まかに 「東にheyちゃん 西にKUROちゃん その真ん中に私」が脊振山系にいたのですね
こんなに脊振山系って積もるんですね
驚きでした
ほんと、ニアミス
福岡は、日本海側なので振るときは振るゾって感じで、だいたい700mくらいから上では結構積もりますよ〜
もちろん方角や地形で相当違いますけど 、多分、椎原峠で20〜30cmくらいだったんじゃないでしょうか?
アソコは猟師岩尾根の南面でちょっと遮られているので、少なめだったのではないでしょうか
背振山頂も吹きっさらしなので、吹き溜まり以外は少なめでしたけど、西側斜面は画像のとおりたっぷりでしたよ
また来週も雪が降りそうな予報も見たような・・・
なんか裏山杉まする( ꒪Д꒪)
ここのとこスケジューリングがうまく行かずに絶好の機会
来週も再来週も予定ありで遠のく
月夜の雪山・・あ”〜〜〜〜〜裏山鹿!!!
Pe-hayashさん
意図したわけではありませんでしたが、
雪面になぜかストックの陰が…アレ?
とっても感動的でしたよ
浅春の満月もよさそうかな
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