日光・三本松・大真名子から女峰山・寂光の滝
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- GPS
- 25:35
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,695m
- 下り
- 2,451m
コースタイム
帝釈山16:40 女峰山17:30 唐沢小屋18:10 25日小屋7:20 荒沢出合8:15 裏見分岐9:25 寂光の滝10:25
過去天気図(気象庁) | 2004年12月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪が深くなる前に歩きたかった。2200m以上は雪に覆われ、特に富士見峠から帝釈山は20~30cmの積雪でツボ足・キックステップでかなり泣けた。帝釈で日没だが風も弱く月齢12の月に助けられて岩峰を越えた。女峰は帝釈方面からの形が良い。しかし雪があるときついわ、時間は5割増ですね。2日目はすたこらさっさと寂光滝に下る。 |
感想
日光大真名子〜女峰山はもう雪山041224~25 日程・2004年12月24日(イブ)〜25日【単独】
●ルート/三本松〜大真名子・女峰山・唐沢小屋(泊)〜寂光滝まで 24日沿面距離14.1km 登り累計1700m 25日沿面距離9.5km 登り30m
●動機/女峰山から眺めた大真名子山の姿が良いので雪の少ないうちに歩くことにしたが・・・
●コースタイム(天候は晴れだがキラキラ雪が舞う)
24日 北千住5:15(\1320) 東武日光7:37発(¥1450) 三本松8:50 志津乗越10:50 大真名子山12:45 小真名子山14:05
富士見峠14:45 帝釈山16:40 女峰山17:30 唐沢小屋18:10(泊)
25日 小屋7:20 荒沢出合8:15 裏見滝分岐9:25 寂光滝10:25 田母沢11:05. 11:21バス(\300)東武日光11:59発 北千住13:53
●コース状況/登山道は雪かぶり、帝釈への登りは40cm
●コースの変更/2日目に男体山を越えて神社に下る予定だったが雪と足首の痛みのためカット。
●ヒヤリ・ハットの有無/大真名子山頂付近で雪の下の木の根につまづいて古傷の左足首を痛めたようで、翌日になって腫れてきて靴に当たって痛かった。
●資料等・地形図1/25000「日光北部」「日光南部」「男体山」
2003年の秋から四回登った女峰山は東照宮往復など東側のルートであったが、西の帝釈山への尾根やこんもりした大真名子山などがずっと気がかりであった。
19日にこのコースを歩いた情報では雪はまだ少ないとのことなので決断したが22日頃に冬型が強まったので、ある程度の雪は想定して防水・防寒怠りなく準備した。
晴れの予報に期待して北千住始発に乗るが、この電車はバスの接続が良く湯元に9:30に着くので夏なら白根山日帰りも可能である。
三本松バス停では日が射して青空が見えるものの、キラキラと、粉雪ではなくて氷片が舞っていてさすがに氷点下である。
車道はほとんど雪に覆われてタイヤに圧雪された部分が滑りやすい。水が出て凍結した場所で1回派手に尻餅をついたが予定より15分稼いで志津乗越に到着。男体山が大きい。
登るにしたがって雪が増え20cmほど。大真名子からは帝釈・女峰の姿が良い。小真名子の下りの岩場以外はずっと登山道は雪に覆われていた。あれっ、「濃い茶」がシャーベットになっちゃった。味がえらく濃いのは水分だけ凍ったせいですね。
富士見峠を過ぎると、西斜面であるせいか急に雪が増え40cmほどに。樹林帯の尾根道だがえぐれて段差が大きい道に足がずぼずぼ沈み、400mの登りに二時間もかかってしまった。標高2000mを超えると酸素も薄くなるし時間も気になって、ちょっと鼻水と涙がにじんだね、先の見えない登りは結構つらかった。
辛い登りを終えてようやく飛び出した帝釈山からの見晴らしは絶好でした。男体山に日が没し、岩尾根の先には槍のように輝く女峰山、それと、おおっ、左に月齢13のほとんど満月が昇ってきたぜぃ。月明かりに照らされた尾根を歩きながら、この時間を楽しみたいという気持ちに包まれる。
山頂からはライトをつけて歩き慣れた道を下るだけ。だいぶ暗くなったのでガレ場をトラバースしたあとの樹林帯の道を探すのにちょっと手間取ったが、夏場に何回か歩いていた土地勘を頼りに唐沢小屋にたどり着く。さすがにイブの晩、誰もいない。
小屋の温度計は−10℃を示し、ペットボトルの中は凍っているのでグランテトラのアルミ水筒を火にかけて作ったお湯で融かし、ラーメン、コンビーフ、コーンスープとコーヒー、そして菊水二本で温まる。グランテトラを湯たんぽにし、ジッポ懐炉とツェルト、シュラフカバーもあったので冬用シュラフじゃないけどそれほど寒くはない。
男体山は志津からの登りはいいけど南面の下りは雪があるとつらいので、翌日は遅出でまっすぐ寂光滝まで下山した。下山の途中で左足首の内側が脹れているのに気づいた。大真名子で雪の下の木の根につまづいて捻挫したみたい。小屋で気づけば冷やしたのに翌日痛み出すこともあるみたい。
下山して日光駅から眺めると、青空を背景にして大真名子、小真名子、帝釈・女峰がくっきりと連なっている。あの稜線をずっと歩いたんだと思うと感慨無量であった。
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