2018年GW・皇海山 天候急変に要注意
- GPS
- 25:50
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,015m
- 下り
- 2,016m
コースタイム
天候 | 曇りのち雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
布団でしっかり寝られるのはありがたい。 支払いは、銀山平の国民宿舎かじか荘で。 かじか荘はこの時期混んでいて入浴不可だった。 日光のやしおの湯でお湯に浸って帰途についた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・薬師岳〜蔵王岳間は高度感のあるハシゴ ・六林班峠コースはクマザサに覆われていてルートを見失いやすい |
写真
感想
皇海山は以前、木葉会のTとトライしたが、庚申山から望んだその道のりと体調を考慮して断念していた。関東にありながら遠く感じていた皇海山に、今回は庚申山荘に泊まる万全の体勢で再チャレンジだ! 5/4の昼頃自宅を車で発って16時に銀山平着。かじか荘で庚申山荘の宿泊費を払って、入山。林道歩きは長いが、庚申山荘はきれいで広く、とっても快適。二階に布団を敷いて早めに就寝。
5/5は3時半に起き出してパンを食べ、庚申山荘を出発。暗闇の中、ヘッドライトに小雪がちらつく。里見八犬伝の伝説が残る巨岩の合間を縫って庚申山山頂へ。奥の展望台から皇海山が見える。まだ朝5時半なので、今回は大丈夫そうだ。
庚申山頂から鋸尾根へ。途中11座のピークには全てか不明だが道標がある。御岳山の後のコルは広い笹原のため道を見失って山を巻いてしまい、登り返しに苦労する。駒掛山へ直登すれば良かったようだ。薬師岳を越えてから危険箇所に入る頃、ちょうど雲行きが怪しくなる。蔵王岳付近では雪で一面真っ白に。岩と雪に囲まれて遭難の危機を感じる。しかし、晴れの天気予報を信じて進もう。幸い、鋸山に着く頃には雪が止んだ。
鋸山直下も雪渓の急降下で鎖場。不動沢のコルでは雲が晴れ、鋸山の威容が見える。林道からのショートカットで登ってくる人が多いらしく、ここから人に出会うようになる。皇海山までは樹林帯の道。部分的に雪渓があるが、アイゼンは不要。皇海山山頂は噂通り展望なし。写真を撮ってすぐに離場。不動沢のコルで妻にメール。この頃は余裕だった。この頃までは…
鋸山に戻ったときには天気がすっかり回復していた。行きには見えなかった皇海山など各方面の眺望を楽しんだ後、六林班峠方面へ下る。この道が背の高い笹薮で道が分かりにくい。藪漕ぎで倒木にも何度も足をとられ、徐々に古傷の左膝が痛んでくる。なんとかタイムロスは最小限な状態で六林班峠着。
そこからは意外と道がはっきりしていて助かった。しかし、斜面のトラバースで左膝の痛みが酷くなる。沢を恐らく20回くらい渡るのだが、その先の道が分かりにくいところが複数あり、何度か迷いかける。膝を屈伸しながら休み休み亀のように進む。途中で痛みに耐えきれず、テーピングで処置。結局、3時間以上もかかって天下ノ見晴分岐にようやく到着。あとは夕暮れとの闘い。左脚を先に着くように小股で歩きながら、なんとか18時に銀山平に帰着した。朝早く出たので暗くなる前に下山できたが、これまでの山行で一番のピンチだった。
後で振り返れば、山あり谷あり、晴れあり雪ありで、途中の景色も良いし、変化に富んだ充実の山行だった。コースとしては、六林班峠よりも鋸尾根の往復の方が体力は奪われないと思う。また、古傷のある膝で山を続けるためには、もうストックが必須だと深く反省した。
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