2019分水嶺トレイル3日目(3日間)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,724m
- 下り
- 2,071m
コースタイム
天候 | 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地図読みルートです。 木賊山の急角度は迷いやすいです。 |
その他周辺情報 | 甲斐大泉駅で降りると、温泉?があるそうです。 |
写真
装備
個人装備 |
1日目参照
|
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感想
15日の祝日の月曜日
1時にアラームを鳴らすが、なかなか起きれない、体全体が痛い、当然。
昨日もやったが、靴ズレの部分に絆創膏を貼り、更にテーピングで固定。そこへ濡れた靴下を履く(笑)笑うしかない。
朝の3時30分前に出ないと失格となる関門ポイントなので、
皆それぞれ暗いうちからガサガサうごきだす。
大会関係者は、夜も交代で入っくる選手、出て行く選手をチェック。大変な業務です。いつも感謝です。
ヘッドランプ頼りに歩き、飛び石に乗って渓谷を渡り、瑞牆山を登ります。岩の山で、岩の急登が続き、頂上近くで朝の気配、しかし、頂上に出ても乳白色のガスに包まれ、何も景観はありません。
反対側に下ります。ここからが自分の未踏ルート、
更に地図にないルートも続きます。
ここも、明るいからまだ何とかなる。
やはり、寒さに震えながらも泊まりにして良かった。
暗かったら絶望的だっただろう。
こんな、ひとつひとつの判断なども、ルート指示以外何のサポートもない大会であるから、些細な判断ミスも大きなアクシデントとなり得るが、
大会要項、更には、登山経験などの詳細を事前に提出した上で、審査を通った者しか出場し得ない狭き門となっているため、大きな事故も、それぞれの個の綿密な計画と正しい判断での行動となっているものと思われる。
雨が降ったり止んたりのはっきりしないなか、少しづつ標高が下がってくるが、アップダウンは続き、既に限界に達している体を容赦なく痛めつけます。
更には、多少は楽であろうはずの下りにおいても、ここのところの長雨ですっかり登山道の土が緩み、ドロドロで滑りやすいので足の置き場に苦労し、時間と体力が無駄に費やされます。
何とかゴール直前の飯森山付近の分岐に到着?
ここで始めての大会本部に電話連絡。
この時は、直前に知人のカメラマンと今大会3回目の遭遇で、すっかり気が緩み、
「絶対ここ!」と思い込んでしまい、自信を持って間違った方に下り、後から来た一人の青年を巻き添えにしてしまった。
しかし、地図とどうしても違うなど違和感が払拭出来ず、「戻ってみる」と、言って残して行くと、やはり思い込みであり、下山して行った方角の案内標に至っては。全然違う事が書いてあった!しっかり見てなかった、、、
少し行くと正しい分岐があった。
どうしよう、
自分のせいであの青年はそのまま間違った方に行くかもしれない、
いや、この大会出場者なら気付くはずだ。
疲れて、呼び戻す余力もなく、後者に賭けてゴールへと進むが、何とも後味がわるい。
下りなのに走る気にもならない。
やがて車のドアを閉める音が聞こえて、ゴールだとわかる。
選手が来ると手動で(人が人力で立ち上げる)上がるゴールゲートを無事通過!
主催者、関係者から祝福を浴びる。
13時01分
61時間(関門までまだ3時間半あり!)
先ほどの件を話すと、
「間違ったと、共有の認識があるなら大丈夫!」
と言われ、
祝福のビールを飲んで、事前に送ってあった着替えなどの荷物を開けて着替えていると、
程なく、その青年が現れた!
ホッとし、
「ごめーん!でも、良かった、来てくれて!」
青年こそ恐縮し、
「こちらこそ心配かけてすみません」といようなやりとりだったと思う。頭回ってなくて、、、
実はこの青年が、初日の雨の中の笠取山周辺で迷っていたところから、この道で大丈夫と教えて、それ以降ほとんど同じようなペースで進んでいたのであった。
「あの時もお世話になりました」
この大会ならではの、選手一人一人のスキルの高さ故、極限状況でも自己判断を唯一の拠り所とする。
そんなことを思いしらせれた最後でした。
小淵沢駅から各駅停車の長い時間で、寝落ちしないように?綴りました。
定員は200名ですが、
雨予報や個別の事情などで、実際の出走者はもう少し少なく、
ゴールでのスタッフの話では、相当数のリタイアがあったものと思われ、
完走者は半分にも満たないかも知れません。
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