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Yamareco

記録ID: 185645
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ハイキング
奥秩父

第21回定例山行 大菩薩嶺・大菩薩峠

2012年04月28日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.8km
登り
496m
下り
511m

コースタイム

10:10 上日川峠出発
10:40 福ちゃん荘
11:15 大菩薩峠(介山荘)
 <昼食休憩>
12:00 大菩薩峠を出発
12:10 賽の河原
12:40 雷岩
12:55 大菩薩嶺
13:10 雷岩
13:50 福ちゃん荘
14:15 上日川峠
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR中央線甲斐大和駅から栄和交通バスで上日川峠へ
帰路は上日川峠からバスでやまと天目山温泉、同温泉から甲斐大和行きバス乗車(景徳院で途中下車)
コース状況/
危険箇所等
上日川峠から福ちゃん荘までは車の通れる林道もありますが、山歩き気分を堪能するため左手の登山道を行きました。福ちゃん荘の先も含め、よく整備された道で歩きづらい個所や難所はありません。大菩薩峠は眺望が良く、富士山のほかに南アルプスの白峰三山、奥多摩三山なども眺められました。

峠からはいったん下ります。親不知の頭という小ピークを経て避難小屋がある賽の河原へ。ガイドブックなどによると、ここが本来の大菩薩峠でしたが強風で遭難事故が多かったので現在の位置に移されたそうです。

ちょうど標高2000m地点の神部岩を経てクマザサの茂る稜線を北上していくと、やや急勾配の岩稜を短く登って、唐松尾根との分岐点に当たる雷岩に到着。そこから先は一転して樹林帯となり、薄暗い針葉樹林を10分余り歩くと最高峰の大菩薩嶺に到着します。

この間も特に難所というほどの個所はありません。親不知の頭と雷岩の前後がやや険しい感じはしますが、三点支持が必要な場所はごく一部です。初級者でもほとんど問題はないと思います。ただ、雷岩から大菩薩嶺までの樹林帯にはけっこう残雪があり、踏み固められて滑りやすくなっていました。雨水か雪解け水かは分かりませんがぬかるんでいる個所も多く、スリップや泥はねには注意が必要です。

唐松尾根はちょっと急な下りでしたが、足元はさほど荒れていないので特に歩きづらい感じはありません。クマザサと疎林の開放的な尾根ですが、次第に樹木の密度が増し種類も増えていきます。名前の由来であるカラマツ林は秋に黄葉したらさぞかしきれいなことでしょう。ダケカンバやシラカバの木もあり、北海道や信州の高原地帯のような風情もちょっとありました。
甲斐大和駅。小さな駅ですが、ひなびていていい感じでした。
2012年04月28日 08:39撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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甲斐大和駅。小さな駅ですが、ひなびていていい感じでした。
バス+天目山温泉のクーポン券。500円お得です。バス乗車時に買えます。
2012年04月28日 08:57撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
4/28 8:57
バス+天目山温泉のクーポン券。500円お得です。バス乗車時に買えます。
駅裏の公園にたたずむ武田勝頼像。武田家を滅亡に導いた人。
2012年04月28日 08:58撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
4/28 8:58
駅裏の公園にたたずむ武田勝頼像。武田家を滅亡に導いた人。
駅裏の観光案内
2012年04月28日 08:58撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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駅裏の観光案内
ロッヂ長兵衛のたたずまい
2012年04月28日 10:03撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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ロッヂ長兵衛のたたずまい
看板
2012年04月28日 10:05撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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看板
登山口の案内図
2012年04月28日 10:05撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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登山口の案内図
舗装路の左手に登山道があります
2012年04月28日 10:07撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
4/28 10:07
舗装路の左手に登山道があります
やはりここは林道ではなく登山道を行きましょう
2012年04月28日 10:25撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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4/28 10:25
やはりここは林道ではなく登山道を行きましょう
かつて赤軍派一斉検挙の舞台となった福ちゃん荘。全共闘世代には懐かしい名
2012年04月28日 10:30撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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かつて赤軍派一斉検挙の舞台となった福ちゃん荘。全共闘世代には懐かしい名
飲食物のメニューが充実しています
2012年04月28日 10:34撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
4/28 10:34
飲食物のメニューが充実しています
公衆トイレ。清潔でした。紙の持参、持ち帰りは当然のことです
2012年04月28日 10:36撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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公衆トイレ。清潔でした。紙の持参、持ち帰りは当然のことです
富士見山荘
2012年04月28日 10:40撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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富士見山荘
ぼんやり富士山が…見えるかな
2012年04月28日 10:40撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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ぼんやり富士山が…見えるかな
舗装路の看板。ドライバーへの注意です
2012年04月28日 10:42撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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舗装路の看板。ドライバーへの注意です
いざ出発
2012年04月28日 10:44撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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いざ出発
気持ちの良い道を歩く
2012年04月28日 11:03撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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気持ちの良い道を歩く
介山荘が見えてきました
2012年04月28日 11:11撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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介山荘が見えてきました
大菩薩峠に到着
2012年04月28日 11:14撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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大菩薩峠に到着
青空にそびえる大菩薩峠の標柱
2012年04月28日 11:15撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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青空にそびえる大菩薩峠の標柱
介山荘のラーメン。「お水を一杯つけておきました」と。山では水は貴重です
2012年04月28日 11:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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介山荘のラーメン。「お水を一杯つけておきました」と。山では水は貴重です
餃子屋さんの手作り料理。おいしかったです。ごちそうさま
2012年04月28日 11:33撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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餃子屋さんの手作り料理。おいしかったです。ごちそうさま
大菩薩峠からの眺め
2012年04月28日 11:35撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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大菩薩峠からの眺め
食事中
2012年04月28日 11:36撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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食事中
これから歩む道
2012年04月28日 11:49撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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これから歩む道
にぎわい
2012年04月28日 11:50撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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にぎわい
うっすら富士山
2012年04月28日 12:01撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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うっすら富士山
同じく
2012年04月28日 12:05撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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同じく
賽の河原にはやはり石積みがありました
2012年04月28日 12:09撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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賽の河原にはやはり石積みがありました
親不知ノ頭の標識
2012年04月28日 12:10撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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親不知ノ頭の標識
ぽっかりとわた雲が浮かぶ。心地の良い道
2012年04月28日 12:12撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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ぽっかりとわた雲が浮かぶ。心地の良い道
残雪を踏んで
2012年04月28日 12:13撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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残雪を踏んで
広々とした稜線を進む
2012年04月28日 12:13撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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広々とした稜線を進む
アイゼンはいりません。わざわざ踏んでいます(笑)
2012年04月28日 12:14撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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4/28 12:14
アイゼンはいりません。わざわざ踏んでいます(笑)
広々として気持ちがいい
2012年04月28日 12:15撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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広々として気持ちがいい
坂の上の雲
2012年04月28日 12:15撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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坂の上の雲
賽の河原の標柱
2012年04月28日 12:16撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
4/28 12:16
賽の河原の標柱
雲を目指して
2012年04月28日 12:16撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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雲を目指して
ただ、それのみを見つめて坂を登っていくのであろう
2012年04月28日 12:19撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ただ、それのみを見つめて坂を登っていくのであろう
遠くに福ちゃん荘が見えます
2012年04月28日 12:22撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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遠くに福ちゃん荘が見えます
親不知の頭へ
2012年04月28日 12:23撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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親不知の頭へ
登ります
2012年04月28日 12:28撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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登ります
ここで2000mに。「かんべいわ」と読むのでしょうか
2012年04月28日 12:31撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ここで2000mに。「かんべいわ」と読むのでしょうか
すばらしい眺望
2012年04月28日 12:32撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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すばらしい眺望
蒼穹の下、何を想う
2012年04月28日 12:39撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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蒼穹の下、何を想う
雷岩に到着。ここで雷に遭ったら怖いでしょう(餃子屋さんが体験)
2012年04月28日 12:40撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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雷岩に到着。ここで雷に遭ったら怖いでしょう(餃子屋さんが体験)
雷岩
2012年04月28日 12:48撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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雷岩
雷岩は唐松尾根への分岐点。ここから大菩薩嶺まで眺望はありません
2012年04月28日 12:49撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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雷岩は唐松尾根への分岐点。ここから大菩薩嶺まで眺望はありません
山梨百名山。もちろん深田百名山でもあります
2012年04月28日 12:58撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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山梨百名山。もちろん深田百名山でもあります
雷岩〜大菩薩嶺は凍結でぐちゃぐちゃ
2012年04月28日 13:06撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
4/28 13:06
雷岩〜大菩薩嶺は凍結でぐちゃぐちゃ
下山開始
2012年04月28日 13:13撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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下山開始
上日川峠へ向け唐松尾根を下ります
2012年04月28日 13:15撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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上日川峠へ向け唐松尾根を下ります
松ボックリ。カラマツではなくトウヒか何かみたいです
2012年04月28日 13:34撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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4/28 13:34
松ボックリ。カラマツではなくトウヒか何かみたいです
樹皮がはがれてボロボロ。ダケカンバでしょうか
2012年04月28日 13:47撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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樹皮がはがれてボロボロ。ダケカンバでしょうか
シラカバ。貴婦人のようですね
2012年04月28日 13:49撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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シラカバ。貴婦人のようですね
すがすがしい道で突然「がきデカ」ポーズ(知らないよね)
2012年04月28日 13:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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すがすがしい道で突然「がきデカ」ポーズ(知らないよね)
福ちゃん荘に戻りました。赤軍派も皇族も利用する山小屋です
2012年04月28日 13:53撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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福ちゃん荘に戻りました。赤軍派も皇族も利用する山小屋です
車道組
2012年04月28日 14:12撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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車道組
山旅の終わり
2012年04月28日 14:14撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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山旅の終わり
山登り犬とねぎさん
2012年04月28日 14:35撮影 by  COOLPIX L23 , NIKON
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4/28 14:35
山登り犬とねぎさん
鳥もつ煮。おいしかった
2012年04月28日 16:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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鳥もつ煮。おいしかった
甲斐大和駅の少し手前でバスを降り、武田勝頼の墓所がある景徳院を拝観しました
2012年04月28日 17:21撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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甲斐大和駅の少し手前でバスを降り、武田勝頼の墓所がある景徳院を拝観しました
境内に咲いていたきれいな花。残念ながら種類はわかりません
2012年04月28日 17:22撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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4/28 17:22
境内に咲いていたきれいな花。残念ながら種類はわかりません
我々の他に参拝者の姿はなく森閑とした雰囲気でした
2012年04月28日 17:22撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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4/28 17:22
我々の他に参拝者の姿はなく森閑とした雰囲気でした
お寺の由来
2012年04月28日 17:24撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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お寺の由来
ヤマザクラが盛りを迎えていました
2012年04月28日 17:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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ヤマザクラが盛りを迎えていました
お花見気分
2012年04月28日 17:25撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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お花見気分
人の世のはかなさを哀れむように
2012年04月28日 17:25撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
4/28 17:25
人の世のはかなさを哀れむように
山門。山里を思わせます
2012年04月28日 17:27撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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山門。山里を思わせます
山門は天正16年建立だそうです
2012年04月28日 17:27撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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山門は天正16年建立だそうです
立派なアカマツの木
2012年04月28日 17:27撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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立派なアカマツの木
これまたすこぶる立派な桜
2012年04月28日 17:28撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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これまたすこぶる立派な桜
脇を見れば、散った桜で描いた絵が。
2012年04月28日 17:31撮影 by  iPhone 4, Apple
4/28 17:31
脇を見れば、散った桜で描いた絵が。
もうツツジが咲いていました。ミツバツツジでしょうか
2012年04月28日 17:32撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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もうツツジが咲いていました。ミツバツツジでしょうか
ヤマブキ(ピンボケごめん)
2012年04月28日 17:32撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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ヤマブキ(ピンボケごめん)
静かな境内
2012年04月28日 17:35撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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4/28 17:35
静かな境内
勝頼の辞世。淡々としたこの句にどんな想いを込めたのか
2012年04月28日 17:35撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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勝頼の辞世。淡々としたこの句にどんな想いを込めたのか
西日を浴びて更に憂愁が深まります
2012年04月28日 17:37撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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西日を浴びて更に憂愁が深まります
山路来て何やらゆかし……ありふれたタチツボスミレですけどね
2012年04月28日 17:39撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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4/28 17:39
山路来て何やらゆかし……ありふれたタチツボスミレですけどね
これがお墓のようです
2012年04月28日 17:40撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
4/28 17:40
これがお墓のようです
鳥居畑古戦場跡。武田家滅亡最後の激戦地なり
2012年04月28日 17:49撮影 by  IS05, SHARP
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鳥居畑古戦場跡。武田家滅亡最後の激戦地なり
日暮れの甲斐大和駅
2012年04月28日 18:15撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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日暮れの甲斐大和駅
民家の庭先に咲いていました。シャクナゲですよね?
2012年04月28日 18:18撮影 by  COOLPIX S600, NIKON
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民家の庭先に咲いていました。シャクナゲですよね?
温泉で買ったほうれん草は翌朝、パスタになりました。(餃子屋)
2012年04月29日 09:17撮影 by  COOLPIX L23 , NIKON
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温泉で買ったほうれん草は翌朝、パスタになりました。(餃子屋)

感想

私も2回目。前回は2005年11月下旬、毎日新聞旅行の山旅ツアーに参加したのですが、嶺でこの度遭遇したような万歳騒ぎはせず、雷岩周辺で(寒くって)粛々と昼食をとり、集合Pを撮って峠へ向かった(今回と逆回り)気がします。2回ともバスで上日川峠まで上がっておいてなんですけど、もう少し歩いた方が健全ですよね。次の機会があれば、裂石から登って丹波山に下りたい。左様に思います。

私は二度目ですが、大菩薩峠から雷岩までの眺望と晴れ晴れとした尾根歩きがやはり素晴らしかったです。天気にも恵まれ、久々に富士山のきれいな姿を拝めました。また、北岳をはじめ南アルプスの雄大な姿に感動。春霞のベールがかかって少々不鮮明ではありましたが、それがまた蜃気楼のように神秘的でした。振り向けば(というか先にそっちを見たのですが)奥多摩の山々も。大岳山の独特な山容はどこから見ても分かる便利なランドマークですね。

また、登山道はどこもよく整備されていて非常に歩きやすかったと思います。今回は甲斐大和から上日川峠に直行できるバス(いつから運行しているのでしょうか)を利用し大菩薩峠と大菩薩嶺を回る最短コースに設定したので、やや歩き足りない感じも残りました。

6年前に息子と登った時は塩山駅が起点でした。本来の大菩薩登山口(裂石)から上日川峠まで約2時間かけて歩き、嶺からは更に丸川峠経由で登山口に戻るという欲張ったコース設定をしたため、ヘトヘトに疲れたものです(終バスに乗り遅れ塩山まで数千円かけてタクシーに乗るという有難くないおまけ付き)。6年前と今回の中間ぐらいがいい塩梅なのですが……次は石丸峠→峠→嶺というコースを試してみるかな。

バスとセット券で利用できる天目山温泉はこじんまりとした入浴施設ですが、居心地はなかなか良かったです。鶏モツ煮もうまかった。クラさんの提案で立ち寄った武田勝頼の墓所・景徳院は観光スポットとしては地味ですが、一見の価値がありました。時間があったら是非お立ち寄りを。

 大菩薩峠、大菩薩嶺は初めての訪問です。快晴の下、すがすがしい山歩きとなりました。大菩薩峠から雷岩までの稜線が今回のハイライト。なだらかな山道にぽっかりと浮かぶ積雲、足元には緑の森が広がります。素敵な場所ですね。深呼吸を何度もしました。
 大げさに言えば、汗をかかなかったといえるほど楽な山行でした。ちょっと歩き足りないくらい。次回来る機会があれば、丸川峠まで足を伸ばしてみたい。
 温泉帰りにバスを途中下車し、武田勝頼が眠る景徳院に寄りました。山里の古刹の雰囲気は盛者必衰の理を感じさせるには十分でした。ここはここですばらしいのですが、仙台にある伊達家の廟所の麗々しさと比較すると、やはり寂しいといわざるを得ません。何百年経ってもぬぐいきれない勝者と敗者の厳しさに慄然とします。
 蛇足ですが、大菩薩嶺で某旅行会社のツアー客数十人と一緒になりました。比較的高齢者の多いツアーでしたが、あまりのマナーの悪さに辟易しました。山頂で大勢で万歳三唱をする、山頂名の書かれた標識を写真撮影のために占拠する、発射寸前の路線バスの目の前で体操を始めて運行を妨害する…などやりたい放題。会社名はあえて記しませんが、関係者の猛省を促したい。

餃子屋です。
大菩薩嶺は昨年に続いて2度目の登頂でした。
昨年は雷雨に遭ってさんざんな目でしが、今回は快晴に恵まれました。
ねぎさんも指摘していますがツアー(団体登山)は、人数をある程度限定しないと、いけませんね。
天目温泉で買ったほうれん草は翌朝、生ハムとほうれん草のパスタにしました。茎が歯ごたえがあっておいしかったです。

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