記録ID: 1843904
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
蝶ヶ岳・常念岳 蝶ヶ岳ヒュッテ泊
2019年05月10日(金) 〜
2019年05月11日(土)
体力度
6
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 16:50
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,204m
- 下り
- 2,124m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 6:16
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 [三俣登山口⇒まめうち平] はじめは夏道でスタート。まめうち平が近づくにつれて残雪が現れますが何もつけなくとも大丈夫です。傾斜もほどほどで歩きやすくコースタイム2:00のところ1:30で歩けました。連休疲れの中でまずまずです。登山口からしばらくは花々も咲いていて春を感じました。 [まめうち平⇒蝶ヶ岳ヒュッテ] まめうち平でアイゼンを付けストックを使用しました。ここからは完全な雪道になります。途中から急登になり雪質も最悪になります。森林の中では木々に積もった雪の上を歩くので踏み抜き必死です。休憩中立っている足が突然沈んでしまいました。関節までズッポリ、足は地面に付きません。森林を縫うように左右に進みます。木を越えたり、上を越えたりして進みます。傾斜も急騰のザラメ雪で滑りやすくストックではなくピッケルが良いと思いました。チェーンスパイク、軽アイゼンでもダメではないのですがスピードを重視しないのであれば12本爪アイゼンが良いと思います。途中開けたトラバースが2カ所ほどあります。夏は見ていないので何とも言えませんが、いかにも雪崩で開けたような場所でした。雪がたまになって転がっている状況はありましたが、雪崩れた後も無くクラックも無いのでとりあえずは大丈夫と判断。この時期は全層雪崩になるので注意が必要です。とりあえず一人づづトラバースし、いざという時に備えました。ただビーコンは持っていませんが・・・ 2つのトラバースを越えてしばらく行く開けた登りになります。ここが蝶ヶ岳に続く最後の登りになります。蝶ヶ岳の山頂が分からなかったのでまずは蝶ヶ岳ヒュッテを目指しました。途中ハイ松帯が出てきたのでここでアイゼンを外します。後でわかったのですが大きく開けた場所に出て直登すると蝶ヶ岳山頂でした。右のハイ松帯を抜けて行くと蝶ヶ岳ヒュッテです。大苦戦結果的にコースタイムを1時間超えて6時間かかりました。 2日目 [蝶ヶ岳ヒュッテ⇒蝶槍] 蝶ヶ岳ヒュッテの方に6時間で登ってきたと話したところ、翌日常念岳経由で三俣に下山するのは厳しいかもしれないとのアドバイスをいただきました。常念岳までの縦走路が人により大きく時間が変わるとの事でした。とりあえず3:45にスタート、11:00までに常念岳に着けななければ常念小屋に泊まることにしました。まずはご来光を見に蝶槍を目指します。表示がなかったのでどこが蝶槍か分かりませんでした。とりあえず周りを見回して一番高い場所からご来光を見ました。槍ヶ岳、穂高岳に朝日が当たり綺麗でした。30分ほどまったりしてしまいました。ご来光を堪能し常念岳を目指します。蝶槍から降ると雪道になります。降りたところでアイゼンを付けます。二つほど山を越えていくと夏道が現れアイゼンを外し、常念岳まで夏道を登ります。常念岳の山頂を見ながら尾根沿いを登っていたら雷鳥のツガイが現れました。一匹は夏毛、もう一匹は冬毛からの変化中でした。今年3回目ラッキーです。更に進むと途中からは岩場となります。途中岩場のピークが2カ所ほど現れ心が折れそうになりますが、どちらも左を巻いていきました。尾根を右に巻いたら突然山頂が現れました。8:25無事到着、どうやら今日中に下山できそうです。 [常念岳⇒前常念岳] 緩やかな尾根道を下っていきます。雪道なのでアイゼンで降ります。雪の斜面で雷鳥のツガイと出会いました。前常念への最後の下りは岩場でアイゼンだと歩きにくいのでこの前でアイゼンを外した方が良いと思います。 [前常念岳⇒三俣登山口] 3段階の登山道です。先ずは岩場。前常念岳でアイゼンを外し岩場を降ります。ここの岩場、足の置き場がなく非常に歩きにくい岩場です。初心者には厳しいかもしれません。山と高原の地図を見たら「?」マークがついていました。確かに・・・。岩場が終わると森林帯の雪道になります。通常の傾斜から平坦な登山道になり、最後は急登の下りになります。雪道は腐っていて踏み抜かないで歩くのはほぼ不可能です。急登の九十九折では真っ直ぐ降りる踏み跡がついていますが笹の葉の上は要注意。よく滑ります。最後は夏道を下っていきます。ひたすら同じ道が続き、つくづく下山は長く感じると思いました。また夏道を歩くのは久しぶりだったので歩き方を忘れていました。下山につれ気温が上がり夏道に入ると夏のようでした。水がギリギリでした。冬はバーナーさえ持っていれば何とかなりますが、水は多めに持った方が良いです。 |
その他周辺情報 | 帰りに「はりでーゆー四季の郷」で汗を流して帰りました。とても良いお湯でした。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
蝶ヶ岳・常念岳を1日で周回する方もいるようですが、我々にとっては1泊2日でもタフな山行でした。久々に足がパンパンになり疲労感MAX。歳を感じます。
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お疲れ様です。
まめうち平でお話させていただきました者です。
大キレットに沈む夕日!見えましたね〜
最高な感じで良かったです!!
当方も無事に15時前に川崎に到着できました!
また、偶然のすれ違いを楽しみにしております。
蝶ヶ岳ヒュッテでビールを飲みながら槍・穂を堪能している時、ヤマレコを見たらすでにアップされていたようで無事帰宅してすばやいアップですね。さすが〜。我々はあの後登りに苦戦し、6時間掛かってしまいました。歳を感じます。また何処かでお会いできることを楽しみにしています。
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