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Yamareco

記録ID: 181423
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳

2012年04月07日(土) 〜 2012年04月08日(日)
 - 拍手
GPS
30:09
距離
21.4km
登り
1,870m
下り
1,885m

コースタイム

2012.04.07
10:20 美濃戸口
11:10 美濃戸山荘
12:50 赤岳鉱泉
15:36 赤岩の頭直下

2012.04.08
07:20 赤岳鉱泉
08:10 行者小屋
09:36 文三郎尾根の分岐
10:30 赤岳
13:20 赤岳鉱泉
16:30 美濃戸口
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
土曜は赤岩の頭の稜線に雪庇を確認。弱層20cmちょい。最後の直登は途中からトレースなし。
赤岳へはアイゼンワークなど、それなりの技術が要求された。
各自テントを張る。
ファイントラック(ツエルト)
メスナー
プロモンテ
エアライズ

種類に富んでる

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各自テントを張る。
ファイントラック(ツエルト)
メスナー
プロモンテ
エアライズ

種類に富んでる

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硫黄岳ふもとからの大同心。
ついついそっちに引かれてクライマールートに向かうと
「そっちじゃないよ」って後ろから指摘された(笑
先々週も通ったのに我ながら記憶力ゼロだな

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硫黄岳ふもとからの大同心。
ついついそっちに引かれてクライマールートに向かうと
「そっちじゃないよ」って後ろから指摘された(笑
先々週も通ったのに我ながら記憶力ゼロだな

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2週間前より雪が増えてる
2012年04月07日 15:33撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/7 15:33
2週間前より雪が増えてる
赤岩の頭直下からの降り。良い眺めだ。
2012年04月07日 16:00撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/7 16:00
赤岩の頭直下からの降り。良い眺めだ。
日曜。横岳。最高の天気。
2012年04月08日 07:18撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/8 7:18
日曜。横岳。最高の天気。
行者小屋からの阿弥陀岳。

最高に気持ちい眺め。


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行者小屋からの阿弥陀岳。

最高に気持ちい眺め。


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雪景色の一部となっている樹氷。

全体としてもきれいだし、木々の一本一本までもきれい。自然の芸術は細部まで完璧。

わんだほ〜☆

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雪景色の一部となっている樹氷。

全体としてもきれいだし、木々の一本一本までもきれい。自然の芸術は細部まで完璧。

わんだほ〜☆

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文三郎尾根をハイクアップ。
2012年04月08日 09:04撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/8 9:04
文三郎尾根をハイクアップ。
まだまだこれからよ。
2012年04月08日 09:25撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/8 9:25
まだまだこれからよ。
横岳をバックに、トラバース。
2012年04月08日 09:35撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/8 9:35
横岳をバックに、トラバース。
いよいよ岩場に突入。
2012年04月08日 09:49撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/8 9:49
いよいよ岩場に突入。
山頂直下は油断禁物


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山頂直下は油断禁物


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慎重に進むよ。
2012年04月08日 10:01撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
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4/8 10:01
慎重に進むよ。
焦らず落ち着いて。
2012年04月08日 10:01撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/8 10:01
焦らず落ち着いて。
「ここ落ちたらたぶん無理だから・・・」
前から聞こえてくる笑いながらのコメントが怖い(笑


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「ここ落ちたらたぶん無理だから・・・」
前から聞こえてくる笑いながらのコメントが怖い(笑


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山頂にて戦闘員に遭遇。
2012年04月08日 10:30撮影 by  Canon PowerShot S95, Canon
4/8 10:30
山頂にて戦闘員に遭遇。
いつものポーズで
2012年04月08日 10:44撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/8 10:44
いつものポーズで
赤岳山頂にて。

3月にyanagikkeくんといった蓼科も見える。
あの日以来蓼科好きです。

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赤岳山頂にて。

3月にyanagikkeくんといった蓼科も見える。
あの日以来蓼科好きです。

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あれ富士山だよ!!


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あれ富士山だよ!!


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まだまだ気を抜かずに。
2012年04月08日 12:12撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
4/8 12:12
まだまだ気を抜かずに。

感想

うーん。これを降るの、みんな大丈夫だろうか?
赤岳山頂直下、最後の急登を前に考えてしまった。

週末に3人連れて八ヶ岳に行ってきた。
目的は雪山に慣れる事と雪上テント泊を体験すること。
日曜の天気も良くなりそうだし、期待が高まった。

2012.04.07
10:20 美濃戸口出発。雪がパラついてるけど、2週間前の雨とは大違いだ。非常に快適。
12:50 赤岳鉱泉到着。4人パーティーの割には良いペースだ。
受付を済ませ、テント場を物色。良い位置を確保したんでそれぞれが自分のテントを設営する。テント場に8cm程の弱層を確認。びっくりする。
連休みたいな混雑時は個人テントはやりたくないけど、こんな時はちょうどいい。

14:20 各自のテント・ツェルトを設営後、硫黄岳を目指す。
2週間前より雪増えてるぞ。前回一緒に行ったwacklessと話す。

15:46 赤岩の頭までの直登、樹林帯を抜けると結構な積雪を確認する。目指す稜線を見上げると稜線に沿って一筋のラインがある。よく見ると雪庇がこちら側に張り出してるではないか。ついでにトレースもない。

無理無理。こんなのまだ早すぎるよってことで撤退する。
降る最中の景色はそれなりに楽しめたし、テント場に戻ってから飯の時間を満喫する。

18:00 パスタやらキムチ鍋+うどんやら、アメリカのフリーズドライやらペミカンやら。それぞれ思い思いに夕飯を腹に収める。

2012.04.07
05:00 起床。外を見ると綺麗に晴れ上がっている。これは絶好のアタック日和だな。
07:15 準備を整えて行者小屋に向かう。途中でルートミスしてしまい、10分ほどロス。
08:30 行者小屋でアイゼン・ピッケルを装備し、いよいよ赤岳へ向けて出発だ!
09:38 赤岳と中岳への分岐点まではそれほど難しい部分はないが、明らかに雪が増えている。慎重に進まなければならない。
10:00 そしていよいよ岩場に突入すると、初めて経験する雪付きの傾斜に結構手こずっていた。ゆっくり慎重にと上から撮影。
10:20 核心部はやはり赤岳山頂直下の登りだった。ダガーポジションで慎重に登るも、降りは大丈夫か心配になった。たぶん怖いだろうなぁ^^;
10:30 赤岳山頂到着。3人とも無事に上がって来れて充実感でいっぱいのようだ。
11:00 ひとしきり撮影を楽しみ、腹ごしらえやアイゼンの締め直しを終えて下山開始。
地蔵尾根を降りに使うのは早すぎるから上がってきた文三郎尾根を降ることにする。
最初の降りはさすがに皆緊張したようだ。一歩一歩ゆっくりと降りてきた。

雪山の登りはスタミナ、降りは技術とよく言われると思うがその通りだと思う。
行者小屋に降りた時は本当にほっとした。
今回の赤岳で何かを掴んで、来シーズンに向けて各自雪山スキルを磨き、また一緒に歩きたいもんだ。

さて、GWの穂高岳に向けて今回出た課題をなんとかできないか悩むとしよう。

「次は、雪上テント泊がしたい」
「来年は赤岳に行きたい」
どちらも、2週間前の硫黄岳でyoginsさんに話してたこと。
まさか2週後に実現できるとは・・・。
そして、メンバーは、お互いが山で知り合った4人。
今回は、厳冬期さながらの赤岳、雪上テント泊を体験したが、
10月に、奥穂でyoginsさん、yanagikkeくんに会った時は
「まだまだ初心者だし、今年は雪山はやんないよ〜」
なんて言ってた半年前のことが遠い遠い昔に感じた。

・1日目
美濃戸口をスタートして、赤岳鉱泉に着くとアイゼンの練習に硫黄岳に出発。でも結局赤岩の頭手前の急登で敗退。。。
2週間前よりも確実に雪が多く、赤岩の頭の稜線部分には、雪疵も張り出してて明らかに無理な感じだったので、あきらめもついた。
赤岳鉱泉に戻ると、4人で談笑しながら食事をして、各自テントに戻る。

自分にとってはここからがメインディッシュ。
長い夜の始まりだ。初の雪上テント泊は気合が入る。
19時くらいから床に就くと、意外とすんなり、眠りに入れ、21時くらいまではとりあえず寝れた。あとは、寝たり起きたりでなんとか朝を迎えることができてほっと一安心。
今回の装備は、
マット:リッジレスト+アストロホイル
寝袋:モンベル#3+シュラフカバー+エマージェンシービビィ(SOL)
結局あんまり寝れた気はしないが、朝起きてびっくりしたのは、エマージェンシービビィの中の結露がすごかったことと、靴が凍っていたこと。
予想はしてたが、こんなに凍るのね(笑
靴は溶かし方がいまいちわからなかったので、根性で体温解凍でした(泣

なるほど、雪山テント泊は厳しいことはよくわかったが、自分に無理でもないことがわかったので一つ成長か。


2日目
テント泊に続いて赤岳登頂も今回のメインディッシュ。
テント場を出発して行者小屋に到着すると、目の前に広がる阿弥陀岳、中岳、赤岳の姿はすごいの一言、天気も快晴で景色は最高によい。
行者小屋からはひたすら急登。
前回の硫黄岳では、山頂直下のトラバースで「マジでトラバースするの!?」とちょっと引き気味だったが、行者小屋〜赤岳山頂までは、そんな気持ちも通りこして、「挑戦したい」って気持ちが先走っていた。
山頂直下の急斜面は恐怖心からかついついすぐにダガーポジションに入りがちで未熟さを実感。。。とはいえ、なんとか赤岳山頂に立つことができ、達成感はすごかった。
「あとは、帰りか・・・。」
山頂を出発するとき、4人全員が思っていた(たぶん)。
傾斜がきつい登りは体力でなんとかなったが、下りが問題。
アイゼンワークのアドバイスをもらっても恐怖心からその通りにできなかったが、下ってる途中でも少しづつうまくはなってる気はした。結局へたっぴだけどね(笑
ってゆーか、森林限界〜赤岳山頂は本気で怖かったよ・・・。

行者小屋まで来ると、安堵の笑みがこぼれた。

あとは帰るだけだ〜と、赤岳鉱泉でサクサク撤収して帰路についた。

思い返せば、今回の山行は、いつも以上に学ぶことが多かった。
アイゼン歩行、雪上テント泊は課題が多いが、登山はまだまだ始めたばかりだし、楽しみながらゆっくり練習していこうと思う。

「できない自分を駄目だって思うんじゃなくって、そんな自分が成長していく姿や、今の努力を楽しんでいけばいい。そのうちできるようになるから。」
今回の山の仲間がくれた一言が今も心に響く。

うん、そうだよね☆

次会うときはお互いもっとレベルアップしてあえるとよいな!
みんなさんきゅーでした。

GWは、鳳凰三山と奥秩父主脈に行くぜ!!

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