三頭山〜笹尾根(ハセツネのコースをどこまで行けるか?途中膝のトラブルでリタイア寸前、笹尾根恐るべし)
- GPS
- 10:58
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 1,948m
- 下り
- 2,175m
コースタイム
635深山橋BS
途中トイレに寄る
645登山口
758ヌカザス山(120/0.69)
839鶴峠分岐(50/0.82)
902三頭山中央峰東峰(35/0.65)
913三頭山西峰発
922三頭山避難小屋(10/0.9)
小休止
932頭山避難小屋発
938大沢山
1024槙寄山(80/0.58)
1110笛吹峠(75/0.61)
1139小綱峠
1205土俵峠(60/0.92)
昼食
1220発
1236日原峠(15/1.07)
1315浅間峠(45/0.87)
テーピング
1330浅間峠発
1408熊倉山(50/0.76)
1420神社
1432三国山(25/0.96)
1438生藤山
1551山の神(70/1.13)
1643和田峠(60/0.87)
1648和田峠発
1733陣馬高原下BS(40/1.125)
1740BS発
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR青梅線 4:47 立川 5:19 青梅 6:00 奥多摩 西東京バス鴨沢西行き 6:05 奥多摩BS 6:35 深山橋BS 同じバスには6人乗車、深山橋下車は自分だけ (復路) 京王バス 17:40 陣馬高原下BS 18:09 高尾駅北口 同じバスには4人乗車 JR 中央線 18:17 高尾 18:34 立川 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(装備) 雪は少ないとの情報だったので軽量化しました。アイゼンなしでチェーンスパイクのみ、結局それも使用せず。 その代わり先週の三ツドッケでピッケルとトレードオフしたトレッキングポールを持参。これが大正解、無しでは途中で撤退でした。 後は某会社の割引券を利用して購入したGarminのGPS、使いこなせるようになったら心強いと思います。 服装はいつものようにファイントラックのドライ、ベース、ミッドのレイヤーにソフト、ハードのシェルを重ねた。手袋は2重。靴下も2重。 (コース状況) 「登山口〜ムロクボ尾根」 結構な急登。雪はほとんど無かったが降雪直後は苦労するだろうなと想像。 登ってきた所を振り返ると、とても下りのルートとしては通りたくない。雪があったら間違いなく危険箇所です。 「ヌカザス山〜三頭山」 おツネの泣き坂は傾斜きつい。本当に泣きそうです。ストックが役に立ちました。途中雪の中トレース見失いロスト。 少し戻りかけたが判らないので上がった。 そのまま登って作業道に出ました。変なトレースつけてしまい後から来た方すみません。 雪はありますが登りはアイゼンの必要なし。凍結すると必要になるかも。 「三頭山頂」 展望台及び西峰からの眺めは最高。富士山、雲取、鷹ノ巣、三ツドッケ、川苔、良く見えました。 先週、先々週とかあんな所まで行ってたのだと妙に納得。今日はこれから地獄が待ってるとはこの時点では夢にも思わず。 ちなみに山頂は時間早いので誰もいません。下りもノーアイゼンで問題なし。 「避難小屋」 綺麗です。トイレも綺麗。まだこの時間では人の気配なし。ナッツとドライフルーツ食べ、白湯を飲んで(コーヒーを荷物に詰め忘れた)出発。 「避難小屋〜槙寄山」 この辺は絶好調、ハセツネの時はあんな所通ってきたのだという山々を眺めながら、どんどん歩を進めます。 三頭滝との分岐で今日初めて人に会いました。槙寄山山頂は3名。 右手に見える富士山も良い感じ。冬枯れの林に少し隠れますが大写しです。 春から秋にかけてはこんな展望は得られないでしょう。 「槙寄山〜笛吹峠」 笛吹峠は思わず通りすぎそうでした。さらに絶好調。 「笛吹峠〜土俵峠」 さてどこで昼にしようか考えているとき徐々に左膝に違和感が。最近は全く出なかったのだが前日ロードで30キロのペース走やったのがまずかったのか。 以前からフル以上の距離をスピード出して追い込むと出てました。前日と合計すればフル以上の距離だ。 昼飯の土俵峠では反対から来たソロの方と会話。しばし昼飯食べながらリラックス。 「土俵峠〜浅間峠」 まだ結構雪が残っていました。凍結して時々スリップ。転倒はしませんでしたがヒヤリとしたことも何度か。 「浅間峠〜生藤山」 登りは膝が痛くないのでスピード上がります。ただその先の下りを考えると嬉しくない。三国山の手前は結構急です。 雪も残っており、途中で抜かせてもらったパーティーはしっかり冬装備でした。生藤山手前も雪が残っていました。 「生藤山〜山の神」 生藤山から先の下りはなんとなく裏高尾に似た雰囲気。妙に既視感があります。雪がついていたらしんどいだろうなという急な傾斜や痩せ尾根もあった。 「山の神〜和田峠」 巻き道は倒木があったり、枝が道を塞いでいたり結構歩きにくい。また道が細く雪が凍結すると谷に滑落しそうな箇所あり。 時間の許す方はピーク辿った方が良いかも。ただし巻き道とピークからの下りが合流した後は安全な道です。 「和田峠〜陣馬高原下BS」 雪が無ければ普通の舗装された道です。雪降ってもまめに除雪されているようです。陣馬高原下BSのトイレは水が出ないので使用不可でした。近くの店で借りられるようです。 (飲食店) 和田峠の茶屋は閉まってました。陣馬高原下の店も締める寸前。 高尾駅北口の駅舎にオシャレな喫茶室があります。いつも帰りにここでコーヒーと甘いものを食べておみやげのパンを買って帰るのですが、今回時間に追われパス。 |
写真
感想
3週連続で雪に悩まされ、今週は雪の少ないところでまったりと思っていたが、考え甘かった。
ちなみに過去3週は
1/21「高尾〜陣馬往復」」
(山レコには書かなかったが1/22も「高尾駅〜日影沢〜景信〜陣馬〜陣馬高原下」)
1/28「鴨沢〜雲取〜石尾根〜奥多摩」
2/5「三ツドッケ〜蕎麦粒〜川苔〜鳩の巣」
いずれも雪深く大変でした。
日記にも書いた通り、昔々、第1回日本山岳耐久レースに参加し、三頭山と笹尾根を通ったが、夜間通過なので景色も見えず、ただただヘッ電の先の道を走った記憶がある。
よく考えてみたら昼間の三頭山は行ったことない。雪も少なそうだし。当時のコース笹尾根をどこまで行けるかやってみようと考えた。
奥多摩湖の橋を2つ渡り登山口、急坂が待ってます。でも登りは順調。
右手に仏舎利搭、後ろに七ツ石、雲取を見ながら高度を稼ぐ。奥多摩湖はみるみるうちに下の方へ。
三頭山の手前でトレース見失いロストしたがすぐに稜線に復帰、事なきを得た。
急な登りも良いペースで快調に飛ばす。これなら和田峠まで楽に行けると思っていた。実際、昼飯前まではコースタイムを下回る時間で歩く。
昼食の少し前から左膝に違和感、昼飯休憩で回復すると思っていたが、直後の下りから痛みはひどくなり膝が曲がらない。
浅間峠の東屋で救急キットからテーピングを取り出して処置。
痛みは和らいで登りはガンガン行けるのでエスケープせずに進んだ。
三国山手前の急登も難なくこなす。
ところが下りでは一向にペース上がらず、楽勝だと思っていた15:40のバスには間に合いそうもない。
特に生藤山からの急な下りはこたえた。
これって高尾天狗トレイルで走った裏高尾のコースと同じ位急だ。
泣きが入ります。
目標を16:40のバスに切り替え、ピークはできるだけ巻く、下りはダブルストックで杖代わりに体重を支えるようにして凌ぐ。
所々ストレッチを入れだましだまし進む。ストックの有り難みを感じた。
脚はまだ生きているが左膝は終わっている。後は残り時間を計算、日没には間に合うが17:40の陣馬高原下発のバスはギリギリ。
和田峠ではストックしまい、行動食と白湯で小休止。コースタイム40分ならバス停までは余裕だと思い出発。しばらくすると和田峠で先に休憩していた方が走って抜いていく。
アレっそんなに急ぐ必要ある?しばらく頭の中で計算したらあと15分で着くはずだけど。そこに、和田峠まで2キロの看板。げっ、ということはバス停までと1.7キロ。
やばい。急がねば。曲がらない膝を引きずり必死に歩いた。17:33バス停着。なんとか間に合った。
さすがハセツネのコース、笹尾根恐るべし。最後は強引に時間内に収めました。
温かいコーヒー買ってホッと一息。若い時とは言え、良くこんなところ夜間に走ったもんだというのが正直な感想。
と言うか、夜間で何も見えないからできたのだ。あそこまで行くという目標が見えていたら心折れると思う。
思い返せばハセツネは1500スタートですぐに夕暮れ、気がついたらゴールは朝、だから出来たのだ。もう一度言います。ハセツネ恐るべし、笹尾根恐るべし。
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