天覧山-多峯山 最初のきっかけ
- GPS
- 03:20
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 213m
- 下り
- 218m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・街中の散歩感覚で歩けます ・吾妻峡に通じる道が標示も簡素でわかりづらいです |
写真
感想
天気がとても良い金曜日、仕事もとりわけ今日中にすることもなく、自由業ならではのノンビリとしたひとときを過ごしていると、なぜだか無性に山に行きたくなりました。
多摩地域で生まれ育ったので、高尾山には子どもの頃から幾度も登ってはいるものの、そういえばまともに登山などしたこともありません。
ただ、最近妻や子どもたちと吾野に栗拾いに行った際に駅でハイキングマップをもらいこの付近の山に興味を持っていたり、ネットの動画で穂高の様子などを見て憧れていたりしたのでそれらが影響したのでしょうか……。
ということで、ハイキングマップにあった(無くして見つからなかったけど)飯能駅まで西武線に乗ってとにかく行ってみることにしました。
お昼前の飯能駅で駅員さんに「一番近い山のハイキングマップを下さい」と言うと、多峯主山付近のマップをくれました。
そのマップに従い歩いて行きます。
天覧山──山登りとまでいかなくても、日頃ちょっとした運動をしている人であればほとんど公園の散歩感覚で登れてしまうのでしょうが、恥ずかしながらわずが5分も登ると息がぜいぜいと苦しく……。
とはいえ、あまりの低山のため、苦しみ始めたところで山頂に。
コンクリートの立派な展望台は、好天もあって大勢の人で賑わっていました。
5分ほど景色を楽しんで、多峯主山に向かいます。
地図には見返り坂方面ではない尾根筋の道が記されているものの、どこがその道なのかしばらく迷いました。
これは、道標がわかりづらかったからではなく、単に私が超初心者のため、山での道標の見方がよくわからなかったからですね。
気持ちの良い森林の中を歩いて行くと、しばらくして上りに。
まあさすがにもう息は上がりません。
やがて多峯主山山頂に到着。
さっきの天覧山よりまたさらに景色が素晴らしい!!
標高わずか271mとは言え、秋の澄んだ空気と東に開けた視界で都心方面が一望できます。
三角点付近では、常連らしき年配の男性が数人、まったりとお喋り中。
そのうち一人はなんと上半身裸!
確かに10月にしては暖かい陽気ではあるけれど、さすがに寒くないかと……。
その他にも、子ども連れの夫妻や犬を散歩している女性ものんびりとくつろいでます。
ベンチが空いていたので、そこで横になると、いつしかウトウトと……。
寒さに目が覚めた時には1時間近くが過ぎていました(笑)。
だあれもいなくなった頂上を独占して満足感にふけること数分、体が冷えてしまったので下山します。
森林の中の山道や神社からの石段など、楽しみながら降りていくと車道に出ました。
車道を渡り、地図片手に住宅街をさまよいながら吾妻峡への道を探すものの、目印も何も見つからず。
諦めて道行く地元の方に尋ねると、親切に細かく教えてくれました。
結局、道は民家脇の私道のようなところで、電信柱に白い紙(?)にマジックで「吾妻峡」の文字が。
しかし、これは見つけづらい。
私の経験不足を差し引いても、住宅街の中でこれは見つけにくいんじゃないのかなあ……。
やっと出会えた吾妻峡は、飛び石の橋を渡ったり、心地よいせせらぎが聞こえたりと、町のすぐ脇にあることを思えばなかなかの景観でした。
その後はひたすら車道を歩き、入間川を渡って飯能駅に。
この頃には、お昼抜きのお腹が猛烈に鳴ってます。
牛丼屋に駆け込んで一息。
つい前日までは考えもしなかった登山(ハイキング)──思いつきの気まぐれで来てみて本当に良かったと、帰りの西武線車中で一人悦に入っている不気味な中年男性が独り──。
これがきっかけで、その後低山めぐりに夢中になるとは、その時は知る由もありませんでしたとさ。
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