草津白根山
- GPS
- 04:11
- 距離
- 7.9km
- 登り
- 434m
- 下り
- 428m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
湯釜への遊歩道は石をコンクリートで固めた道で歩きにくい上、結構急だが、観光客もサンダルで登っている。 本白根山手前は道が狭く、コマクサ渋滞が起きていた。17日現在でコマクサは終わりに近づいている様子。 |
写真
感想
「歩いて飲んで温泉に入る」ことを活動目的とする会社のグループ一行に加わり、草津白根でコマクサを見るハイキングに参加した。夏の太陽に恵まれ、というか恵まれ過ぎて暑いくらいだったが、体温並みの下界の酷暑に比べれば別天地の高原漫歩を楽しんだ。ルート記録には初めて韓国ハンファ製GPSロガーPG-S1を利用。リフトの位置などを見ると20mほどの誤差はあるようだが、小型軽量で1万5000円という価格を考えれば当方には十分で、満足いく結果だった。
上野を午前中に出発する特急に乗り、途中駅から徐々に参加者を集めて長野原草津口下車。標高は600mほどあるはずだが、焼け付くように暑い。3台続行運転のバスで倍の標高1200mある草津温泉に至り、ようやく心なしか楽になった。白根山を歩くのは翌日で、この日は草津温泉を散策し大露天風呂に入って終了。夜は宿で事前の打ち上げ?を盛大に済ませてしまった。
酔いの抜けやらない翌朝は、午前9時発のバスで白根火山口バス停へ。ロープウエー乗り場の殺生河原までは満員の盛況だった。きょうも暑くて天気が良い。リーダーの説明では下界の五月並の気温と考えてよいとのことだったが、バスを降りるとTシャツ1枚でちょうど良いくらいだった。下がどれほどの暑さになっているのか、想像するのが恐ろしい。
さて、まずは湯釜の展望台へ往復し、ついでコマクサを見に本白根まで往復する。サンダル姿の観光客に混じって急勾配の遊歩道を登っていくと、バスからも目についた火口周囲の白い山体がまぶしい。歩くのがいやになった幼い娘を肩車したパパが、「帰りは歩くんだよ」とあえぎあえぎ諭している。噴火に備えたシェルターを過ぎると、左下に万座のホテルが見え、まもなく独特の緑色をした湯釜が姿を現した。
記念撮影を済ませて折り返す。見下ろすと先ほどバスで上ってきた道が、はるか下までぎっしり渋滞していた。一本バスを遅らせていたらと思うとゾッとする。その道と満車の駐車場を横切り、ワタスゲの咲く湿原の木道を横目に逢ノ峰へ。風が来なくなるとすぐに汗が噴出す。100m登って山頂の東屋で一休み。反対側へ下り切った所にリフトがあり、既にたっぷり歩いたような顔をしたメンバーが吸い寄せられるように近づいて行った。
「渋滞のため帰りのバスの時間が心配なので先を急ぐ」ことにして、めでたく全員リフトの客となる。1人350円也。これで今下りてしまった分の標高を労せず取り戻し、背の低いシラビソとコメツガなどの中を伸びる登山道を行くと、ほどなく視界が開けた。足元を見ればコマクサが群生している。しばし撮影タイム。少し傷んだ花が多く、既に花期は終わりかけているようにも見える。見事な数だが、花は全体に小ぶりだとのこと。
さて、ここまで休憩やら撮影やらで何かと時間を食い、リーダーの見込んだ予定所要時間をかなり超過してしまった。最高地点到達はあきらめ、コマクサ群生地と火口跡を挟んで反対側にある展望所で昼食とする。東に草津の街が見える。ここにも小規模ながらコマクサの群生があり、本白根山らしいランチタイムとなった。
帰りは鏡池前を通り、東から回り込むようにリフト乗り場近くのロープウエー山頂駅へ。白根火山バス停へのシャトルバスを待つ行列を横目に、今度は逢ノ峰も東へ巻いて10分余で同バス停前へたどり着いた。
相変わらず登ってくる車線は渋滞しているが、下山側はまだ流れている。午後2時20分、ダイヤ乱れで2便がほぼ同時発車となったバスで草津温泉へ。乗り換えて午後4時過ぎに長野原草津口駅に着いた。キオスク一軒が開いているだけの駅の待合室は扇風機すらなく、とにかく暑い。午後、山の上では雲が増えつつあったので夕立の一つでも来て欲しかったが、下界の空はその気配もないままギラついていた。幹事団の手にはキオスクで仕入れた缶ビールがごっそり。ああ、また楽しくも不健康な反省会が始まってしまう…。
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