ご近所山友miouさんとmuniさんと一緒に涸沢にビールを飲みに行ってきました。

と行っても元々はソロで北穂高岳に山スキーに行く予定で、実際、北穂を滑ってきたのですが、その計画に見事小姑、もとい淑女2人に便乗され、、失礼、お付き合い頂きまして、それはそれは楽しい涸沢ビールの旅となりましたとさ。以上！

って感想これだけ？

まあ今回はmiouさん、muniさんがガッツリ感想書いてくれてますし、僕は↓で今回の旅を山スキーレコとして別に書いてますので、僕の旅の詳細は↓で。
小姑2人の存在を完全抹殺した完全ソロレコに仕上げておりま〜す(^-^)/

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1160275.html

とはいえ3人一緒に歩いたのは1日目だけ、2日目3日目はバラバラというこんな旅の形をとれるのも、まぁこの2人とならではといった気もしないでもないなと、旅を終えて思うのであります。

2週間連続してお山！
え？行けるの？いっちゃって良いの？
しかも連泊？？
まるで盆と正月が一緒に来たみたい！！

…と、多少大げさではありますが(^^;
なんやかんや忙しかった自分にとっての今回。
山へ行く。
ただ、それのみなシンプルな目的の山行きでした。

同行の2人は、北穂で可変式変形スキーとか、おでんビールにモルゲン、ニリンソウと、、
大変に、立派だなぁ…と、横目で生温かく見守りつつ。
久々のテントの重さを感じ、めぐる季節を感じ、自然と空気の色の美しさを、細胞レベルで感じられた旅でした。

涸沢はメジャーレベルでは日本屈指。
なんて言うか、、リア充。
集う人たちも多彩で、毎日がパーティみたい。
きっと平日には多少静かな日もあるのだろうけど、すっかりリゾートな居心地の良さに、改めて驚きました。
ていうか、ヘリで送迎サービスがあるのはビックリした(^^;片道4.5マンだって！紙袋の女性が乗って行ったよ〜。

色々な山旅の形があり、いろんな人があるなかで、やはり厳しい、自然と背中あわせなエリア。

偶然におテラスで同席の縁にて、この金曜日、涸沢穂高岳の映像&各小屋オーナーのトークイベントへ行って来ました。
先日の続きみたいに小屋のテラスいる様な雰囲気の会場。
笑いに交えた、山小屋の仕事の日常から命にまでもの仕事の幅に、ただ頭が下がる思いでした。

カモシカのオーナーさん、ヒュッテと穂高岳山荘のオーナーさんの思い。
オーナー本人が撮影した装着カメラの、実際のレスキューの映像を見ながら、とにかく事故だけは無くして行きたいという共通の発信でした。
相談は自分とでなく山と相談してとか、
山では臆病にとか、
小さな失敗に気付いた時点で治すことで事故は9割なくなる、、とか…
ほかにも、伝えたい気持ちの沢山の表現。
切実な思いを感じました。

私のスタイルは晴耕雨読のみ。
所詮は大好きな山遊び。
雨の日は、ビールか寝るか…(^^;
やることなすこと、ばらばらだけど、
そんな辺りを分かり合える（わかりやすい）
楽チン単純の同期できる、そんな仲間と、そんな山遊びができる有り難さにつきます。

金曜日イベントでの小屋オーナーからは、今年の夏は7月迄テント場に残雪有りそうな感じ。
でも、海の日にはチェンソーでしっかり道を作りますって。
ありがたいですね。

しかし、6月に雪は降っても積雪20センチは無いという、絶妙なタイミングで滑走できた可変式変形バカ。
良かったなー(^-^)

金峰山に行った時に、えへへ〜今度の週末は3連休なんだよ、どこに行こうか。うふふ。
とニヤついていたら、なんとzawadaさんもお休みを取っていて、miouさんも調整が付くとのこと。
この時期の上高地は私としてはお気に入りで、あのニリンソウの群生と、コスモな穂高ブルーが見たくって、もともと予定のあったzさんに乗っかって涸沢ヒュッテの旅に出かけることにしました。

余裕があるって素晴らしい。
到着した瞬間の土砂降りにも焦ることなく
徳沢園ではだだっ広い敷地の中、てんでんばらばらにテントを張り
涸沢ヒュッテでも、到着即ビールとおでんでノンビリ。
こんなペースを一緒に楽しめる山友がいるって、結構ありがたいですよね。
5年前なら、どんな雨の中でも歩き出しちゃったかなぁ。
まぁ、それはそれで楽しかったけれど、しなくていい余裕があるなら、そっちの方が今の私には合っていると思う。
そうはいっても、私の想定を超えるくらいに、いつも何やかや起きてました。
いつまでも上がらない雨に始まり、夕飯のジャスミン米との格闘(^^;）
強風の涸沢ヒュッテでは、お隣の宴会に混ぜていただきつつ、いつまでも降りてこないZを心配してみたり。
（後で聞いたら、計画書通りの時間だったんですけど、この日山スキーイベントでたくさんの方が昼過ぎには滑り降りて来られていたので、タイムラグが気になっちゃったんですよ、強風とか前日の雪も気になってたしね〜と言い訳。慌ててしまってごめんなさい）
穂高岳はやはり人気のお山。
海外からのお客様も多いようで、その方々との久々なんちゃって英語コンタクトも楽しかった。
夜は強風でバッサバサいうテントに、人様にご迷惑をおかけしているんじゃないか心配で眠れなくなったり。（結局のところ最終的にはあっさり寝たけどw）
なんか、あれ？優雅な休日を過ごすつもりで来たんじゃなかったっけ？
と、ちょっと目論見が外れた、ハラハラひやひやドキドキ大笑いな3日間。
楽しい仲間に囲まれた、いい休暇でした。
お二人さん、どうもありがとう、またぜひぜひ抱腹絶倒、七転八倒な旅に出かけましょう！（笑）

◆日本の山情報
まぁ、私が偉そうなことは何も言えませんけれど。
思った以上に日本の山の情報って、海外には知られていないのかもしれないなと思いました。
地図を見させてもらっても、あれ？ここがオススメ正規ルートなの？？って感じもあり…
でも、改めて考えてみると、それも仕方がないな。
地図には夏道、冬道なんて記載はないんですものね。
それに、日本の地図会社って、海外版を出したりしているんだろうか？

よくよく考えてみると、関東平野に育った私は、夏の間も山には雪が積もっているだなんて、実際に見るまで想像もしたことがなかったんですよね。
100m標高が上がるたびに気温が下がるとか、風が吹けば体感温度が下がるなんて、実際に体験してみるまで、へー。ふーん。くらいの興味しかなかったし、教えてもらったから知っているつもりでいました。
で、実際に富士山に登って、うわ〜（＞＿＜）と初めて実感。
コンディションはいいのに強烈な寒さ。

今回たまたまお会いしたPさん。
非常に経験豊かな方でしたが、そんなことはおくびにも出さず、熱心に山の上で情報収集されていました。
お答えするのがなんちゃって英語で申し訳なかったけれど（しかも情報の出処はzawadaさん、miouさん）
Pさんは、いろんな経験からその場に行って実際に確認しなければわからないということを知っていらっしゃるのだと思いました。
概ねの無謀な出来事って、言っては申し訳ないけれど「無知」から来ているのだと思います。
自分の知識や目論見が、実は知ったつもりで成り立っているんじゃないかなって考える姿勢、改めて大切だな〜と思いましたよ。
安全に山登りを楽しむ。
やっぱり、それには正確な情報が不可欠だなと。

翌日、少し風は強かったけれどお天気に恵まれて、颯爽とPさんは奥穂に向かって旅立っていきました。
しっかり考えて、ちゃんと結論を出して歩かれている姿は、本当にかっこよかった。
私も、そういう安心感を与えられる登山者になりたいなー。
ま、もともとがヘタレだから、基本無理はしないけれど、それでも余裕のある登山をこれからも楽しんでいきたいと思います。
今回、Pさんにお会いできたのは、なかなか良い経験でした。