猿ヶ山BC(五箇山・小瀬集落〜北東尾根滑走)
- GPS
- 07:01
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,091m
- 下り
- 1,078m
コースタイム
- 山行
- 6:25
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 7:02
天候 | 雪・時々吹雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
菅沼合掌集落〜小瀬集落へ向かう。 路肩に5台程度の駐車スペースあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【小瀬集落〜907P】 ・急斜面をジグを切りながら登っていく。 ・この日はトレースなしのラッセル三昧だった。 ・雪が降ったとはいえまだ積雪は多いとは言えず時折薮付きの痩せ尾根があるのでルート取りに注意する。 【907P〜1221P】 ・雪庇付きの痩せ尾根を通過するため南側へ寄り過ぎないように注意する。 ・風衝地なので風が強くシュカブラ&ウィンドスラブあり。 【1221P〜猿ヶ山山頂】 ・気持ちの良い広い尾根歩き。ボーナスタイム。 ・ポコがいくつかあるのでうまく巻いて下山時に楽できるようにすべし。 【滑走】 ・907Pまでは激パウ。 ・そこから下は北陸特有の重めのパウダーだが降りたてなので滑りやすかった。 |
その他周辺情報 | くろば温泉(露天風呂あり) |
写真
感想
北陸大雪になった次の週末、天気予報を睨みながらSanchanと相談し、土曜日は猿ヶ山と計画した。猿ヶ山は昨シーズンSanchanと二人で行こうとして小瀬まで来たのだが、天候とかの為ではなく、僕の落とし物騒動のため敗退したのだった。
先週の大雪で北陸低山もどこでもスキーOKになり、昨日からの雪で新雪たっぷりに違いない。小瀬集落から、除雪の入らない林道を少し登って小瀬谷の橋を渡る。さらに林道を登ってから適当なところで尾根に取り付いても良いのだが、今日の積雪状況なら橋の真ん前の急斜面をダイレクトに登る。Sanchanがそう宣言して、koueiさんに有無を言わせない。
標高600mで林道に出て一息つくが、その上の907m標高点に上がる斜面もなかなか急登。林道経由で一つ東の、送電線が上っている尾根の方が緩くて楽なのだが。今日は薮もガリガリ斜面もなく、下から上まで終始ラッセル三昧、下りはパウダー三昧が嬉しい。登り中途で一時風雪が強く、このままなら1221mピークから引き返そうと話し合っていた。しかしそのピークに着くころには収まり、以後の風情ある緩斜面を気持ちよく進むことが出来た。
最後のやや急斜面を張り切って登ると、運動場の様に広い雪原の山頂に出る。風は止んでて嬉しいが、展望はない。大体ここで遠望を楽しんだ覚えは殆どない。冬の最中に、天気は今一だから猿でも行くか、と来るのだから仕方ないか。山頂の台地は、雪がなければ走り回れるような広場だと思っていたが、一昨年の10月に初めて無雪期に来たら、一面の笹薮で細い道の途中に山頂道標があるだけだった。今はその笹薮も全て雪の下。
下りの滑降は期待通り以上のパウダー、パウダー、パウダー!で最高に楽しく滑り切った。900mピークから少し下りて、登りのルートと外れたと気づいたときは一瞬緊張したが、それも難なく修正したのだった。
先週の寒波で北陸の低山にもようやく冬がやってきた。
だが週末の天気予報は荒れ模様とのこと。
こんな時は稜線やピークが開けているような山は厳しいので樹林帯滑走が望ましい。
ならば、とNishidenさんとkoueiさんに声をかけて猿ヶ山に行くことになった。
2年前にブナオ峠林道入口〜南尾根を登ったので今回は北側の小瀬集落から詰めてみる。
早朝まで天気が荒れるようなので出発は遅めの7時過ぎとする。
みんな時間通りに集合して小瀬集落を出発。
今シーズンまだスキーヤーは入っていないのかトレースはなかった。
最初の急斜面に取り付くといきなりハードなラッセルが待ち構えていた。
木々や薮もうるさくてルート取りにも難儀する。
だがこれも山スキー。
細かい難所を克服しながら登っていくのも楽しみ方のひとつである。
907mピークからは風が強くなり少し前までの青空が嘘のように厳冬期の雪山にその姿を変えた。
1時間ほど登り1221mピークあたりまで来ると再び穏やかな表情を取り戻してくれた。
そこからは気持ち的にも余裕ができて3人でラッセルを回しながら無事登頂。
景色こそ見えなかったが標高差1000mを登り切ったという達成感に満たされた。
しかし今日のメインは滑走タイム。
激パウ滑走を楽しむためにここまでラッセルしてきたんだ。
ようやくファットスキーの本領発揮。
パウダーの浮遊感がたまらない。
さすがに下部は北陸特有の重いパウダーだったが、標高差1000mを余すところなく滑走することができた。
さて、少しハードだったが準備運動は終わり。
今日だけのパートナーのkoueiさんには申し訳なかったが翌日の本番が待ち遠しかった。
当初の予定の山は強風のため猿ヶ山に変更になったがこの山も昨年から滑ってみたいと思っていたので雪もどっさり降って楽しみにしていた。
さすがに豪雪地帯で雪が多い。麓はまだ風もなく雪も降ったり止んだり、しかし上空は雲の流れが速いので強風だろう。標高を上げ900m付近になると強風で顔が痛い。ラッセルではどうも頑張りすぎる癖があり汗をかきそれも冷えてきた。最近晴れ続きだったので久しぶりのというかこれが当たり前の荒天に心が折れかけた。
防寒対策をして再び歩き出すと寒さは感じずまた気合が入ってきた。さらに標高を上げるといつの間にか風は止み緩斜面で霧氷。それまで心の余裕がなかったが会話も弾み景色を楽しむ余裕も出来てきた。雪も軽く滑走が楽しみだ。山頂で休憩した後お楽しみタイム。
雪は軽いが深い雪は不慣れで無理に曲がろうとするのでうまく滑れなかったがSanchanから助言をもらい実行すると結構慣れてきた。最高に楽しかった。危ない場所は慎重に滑り楽しめるところは写真を取りながらあっという間にゴール。
登頂はできるかわからなかっただけに大満足の山旅となった。温泉の露天風呂が最高に気持ちよかった。
コメント
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ようやく、北陸の面目躍如です。
お天気はイマイチですが、
滑りは楽しそう!
コーエイさん、#23、良いです!
まるで、大●ジですよ・・・失礼。
日曜日も動物編ですかね?
クマ
はいクマさん、
3シーズン振りにいっぱい降ってくれて、喜びに咽んでおりますよ。
翌日の日曜日は、山名は動物ではなかったですが、輝山の北尾根から奥飛騨のクマ牧場が見えましたよ。
クマさんいるかな、ってね。
クマさん、想定外の恵那山BCレコありがとうございました(笑)
恵那山もまだ登っていないので気になっていますが、スキーは厳しそうでしたね。
北陸にもようやく冬がやってきました。
もうどこでも滑れます♪
日曜日はマイナーですが輝山へ行ってまいりました。
連チャンでヘトヘトになりましたが^^;
クマさん こんばんは
今まで好天に慣れていたので荒天は厳しかったです。プチ地獄ですかね。相変わらず地獄には鬼がいましてシゴかれて来ましたよf(^_^;
あの写真はSanchanには撮られずにすんだのですがNishidenさんにはバッチリおさえられていました。お二人もたまにやってますが公表すると倍返しされそうなのでイジラレ役に徹します(強がり)
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