《三遠南信》寒狭山・豊川源流 (段戸山未遂)
- GPS
- 07:30
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,161m
コースタイム
- 山行
- 6:57
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
本長篠8:19→田口9:00 豊鉄バス田口新城線(土日)920円 |
写真
装備
個人装備 |
スパイク地下足袋+脚絆
焚き火セット
ノコギリ+ナタ
弁当
水筒
軍手
ラテルネ
地図磁石
防寒具
雨具
|
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共同装備 |
ツエルト
6mm×10m
|
感想
段戸山最高峰の鷹ノ巣山を豊川源流から目指した。林道ではなく沢からを考えたけど、企画したのは秋。気がつけば冬至。水が少なきゃいけるかもと思ったが雨上がりで水量多し。しかも昨日までと変わって急に冷え込んだ。水流に足をチャッポして、やめる。何やってんだか。でも寒狭山はいいルート探せてよかった。
飯田線のワンマン車掌は無人駅だらけで忙しそうだ。あれは凄い。ワンマン社長とえらい違い。本長篠発バスはいつも通り貸切。降りた田口は設楽町の中心地。商店街の名残あり。
寒狭山南東面沢目指して豊川本流に降る。田口は一段上の台地上の貴重な平地なのだ。豊川本流の左岸が車道、右岸が東海自然歩道という、二十年ほど前行政が整備した遊歩道だ。遊歩道と言っても、何時間も歩かないと次の里に着かないしバスも無い、かなりハードな遊歩道。一体誰が利用するのだろうね。でも舗装路歩くよりよほど良い、大変感謝。傾斜も無く静かな道が大名倉につくと、石垣だけが遺されたススキの原だった。前は村だったところ。どこの通り道でも無い。縄文時代からすみやすい所だったみたいだ。今は古城跡みたいだ。
寒狭山南東面沢に入る。小さな水流だから沢沿いに。やはり踏み跡あり。人も獣も歩くところは同じだ。炭焼き窯跡もたくさん。この頃は賑やかだったろうな。沢を詰めると林道に出、そこからちょうど山頂への地形図にはないけど登山道の道しるべがあった。標高が800mを越えると急に涼しくなった。道は寒狭山東峰に上がり、コルへ降って山頂へ。山頂は霜降りだった。風が冷たい。腰も降ろさず下降路を探す。そのまま北面の沢を降りても良いが、傾斜の緩い東峰の北東面を降りる。杉林の踏み跡を適当にハシゴしながら降りていくと、林道に出た。そのまま養魚場目指して直滑降して宇連集落へ。ここは大名倉と違って何軒か住んでいるみたい。でも歩行者には会わずに集落を抜け、いよいよ段戸山最高峰へ。
林道を詰め入渓点の中山橋で思案する。水量は多く、気温10度以下の日和には厳しい。かといって林道くねくね登って山頂に行くのは豊川源流最高峰に無礼である。それから、越えた後のバスの時間がギリギリと思われた。すでに日が陰っている谷底で決断。また来よう。
来た東海自然歩道を田口までトボトボ帰っても、やはり日暮れまでかかった。それでも、舗装路歩きがないから気持ちが良い。宇連では日当たりのいい縁側に丸い三毛猫が目を細めていた。幸せそうな猫だ。
薄暮の田口に戻ると、バスの時間まで1時間以上ある。造り酒屋の蓬莱泉によって、原酒生酒を量り売りで四合瓶買う。試飲して、美味しいですねえ。バス停横のラーメン餃子屋でバスを待つ。メンマとチャーシューがすごく美味しい。餃子も。おじさんと話していると、大名倉の集落にはいずれダムができるそうで、それで廃村になっているのだそうだ。あの縄文遺跡が、石垣の集落が、沈んでしまうのか。森林軌道のことは、知らないようだった。でも、林業が盛んだった頃には、この田口に、映画館も風俗もあったそうだ。四階建ての警察署だってあるんだからね。
バスの運転手は、寒いだろうからって発車前に少し早くバスに乗せてくれていたのだけど、ボスに怒られたみたい。運輸業界は規則に厳しいから。運転手さんありがとうございました。
明日も休みなんだから、泊まりの計画で来ればよかった。ツエルトもノコもナタもガンピもあるし、今日だって行けるところまで行って焚き火して眠ればできたのだけど、今、山行きを縛る外の力が働いていて、どうしても泊まりの計画で出てこられなかった。いつになったら和田さんみたいに自由に旅ができるのか。
蓬莱泉生酒量り売り飲みつ。
コメント
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愛知の知り人ぞ知る”空”の酒屋ですね〜私もおいしいとおもいます
もし設楽ダムができたら、味変わっちゃうのかな〜なんて思います。聞くところによると、その辺だけが残って周りは水没って聞いてますが???愛知の一大プロジェクトですね(本当に要るのかどうかわかりませんが・・・?)
私は地元ですからよく知ってますが、世間でもそこそこ知名度あるんではないかって思いますが・・・
いや、全然知りませんでしたよ。というか、地酒は地元行かなきゃ知りません。本当のサケは遠くから取り寄せるほど作ってないでしょ。
田口は豊川本流ではなくて支流みたいだから、ダムの水と関係なさそうですよ。森林軌道跡も縄文遺跡跡も、碧水のゴルジュも皆水没なんですか。
しかしイトーさんはこの行程、山頂到達で往復していましたよね。寒狭山なし、林道利用とはいえ、帰りのバスに間に合うか、結構心理的に緊張したのではないですか?
yoneちゃん、おはようございます。
蓬莱泉は、やっぱり全国区ではないんですね・・・やっぱり世間出てないからわかんなかった、井の中の何とかですね〜
基本、私、人に聞いて、調べることしないから、定かではないですが、田口は、橋でつながって、堰を作るだけで、基本、橋でつなぐって言ってました!?
私は、いつも、人の計画をつないで歩いて行くんで、バス使うときは、かなり緊張しますね 真面目に昼に残距離を確認して、そこから時計とにらめっこ、バス、それもローカルバスっていくか、コミニティーバスの類は、大変です。でもね,yoneちゃんの”バスルート”教えてもらい、大分、バスに対する精神的苦痛、減りました。ありがとうございます
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