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【1日目】
猿倉荘から登山を開始する。
登山ポストはここに設置されている。ゴールデンウィークの期間は遭対協の隊員が詰めており最新の情報を入手できる。
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年によって異なるが5月初旬であれば猿倉荘から雪の上を歩くことになる。
小屋の脇からブナ林を登ると林道に出る。
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林道を進むと長走沢を通過する。
開山祭(貞逸祭)に合わせて橋が架けられるのでそれ以前は飛び石で渡ることになる。
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正面に白馬岳を望みながら進むと大雪渓の舌端部を通過する。
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雪渓を緩やかに登ると白馬尻小屋に到着する。
この小屋は雪崩による破損を防ぐため10月に1度取り壊される。翌年5月に再度土台が掘り起こされて小屋が建てられる。
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白馬尻から緩やかに大雪渓を登り始める。
スキーヤーも多いので衝突には十分注意したい。
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白馬大雪渓は大きく分けて3つに分けられる。
最初の急登は長くつらいところだ。またこの辺りは右手の3合雪渓・2合雪渓・正面の小雪渓からの雪崩に警戒すること。
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左手には杓子岳の天狗菱がそびえるが落石に注意したい。
大雪渓はここから更に傾斜を増す。
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夏は小尾根を登る葱平付近。
ここは40-50°ほどの急斜面となっており毎年重大な滑落事故が発生している。
アイゼンをしっかり利かせて確実に登高しよう。
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やや右手にルートを取りながら急斜面を登ると避難小屋に到着する。
ここまで登るとやや傾斜が緩やかになるが油断は禁物だ。
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ここからは2つのルートが考えられる。
右手の岩尾根沿いに進む(やや急)か主稜線方面に登り右手に巻くように進む(やや緩やか)か判断しよう。
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白馬岳頂上宿舎が見えてくると再度急斜面となる。
長く厳しい登りが続くが頑張ろう。
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猿倉荘から6時間強で村営白馬岳頂上宿舎に到着する。
こちらの小屋は通常6月中旬頃から営業開始だ。
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雪解けの早い年にはウルップソウが咲くこともある。
頂上宿舎の周辺で早いものは5月下旬頃に開花する。
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頂上宿舎から白馬三山の杓子岳・白馬鑓ヶ岳を背後に望みながら主稜線へ向かう。
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富山県との県境となる主稜線上に出ると雪はない。
アイゼンを外して正面に見える白馬山荘へ進もう。
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猿倉荘から7時間ほどで白馬山荘に到着する。
例年ゴールデンウィークに合わせて営業を始める貴重な山小屋だ。
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小屋で宿泊の手続きをしたら荷物を置いて白馬岳の山頂を往復しよう。
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小屋の周辺から山頂の間では雷鳥が多く見られる。
この時期は求愛行動・繁殖・縄張り争いの時期と重なるので「つがい」を見掛けることもあるだろう。
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5月下旬になると白馬山荘の裏手にはツクモグサが一斉に咲き出す。
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白馬山荘から白馬岳山頂に向かう。
背後には剱岳や立山三山・裏銀座方面の山々を望む。
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白馬山荘から15分ほどで白馬岳の山頂に到着する。
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山頂からは素晴らしい展望が広がる。
こちらは毛勝三山から剱岳・立山・黒部五郎岳・鷲羽岳方面。
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南側には後立山連峰の五竜岳・鹿島槍ヶ岳から槍・穂高連峰までを望む。
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山頂での滞在を楽しんだら白馬山荘に戻り1泊する。
陽が沈むと共に後立山の山々が赤く染まり出す。
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白馬山荘の夜。
天候条件が良ければ旭岳の左側に富山・黒部市街地の夜景を見ることができる。
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【2日目】
妙高・黒姫山周辺から朝陽が昇る
雨飾山・高妻山・戸隠連峰・鳥甲山・谷川連峰などの大パノラマが広がる。
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朝陽が昇ると剱岳が赤く染まっていく。
山ならではの荘厳な一瞬だ。
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白馬山荘を出発して旭岳に向かう。
登高ルートは左側のスカイラインから右手奥のピークに向かう。
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急雪壁を登り頂上稜線へとたどり着く。
雪の状況によっては脆い岩場を通過しなければならない。決して無理はしないこと。
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日本百高山のひとつとなる旭岳の山頂に到着する。
山頂に登場を示すものは設置されていない。
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あまり知られていないが旭岳の山頂にはツクモグサの大群落がある。
雪が消えると一般的な道はないのでこの時期限定となる。
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旭岳を後にしたら村営白馬岳頂上宿舎から大雪渓を下り始める。
小雪渓付近は非常に急なので滑落には十分注意したい。
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大雪渓の下りは雪崩・落石に十分注意したい。
背後からやってくるので気が付くのが遅れる場合がある。致命的な結果になりかねないので警戒を怠らないこと。
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下るに従い緩やかな斜面となる。
白馬尻上まで下れば猿倉まで1時間弱の距離だ。
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【入浴】
「八方の湯」は八方交差点にある日帰り天然温泉施設。
立地条件がよくアクセスに優れ利便性が高い。
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【おすすめ周辺情報】
白馬岳の開山祭となる「貞逸祭}は毎年5月の最終土曜日に開催される。
神事の他に記念トレッキングや山菜の振舞いなどが行われる。
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【おすすめ周辺情報】
「林檎舎」は胡桃汁でいただく蕎麦が美味しい。
白馬は蕎麦処が多く駅近くの「手打ちそば双葉」や「いっぷく」などがおすすめだ。
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【おすすめ周辺情報】
「グリンデル」は白馬ではよく知られた食堂だ。
自家製ベーコンの定食はリーズナブルでおすすめ。
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【おすすめ周辺情報】
「アンクルスティーブンス」はメキシコ&アメリカ南部料理のお店。どれもボリューム満点で美味しい。
夜は国内でも有数の品揃えとなるテキーラを楽しむことができる。
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【おすすめ周辺情報】
インド料理が楽しめる「インディーモモ」のおすすめはカレーとタンドリーチキン。
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【おすすめ周辺情報】
「Sounds Like Cafe」は異国情緒満点のカフェ。
ボリューム満点の本格的なハンバーガーはもちろんだがパンケーキなどのスイーツも絶品だ。
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【おすすめ周辺情報】
スイーツと言えば「Ricca」がおすすめ。
各種ケーキも美味しいがオリジナルの「はくばうむ」はふるさと納税の品にも選ばれている逸品。
ブナ林の道をわずかに登ると林道へ出る。これをたどれば大雪渓へと導かれる。
白馬尻から大雪渓へと進むが、雪崩・落石に注意しながら登りたい。
白馬大雪渓は上部へ行くに従い急な斜面となる。特に小雪渓付近は40-50°程度の斜度があり、滑落は致命的となる。アイゼンを蹴り込んで確実に登高したい。
これを越えるとやがて村営白馬岳頂上宿舎が見えてくる。
最後の急斜面を登れば宿舎を通過、北アルプスの主稜線へとたどり着く。
ここから白馬山荘までは20分ほどの距離だ。
この日は小屋で受付を済ませ、白馬岳を往復して終了となる。
翌日は旭岳に登ってから下山しよう。
白馬山荘から緩やかに下り、右手の大雪原へと進む。正面に見える旭岳の左スカイラインから登ると山頂へ至るが、山頂付近は岩混じりの稜線となる。
あとは旭岳から主稜線上に戻れば、往路の大雪渓を下り猿倉へと向かう。
※登山口に登山ポストあり。
https://www.hakuba-sanso.co.jp/
営業期間は4月下旬-10月中旬。
※満車の場合は八方第5駐車場などを利用し八方バスターミナルから猿倉に向かう。
悪天候時の行動は慎むこと。
大雪渓の登り下りは雪崩・落石に要警戒のこと。
小雪渓は急な斜面が続くので滑落に注意すること。毎年重篤な事故が発生している。
旭岳の山頂付近は残雪の状況により脆い岩場を通過する。落石や転倒に注意したい。
八方交差点にある日帰り天然温泉施設。立地条件がよくアクセスに優れ利便性が高い。
http://hakuba-happo-onsen.jp/happo/
白馬岳の開山祭。毎年5月の最終週末(土曜日)に行われる。
http://www.vill.hakuba.nagano.jp/privilege/kaizansai/index.html
《林檎舎》
胡桃汁でいただく蕎麦が美味しい。白馬は蕎麦処が多く駅近くの「手打ちそば双葉」や「いっぷく」などがおすすめだ。
http://sobakoboringoya.com/
《グリンデル》
白馬ではよく知られた食堂。自家製ベーコンの定食はリーズナブルでおすすめ。
https://goo.gl/maps/hkbp8gS8E332
《アンクルスティーブンス》
メキシコ&アメリカ南部料理のお店。どれもボリューム満点で美味しい。夜は国内でも有数の品揃えとなるテキーラを楽しむことができる。
http://www.unclestevenshakuba.com/
《インディーモモ》
本格的なインド料理が楽しめる。おすすめはカレーとタンドリーチキン。
http://www.hakuba-joho.net/hindi/info.htm
《Sounds Like Cafe》
異国情緒満点のカフェ。ボリューム満点の本格的なハンバーガーはもちろんだがパンケーキなどのスイーツも絶品だ。
http://www.sounds-like-cafe.com/
《Ricca》
各種ケーキが美味しい。オリジナルの「はくばうむ」はふるさと納税の品にも選ばれている逸品。
https://goo.gl/maps/ag81yBtznHA2